頬粘膜がん 265日目 ひもねす何もしない闘病記
頬粘膜癌 265日目。
血圧 112-80 mmHg
血糖 - mg/dL (朝食前)
酸素 99 %
脈拍 65 拍/分
体温 36.3 ℃
体重 69.5 kg
病状的には大きな変化もなく安定した日々をごしている。
闘病ブログ的には起伏の少ない内容になってしまうんだけれど、当の本人にとってはこういう何もなく、書くことがないようなそんな日がずっと続けばいいと思っているわけだ。
もともと、自作小説を書いてアップするって恥ずかしい事をやるのが目的で作ったブログなので昔はそういう恥ずかしい事をバンバンしていたw
今だって、自分の病気の事だとか、日常の事だとかをぐだぐだと書き綴っているわけだから同じように恥ずかしい事を恥ずかしげもなくやるブログに変わりはないわけだけど。
もと、アマチュア小説家もどきからすれば、闘病ブログという分野が”書き物”の分野であると考えるならば、再発せず、副作用は増悪せず(増悪はしてなくてもつらいものはつらいのだがね)、なんなら新たな職も得てなんだか幸せそうなこの状況は序・破・急あるいは起・承・転・結でいえば長すぎる導入と言えるだろう。すでにダメな作品のにおいがプンプンするやつだ。
でも、なんならずっと導入部分のままで良いじゃないか。
ずっとずっと次の”破”であったり”承”であったり、そういうドキリとする転換なんてのは必要ない。僕はこういうだらだらとした導入部をずっと書き続けて、読み手からは”なんにいも起こらない、つまんない書き物だ”と怒られてしまえばいいと思っている。
猫が昼寝をするような、そんなひもねす何もしないような、そんなブログを続けてやろうともくろんでいるわけだ。
もちろん、日々の症状の事なんかも書いたりする。
なんせ、闘わないけど闘病記だからね。
すると、誰か同じ病気になった人が僕のブログを見つけたりするかもしれない。
頬粘膜がんになって、右も左もわからなくて、掴む藁を探している。そんな人がここに辿り着くかもしれない。そんな時に、”同じ病気の人だ!”と思ってブログを読み始めるわけだ。ところが、中にはなんだかわかんないけれど、どうということのない日常が書かれていたりする。
昼に散歩に行ったらどうだったとか、最近趣味の模型作りが進んでない(いや、買ったスカイラインはちゃんと作りたいと思っているんです……汗)だとか、新しくセブンイレブンに売ってたアイスがおいしかっただとか、そんなことばかりが書いてある。
時々、口の中が痛いんだとか、首や肩が突っ張るとか、呼吸がちょっと苦しいよねとか書いてある。
”???”、926日目、あんまりひどそうじゃないんだけど、ってそんな風に思われるようなことになっていればいい。そんな風に思うわけだ。
だから、今日みたいに体調の事であぁだこうだと書くことがあまりない、そんな1日がいいのである。
長年使ってきたipadがどうにもならなくなってしまった。
今年の初めごろから調子が悪くなっていた。時々、突然電源が落ちたりして具合がわるいのである。でも電源ボタンを押すとまた電源が入って何事もなく動いたりする。でも電源が落ちる頻度が少し増えてきたなぁなんて思っていて、このまま電源が入らなくなったらちょっとヤバイ、ということで新しいipadを用意した。
今まで使っていたものについてはサブというか、予備機みたいな感じでいつでもテーブルの上に待機していた。時々、ノートパソコンのサブディスプレイになってもらったり。
第5世代っていういんだろうか、そこそこ頑張ってくれていた。特に使い勝手が悪いということもなく、普段youtubeをみたり映画見たり、普通にネットサーフィンやブログの巡回するぐらいだったら全く問題なく使えていた。
ここ数日はいよいよ電源が入らなくなってきて、今日は修理屋さんに相談に行ってきた。
バッテリー交換なんかで治ったりしないかな?(希望的観測)
おそらく9割がた基盤が逝ってしまってる。基板交換だと4~5万修理費がかかるという。それだけかけて治してもねぇ……(お店のお兄さんがぼそり)
という言葉をいただいて、引退とあいなった。
ありがとう。ちょっと残念ですが、ほとんど毎日、朝も夜も一緒に過ごした事に感謝して。お疲れさまでした。
今日もいい1日であった。