予防って大切/ホリエモンに魅せられて(セミナー書き起こし)
有料範囲を狭めました(2020.10.19)
<予防医療普及>
はじめまして、にー坊(@nkazukichi)です。
生活習慣病の予防をする仕事しています。
今日(10月16日)、堀江貴文さん(ホリエモン)が,理事を務める
「予防医療普及協会」のセミナーに参加してきました。
※セミナー自体は無料でしたが、セミナーの外側のイベントは
有料(事前申込がないと、5,000円くらい)
じゃじゃーん
セミナー後、ツイートしたら、なんと・・・堀江さん本人の
リツイートが・・・
この閲覧数(桁違い)
堀江さんの本は、個人的にも、仕事の一環としても読んでます。
その堀江さんに、堀江さんをはじめてみる・・・
ということで、仕事を調整して駆けつけました(^^)/
もともと、自分も、自分自身が健康で楽しく暮らすためには
どうしたらよいだろうということで、今の仕事をはじめました。
ちまたでは、「健康経営」とか「働きかた改革」とか。
従業員を大切に・・・みたいな動きもありますが。
ちょっとまって、もともと、我々「従業員」は、企業にわざわざ
健康になれと言われないと、健康でいられない存在??
と違和感をもっていました。
会社が、健康イベントをやったり、アプリを配布するのはいいんだけど
「働きがい」とか、「給料」とか、「仕事教えてくれる上司」とか、
そういうことの方が、心身ともに健康にいられるじゃん。
と思っています。
でも、みんな「仕事」大切ですもんね。人生の時間をたくさん
会社に捧げることで、自分の健康(命)を削るなんて、もったいない。
だから、「自分をもっと大切にしましょう。」
これを伝えるために、今の仕事をしてます。
でも、健康な人が、健康なままでいられる大切さって、伝わらない。
商品開発をする私自身も、どうすれば・・・って、日々悩んでいます。
そんな私にとって、「堀江さん」や「予防医療普及協会」って、
周回遅れで走り出したのに、あっという間に、前に飛び出した
気にせずにはいられない存在なんです。
パネルディスカッションがはじまり、いつもどおりの黒いTシャツ
(きっと、wagyumafiaのやつ)で、堀江さんが現れて、
あれ、おとなしいな。
と思ったら、後半、怒涛のトーク。しびれました。
いずれ、本にもなるんだろうなと思いながら、自分のためにも、
そして、もっと自由に=もちろん健康に 生きたいと思っている
今回のセミナー知らなかった・・・、いけなかった・・・
という人のために、「はじめて 有料note(気持ちだけ)」を
書いてみようと決心しました。
堀江さんや、著名な先生の健康メソッドを、
短時間で効率的に、吸収していただけるように、
私なりに、まとめてみました。
<予防医療普及協会 @堀江貴文さん参加について>
まず、セミナーは、以下の構成でした。
①講演(門部先生=医師)
②講演(塩見先生=理学療法士兼、筑波大学研究室)
③講演(長井先生=管理栄養士)
④パネルディスカッション(上記3名 + 堀江さん、三輪先生=産婦人科医)
※登壇メンバーは、予防医療普及協会のサイトからも確認できます。
まず、
①講演(門部先生)
皆さんに知っておいて欲しいことを話していました。
日本には、「国民皆保険」があります。
これは、国民全員は、「健康保険証」をもっていて
いつでも、低価格(3割負担)で、適切な医療が受けられる。
という、世界にも類のない制度です。
(めぐまれてますよ~ 日本人は、国が7割も負担してくれてる)
さらに、住んでいる地域によっては、お子さんの医療費を
「中学生まで無料」というところもあります。
ところが・・・
日本は、”高齢化”、”労働人口の低下”、”経済の停滞”で、
この医療費が大変なことになっています。
ここに拍車をかけているのが、「予防」がきちんとできていない。
ということなんですよね。
欧米型の食生活や運動不足などで、糖尿病なんかの生活習慣病も
増えてきていますし、
がん検診の受診、ワクチンの接種、それらに行政が促進するための
判断となるデータ(ナショナルデータベース)の整備もままならない
状況ということでした。
お隣の韓国は、胃がん検診(内視鏡)は、無償なんです。
(高所得者は、10%程度負担)
内視鏡は、日本が一番、開発しているんですよ。技術がすすんでいるのに
きちんと受けていないということも話していました。
このままだと、「国民皆保険」が維持できない。
いや、それ以上に、われわれは、自分の健康は自分で守らないと
いけない。(自分たちのために)
そういう状況になっているんです。
予防医療普及協会は、そのために立ち上がったんですね。
胃がん・すい臓がん・大腸がん・食道がん (罹患する人も多く、
その割合も増加しています。)
でも、きちんと予防すれば、罹らずにすむんです。助かるんです。
きちんと、知って欲しいです。
②講演(塩見先生)
いや~、目からうろこでした。
筋肉は、人体最大の臓器 = 筋肉をつけることで、臓器も鍛えられる。
というテーマのお話でした。
筋肉と、臓器は、同じ毛細血管ということ。
マウスの実験でも、筋肉増強したマウス>普通のマウス で、長生き度が
違ったようです。(あくまでマウスです)
「健康年齢」という言葉を、ご存知ですか?
健康年齢=健康でいられる年齢ってことなんですが、
どうやって測定しているか知っている人は少ないと思います。
実は、厚生労働省が、アンケート調査みたいなもので測定しています。
え、(自分は知ってましたが、最初は驚きました)
ちゃんと、介護認定受けたとか、病院で集計してとかではないんですね。
受け取った本人が、シンプルにいうと「元気」・「元気じゃない」みたいな
5段階くらいの質問に、”主観”で答えているだけ なんですね。これが。
じゃあ、健康年齢(いまだと 男性80,21歳、女性74,21歳 2018年)
なんですが、人生100年時代。どれだけベッドで過ごすのか・・・
と、青ざめてる人もいるかと思います。
いや、そうじゃないです。と先生。
これは、さきほどのアンケート調査の結果なので、
実際に介護になってしまっているのは
男性1.5歳(年)・女性3.3歳(年)
ということ。
女性の方が、生命力が強く。長くいきられますね。
逆にいうと、介護で筋肉が落ちてしまうと
生きることにも支障がでてくるんです。
筋肉大切ですね。筋トレしようかな。
ちなみに、運動習慣がある人は、3割。
運動に関して情報収集しているけど、運動はしていない人は、2割。
情報収集も、運動もしていない人は、4割。
みなさんは、どこに該当しますか?
③講演(長井先生=管理栄養士)
栄養と予防について がテーマでした。
はきはきしゃべる元気な先生でしたね。
管理栄養士って、何をしている人がわかりますか?
栄養士じゃなくて、管理栄養士ですよ。
糖尿病の患者さんなどへの栄養指導や、メタボの人への特定保健指導
あと、お弁当とか、そういうのの監修とかも目にしませんか?
コンビニの弁当とかで、野菜が1日分とか、栄養バランスがよいとか。
身体を、食事=栄養素を測定して、管理して、健康に近づけるという
お仕事ですね。
食戟のソーマ(漫画)でも、監修ついてましたね。
だから、作っていれば、おいしいはず。
でも、ミスター味っ子は、ついてなかったかな。
だから、作ると、ちょっとおいしくないものも、もしかしらあるかも
(完全な私見です。無視して)
先生いわく、
在宅で看護・医療を受けるひと(これからもっと増えてくる※)は、
77.5%が、低栄養なんですって。
そうすると、ますます、病気が治る力が・・・
(※自分で調べたことですが、厚生労働省では
病床数を減らす方針をとってます。
だから、みんな病院ではなくて、終末期を在宅で
過ごす人も増えてきてしまうんです。。。)
とくに、地方のいわゆる、診療所では体制が遅れているんですって
予防は、総合力だから、さきほどの筋肉もそうだし、この食事(栄養)
も、全部そろわないとだめなんですよね。
管理栄養士さんの栄養指導は、昭和53年に、診療報酬が5点。だったのが
いまは、260点(52倍)。
医療費として高くなっている=優先度が高い。ことになっているそう。
管理栄養士さんの活躍に期待したいですね。
ちなみに、自分の知り合いには、管理栄養士さんが何名もいますが。
管理栄養士=料理好き・上手 では、ないそうなので。
決めつけなどには、気を付けたいところですね。男性諸君。
④パネルディスカッション(上記3名 + 堀江さん、三輪先生=産婦人科医)
さて、ついに最後。堀江さんの登場です。
私が、知りたかった答え(勝手に思っていただけです)に、
あっさりと答えてみせてくれました。
働いている世代が、健康でいるためには、どうすればいい?
(比較的健康な人が、病気にならないようにするためには?)
「みんなマスクしてるじゃん。今回のコロナ=恐怖訴求って、
一つ有効な手なんじゃない。そして、人の目だね。」
はは~、なるほど~、そうきたか。
いや、これは、本当に 納得なんですよね。
実は、恐怖訴求って、思いつくんだけど。本当にそれがいいのか
迷う施策なんですよね。
「タバコやめないと、肺がんになりますよ。」で、
「はい、やめます」ってひと、そんなにいないですよね?
(自分の父はそうでした)
あれって、恐怖訴求です。
なぜか、恐怖訴求って、楽観的に変換してしまう。ので
自分としては、あまり効果的でないのかなと思ったのですが。
いま、なんとなく「新型コロナウイルス」怖がってる・・・と
思ったんです。
そして、もうひとつ。「人の目」
マスクとか、消毒、たしかに、人の目をきにしてしてる側面も
あるわ。と。
堀江さんいわく。
飛行機内で、マスクしていないと降ろされる問題。
あれって、実は、クレーマーがいるかいないかの差だと。
(言い切れるのが、堀江さんらしい笑)
クレーマーがいると、CAさんが注意しにくるらしいです。
あいつ、マスクしてないぞと。
(ほんとうか?)
でも、話の流れは、日本人の家族愛に。
答えは、
「恐怖訴求×人の目=家族に感染させないために」
だったんですね。
ほら、ちょっと納得しませんか?家族や大切な人には
傷ついてほしくないですもんね。
HPV(子宮頸がんを引き起こすもの。おもに性交渉で感染)
とかも、そう考えると、考えられれば、予防されていきますもんね。
そして、予防の促進のために「政治」をどう動かすか?の話に。
菅総理になって、HPVの新しいワクチンが、認可されたとのこと。
そして、三原じゅんこさんが、厚労省の官房副大臣?に就任された。
なぜ、「安倍総理」にはできなくて、「菅総理」にはできたのか。
政策の好き嫌い、優先順位。
だって、総理も人だから。
そう、政治家って、それぞれに考え方が違う。
あたりまえのことだけど、やはりそこって重要。
論理的ではなく、感情的に動いてるんだよね。
だから、「陳情」って有効なんです。政治家は、「陳情」してくるひとを
困っているから助ける。助けている。なんです。
「陳情」に来ないひとは、困ってないひと。
でも実際は、「陳情」するひとは、それをしないと生活できないひと。
しないひとは、とくに、それがなくても生活できるひと。
いいかえると、前者は、「既得権益」なんです。
どうりで、「既得権益」だらけになるわけだ。大きくうなずきました。
政治家に「陳情」しない、われわれ(わたしですね)は、政治家には
存在しないも同然。
(若い人~、聞いて~)
政治家は、困っているひとを助けようと「陳情」してくるひとを助ける。
だから、どんどん、歪になってきているのかもしれない。
いや~、政治に興味をもつ、投票する。大切ですね。
ちなみに、政治家のネットワークはかなり張り巡らされているので、
首相・閣僚・国会議員でなくても、区議会議員さんに、「陳情」する機会が
あると、かなりの確率で、国会議員に伝わる。という話をしていました。
政治家は、解決できる課題(実績をつくる)ことが大切なので、
ネタは常に探しているんですって。
だから、区議会議員さんに、メールでも、会って話すでもなんでもいいので
困っていることは、伝えていく。というだけでも、世の中を変えていけるんです。
健康から、時事ネタ、政治まで さすがの堀江節が全開で、
自分としては最高のセミナーでした。
ご清聴ありがとうございました。
みなさんも、健康で自分らしく人生を歩みましょうね。
また、機会があれば。