キャロットクラブ 一口馬主【23】(11)コントラチェックの2023血統展望

コントラチェックの23(牝)

中山GⅢ3勝コントラチェックの2023です。素晴らしい繁殖牝馬になるだろうなというのが第一感です。

先ずその中山GⅢ3勝の距離が1200m1600m1800mと全て違うことが面白い。特にオーシャンS勝利のスピード豊かな逃げ馬であることから、繁殖の価値はかなり高いでしょう。


初仔ですが、叔母に同じく中山GⅢ3勝バウンスシャッセ。GⅡ京王杯SC覇者ムーンクエイクがいます。
母の実績から牝系は全く問題ないでしょう。


母父にディープインパクトも威力十分。
コントラチェックは素晴らしい母になりそうです。








さて、問題は父サートゥルナーリアで配合的にどうか。






【1】から【23】まですべて見てくださっている方は少ないと思いますが、見ていただいている方はなんとなくお気付きになられるかと思います…..



そうです。








Sadler's Wells×Fairy King兄弟の4×4が気になります。





もったいなく感じてしまいます。コントラチェックの良さを爆発力をさらに掻き立てる種牡馬はもっといると思います。とにかく母コントラチェックは素晴らしいですが、Sadler's Wells兄弟のクロスが必要なのか…考えるとうーーーんとなってしまいます。




ただ活躍馬がいない訳ではありません。
シーザリオ(Sadler's Wells)×Sadler's Wellsで賞金上位2頭を挙げます。






それがアリストテレスとオーソクレースです。





さらに母父ディープインパクトまで同じです。







あれ?案外いけちゃうのか?






コントラチェックがオーシャンS勝ち。逃げ先行馬で素晴らしい繁殖牝馬というのを踏まえると、配合云々をすべて吹き飛ばしてサートゥルナーリア×コントラチェックでやれてしまうような気もします。


厳密に言うと同血とはいえ、コントラチェックはFairy Kingで少し違った要素もあります。


ただ、シゲルピンクルビーなどを含めてもSadler'sWellsクロスの重賞勝ち馬は少ないです。オーソクレースは勝てませんでした。アリストテレスも結局重賞1勝です。



エネイブルなど欧州で活躍馬が多いクロスです。





美浦・蛯名正義厩舎はなんとも微妙で、東京は直線が長く1200m戦がない。中山は1400m戦がないので、番組選択の難しさを強いられる可能性が多少あります。



結論としましては、Sadler'sWells兄弟のクロスが引っ掛かるものの、母コントラチェックを高く評価していて、それなりの活躍を期待しても…とは思います。



父母の素材で牝馬12.5万円ならギリギリのところではないでしょうか。


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