プレゼント 〜あなたがわたしにくれたもの〜
今回は商店街の本屋さんがリノベーションスクールについての記憶をありのままに振り返ってみたいと思います。
まずリノベーションスクールという聞き慣れないイベント?があると聞きました。
商店街で商売をさせていただき
店舗の上で生活している商店guyとしては
まちづくり系で勉強の機会にもなると思い、参加の方向で説明会などに出席しました。
他の商店街のメンバーも説明会に出ましたが懇親会会場が混み合い、私だけ懇親会に参加した記憶があります。
色々な方と交流していく中でスケジュール的に参加が難しいことがわかり、
元々使用について悩んでいた元野木書店2Fを教材として扱ってもらう、というプランが出てきました。
今思えばプレーヤーに憧れるオーナーというような立ち位置でのスタートだったかと思います。
初日、店にスクールのユニットCというグループメンバーが来ました。ほぼ初対面の方ばかりだったと思います。
挨拶をして2Fに案内し、元野木の名前の由来や地域のこと商売のことなど自己紹介をしました。
皆さん、目がキラキラしていました。昼食に誘われましたが用事がありお断りしました。
昼間の用事を済ませてメンバーに合流できそうな時間に連絡を入れてみると、居酒屋さんで懇親会中とのことでした。お店を教えてもらい合流できた時は嬉しく思いました。
靴を脱いでお座敷に上がる時に、「あ、グレーのニューバランスだ。自分と似てる靴だから気をつけないと。」と思った記憶があります。
懇親会を通してユニットメンバーが各地から来ていることを知り、飯塚に縁のない方が夜遅くまで地域のことを考えてくれる喜びを感じました。逆に当事者である私たちこそができることは何だろう?とも考えました。
嬉しい気分のままユニットメンバーの皆さんと一緒に夜中の本屋の2Fに上がり相談を続けました。
そして最終日のプレゼンを最前列で聞かせていただきました。スクール途中のプレゼンは用事があり最後まで聞けていないので、とても楽しみでした。
イベント中で忙しい中ではありましたが商店街のメンバーや私の家族も呼びました。
プレゼンの内容は元野木の2Fをカフェスペースにするストーリーでした。正直に言うとどこかで誰かがやっていそうな内容でした。
ただ、元野木書店や飯塚商店街の歴史へのリスペクト、モトノキノウエというわかりやすくキャッチーなコンセプト、オシャレなロゴ、講師の先生方の的確なコメント、これら全てが私の家族全員に刺さりました。
次の日から店内スタッフみんなで共有し、みんなでワクワクし始めました。昨今の書籍販売業界はワクワクすることがほとんど無いため、珍しいことでした。
その後は2Fベランダにソファを置いてみたり、ベランダを高圧洗浄機で掃除してみたり、ソワソワし始めました。
そのソワソワを察知したグレーのニューバランスの持ち主が連絡をくれました。
そしてその日から動き始めました。コーヒーの入れ方を教えてもらい、モトノキノウエのレイアウトを手伝ってもらい、その後の展開も相談に乗ってくれます。
コーヒーの師匠でもあり、店舗作りの相談役でもあるユウタさんに出会えたことはリノベーションスクールでの大きな収穫です。
今では月に1回ほどは八木山を登り、ユウタさんに会いにクイーンクックカフェまで行くようになりました。
スクールを通じて、元々知り合いだった方々と以前とは違う形で関わるようになったり、様々な刺激を受けたりしています。
スクールから多くのプレゼントを貰えました。
今度は私がプレゼントを渡す立場になれたらいいな、と思っています。その相手は、グレーのニューバランスの師匠かもしれないし、商店街の盛り上がりを望んでいるお客様かもしれません。
明るいニュースというプレゼントを発信できる場を作っていきます。
最後にロンドンらしいプレゼントと言えば、
ユニオンジャックのランニング、でしょうか。
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