キャロットクラブ 一口馬主【26】(12)フェルミオンの2023血統展望
フェルミオンの2023(牝)
父サートゥルナーリア。12番目の仔となるフェルミオンの2023。奥深い血統で興味をそそります。
デビューした8頭中6頭が勝ち上がり。なんと6頭全て父が違うというから末恐ろしいです。
その6頭中3頭がOP入りしました。父サートゥルナーリアの兄エピファネイアとの仔でフェルミスフィア(牝)が3勝クラス新潟日報賞を勝利して京都牝馬ステークス4着の実績があります。
単純に兄エピファネイアから弟サートゥルナーリアに変わったと見れば期待できそうです。
話は戻って、全て異なる父で勝ち上がりを決めている母フェルミオンの仔ですが、この場合は牝祖が優れている可能性が高いです。
母母パテントリークリア→叔父タイキフォーチュンがNHKマイルカップを制覇。
同じ母母パテントリークリアで高松宮記念を勝利した近親セイウンコウセイ。NHKマイルC覇者クラリティスカイも近親です。
そしてなんと言っても四代母Tamerett
この威力が凄まじいです。これが全てと言っても過言ではないです。
イギリス🇬🇧最優秀3歳牡馬に輝いたKnown Fact、メトロポリタンハンデキャップを制したTentamの母。
さらに孫にGone West。兄には2歳時に5戦5勝でミドルパークステークスを制したシャーペンアップの父エタン。
なんだ化け物か
さらにその母Mixed Marriageは強さの源と言われ、まさか5代でこの名前を拝めるとは…です。
とてつもない牝系です。
ただ欲を言えば、
母父アグネスタキオンがもったいない。
単純に母父がタキオン以外の異なるタイプの血であれば、フェルミオンの2023もかなり面白い存在と思いますが、それを言ってしまうともはやフェルミオンではなくなってしまいますね…。
もう一つ殻を破る、重賞に手が届くには母父アグネスタキオンがもう一つかなと思います。
ただ母フェルミオンの実績と、父サートゥルナーリアでシーザリオがプラスです。兄エピファネイアとの仔フェルミスフィアの実績を踏まえると悪くはないでしょう。
美浦の森一誠厩舎です。堀宣行師の右腕だった敏腕の印象です。
馬体がまだかなとの印象ですが、血統的にはまずまず良いです。
一口9万円。お試しとしてギリギリ合格でしょうか。