キャロットクラブ 一口馬主【30】(16)ダイアナブライトの2023血統展望
ダイアナブライトの2023
続いてもドレフォン産駒の牝馬です。
母ダイアナブライトは中京ダート1800mOPのJRAアニバーサリー賞を勝利。船橋のJpnⅢクイーン賞を制覇しています。
母父ディープインパクト、母母チェリーコレクトで叔父に神戸&京都新聞杯を制したサトノグランツ、GIホープフルS2着ワーケア、GⅢ福島牝馬S3着の叔母ダノングレースがいます。
出走した7頭は全て勝ち上がりを決めています。
ん?
ここで違和感です。
母ダイアナブライトは、ディープインパクト×チェリーコレクトでダート…?
チェリーコレクトはオークスドイタリア(2200m)を制しています。
母母父OratorioはGIアイリッシュチャンピオンステークスを2分3秒台で制し、エクリプスステークスなどGI3勝。
母母母父エルナンドはフランスダービー馬🇫🇷
クイーン賞は不良でしたが、芝要素の強い配合で母ダイアナブライトがダート重賞を制すとは少し驚きです。
半妹エリカコレクト(父ハーツクライ・5歳)も東京ダート1400mで1勝クラスを勝利しています。
ダイアナブライト2023の父はドレフォン。
ドレフォン×ディープインパクトで産駒をみると、多種多様な成績です。
賞金順上位では、レッドバロッサが2勝クラスのダート苗場特別を制したのち障害のOP勝利。ワープスピードが阪神大賞典2着、ダイヤモンドステークス3着のステイヤー。エルバリオがダートでOP入り。カワキタレブリーがNHKマイルカップでシンガリ人気3着など。
結局のところ母母の牝系の血で傾向が出る印象です。
ただ面白いのが、母母チェリーコレクトなら芝のはず…なのに母がダート実績で仔が芝ダートどちらに転ぶか分かりません。
前回のシーリアの23やベルディーヴァの23でも話した通り父ドレフォン産駒は重賞3勝。重賞3着内18分の17が牡馬と、圧倒的に牡馬優勢。
プラスα上記で挙げた、カワキタレブリーなど父ドレフォン×母父ディープインパクトの賞金順もトップ4まで牡馬です。
美浦の尾関厩舎はまずまずですが、芝ダートどちらにしても京都コースを使える栗東の方が良いような気はします。
体高が低めなのもどうかですね。
総合的に踏まえると静観かなという気がします。