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教え子が今抱えていること

 こんばんは!!

 今日は、教え子Aと久しぶりに会ってきました。Aは、将来の夢に向かって某学校で毎日頑張っていますが、授業や実習の中で、先生の話や周りの学生たちの話になかなかついていけないことに悩んでいると聞き、その話を聞くために会いました。


 高校までずっと聾学校にいたAにとって、今学んでいる聴こえる人たちの中で、自分一人だけ聴こえないという環境に身を置くのは、初めてのことです。Aからこの学校に入ると聞いた時、このような悩みの壁にぶつかる日がいつかやってくるだろうなと想像していました。

 学校側では、「どこまで伝わっているのかわからない。」「どのような形でサポートしていけばいいのか」と悩んでいる様子。聴こえない学生のことを、そこまで親身になって考えて下さるのは、本当にありがたいことだなと嬉しくなります。


 「音(言葉も含む)」というのは、目に見えないものです。聴こえる人たちにとって、生まれた時から当たり前のものとなっている「音」は、Aにとっては当たり前のものではないのです。


 授業や実習でたくさんの「音」が飛び交う中で、Aがキャッチできる情報は圧倒的に少なくなります。そんな中で、「何がわからないのか。」を説明するのは、非常に難しいのです。

 そう言った状況を学校側が理解することも必要ですし、A自身も自分の状況を知ることで、相手にどうしてほしいのかを言葉にして伝える力を身につけることが大切になってきます。

 話を聞きながら、が安心安全の中で学びたいことが学べるようにするためにはどうしたらいいか、いろいろ考えています。

 今回のような例だけでなく、困りごとを抱えている聴こえない人たちや、彼らを取り巻く人たちの、場面や状況に応じて必要なサポートを一緒に考えながら進めていく活動がしたいという気持ちを、ずっと持っています。


 これから、関係機関とコンタクトをとりながら、できることを無理なく少しずつ進めていきたいと思います。
 

一日も早く、安心の中で学ぶ環境が整いますように!!


 今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました🌈💕💕
 素敵な日々に感謝します🌷🌷🌷