日本の夏、トンボの夏。
こんにちは!皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
久々の投稿となってしまいました。
いよいよ夏本番ですね!
なんか「夏」って聞くだけで、
『小学〇年生 夏休み特大号』
を開けるときのように
年甲斐もなく
ウキウキ♪します。
実は、昨年から子供たちは
” トンボ ”に夢中です。
最初は上の子の
【大きなトンボを捕まえてみたい!】
という、ささやかな夢を叶えるためでした。
トンボはどこにいる?
始めた頃は、どこにいるかも良く分からなくて
近くの公園にいた、
”シオカラトンボ”や”赤とんぼ”を追いかけました。
最初は、小さいトンボでも嬉しかったけど、
だんだん欲が出てきて
”オニヤンマを捕りたい。”
しかし、待てども待てども、
近くの公園や田んぼには
大きいトンボは来ません。
大きいトンボはどこにいるんだろう?
図鑑やトンボ専門の本、インターネットで
かなりリサーチしました。Σ(・ω・ノ)ノ
(ポプラ社の本。まるでトンボのバイブルです!)
日本には、約200種類のトンボがいて、
オニヤンマは、その中でも最大の
8~10センチの大きさを誇る
トンボの王様です。
飛び方も、他のトンボのように
ホバリングするのではなく、
縄張りを行ったり来たりするそうだ。
住んでいる所は主に、
林のある川の上流。
近場でそれらしい所を探り当てても、
車が停められない場所にあったり、
危険な場所にあって行けなかったり・・・
壁にぶつかりつつ、
いろいろ行ってみた結果、
去年は、夏後半にやっと
車で行ける
”自然を取り入れている公園”と、
自転車で行ける
”小川と農道”
を見つけました。
しかし、シーズン中、
”ギンヤンマ”と”コオニヤンマ”
には出会えたものの、
オニヤンマは捕れずに
不完全燃焼で終わっていたのでした。
__________
来年こそは!と意気込んで、
冬の間も子供たちとヤンマ談義を
鬼のように交わしてきました。
満を持しての夏(笑)
本気度が半端ないです(*^-^*)
親子で夢中になる
それにしても、なんでこんなに
ハマったのか、考えてみました。
①もの凄い速さ&不規則な動きをするトンボを一瞬で仕留める、
スポーツ性。
②高い所から降りてくるトンボを待つ、
忍耐力。
③どこでどのように捕まえるか振る角度など研究する、
戦略性。
魚釣りと似ていますよね。(ってことは、いずれ魚釣りにもハマるのだろうかw)
さらに、種類も豊富で色柄も、飛び方も、
住んでいる場所も違う。
毎回、新しいトンボに出会う可能性があるんです!(@_@)/
こども達と一緒にトンボを追いかけ、
トンボを調べているうちに、
しっかり親もハマってました(笑)
ついつい燃えるんですよね、
枯れ果てたと思っていたのですが。
公園で似たようなお父さん見かけると、
【だよね、同じですよ!】と
心の中で
サムズアップ(・∀・)b!
子育てあるあるですよ~!
自転車乗ったり、夢中になって追いかけたり、観察したり。
健康や脳の発育にもきっと良くて、
ボケ防止や、
観察から帰って調べてみようになって、
探究心が出てくるのも良いかな。
トンボ採りの心得
自然を学習の場にしていくのは、
すごく良いのですが、
一方で、
昨年は”魚兼用の網”を使用したため、
荒い網目に翅や身体が引っかかったり、
虫かご内でトンボ同士がケンカして
トンボの翅が破れてしまったこと。
また網の直径が狭く、当たって
ケガをさせてしまったり…
必ず放して帰していたのですが、
何とも言えない
申し訳ない気持ちが残ったのです。
よって、今年からは、
こども達とトンボとりの決めごとを作って、
キャッチ&リリースすることにしました。
<トンボ捕りの心得>
一、動物や植物にやさしくする。(生態系を壊さない)
二、虫は捕まえて、写真を撮ったら逃がす。
(撮影が難しい時は、とりあえず虫かごに
入れて貰って後で逃がす。
虫かごはオス・メス各一匹まで。)
三、トンボのオスには「がんばって奥さん見つけてね」
メスには「元気に子孫のこしてね」と言って逃がす。
そして、昨年の反省を生かし、
👇今年は虫専用の網を新調っ!
奮発して2本(こども各1)!
さ・財布の風通しが・・・
高いが…でも子どものためだ。(◎_◎;)クッ…
新しい網は、軽量かつ直径が広めで、
持ち運びに便利な伸縮自在なのはもちろん、
こだわりは網目がストッキングのように
細かくて、深いことです。
さすが、虫捕り用。
新しい網にしてから、去年より捕獲率も上がりました。
7歳が振れる軽さなのでミスショットも少なく、
今のところ、トンボにケガをさせていません。
買って良かった・・・(´▽`) ホッ
【水の中、幼虫で3~4年過ごし、
ザリガニなど天敵に食べられずに
無事生き延びたヤゴが
子孫を残すためにトンボになり、
ついに大空を舞う。】
そんなに苦労してトンボになるのに、
トンボでいる時間は半年もない…
そう考えると、
捕った嬉しさを味わい、
観察を終えたら、
”なるべく元気な状態で早く
自然に帰してあげたいよね。”
そんな事を、
こども達と冬に話し合って決めたのでした。
気付いてみたら、
正に、☆☆☆サスティナブルな虫取り☆☆☆
【持続可能な虫との付き合い方】SDGs
だったんですね!('ω')ノ
梅雨が明け、いよいよ開幕戦。
さて、梅雨が明け、
水筒・虫かご・新調した虫取り網2本の
三種の神器を携えて…
暑い日差しの照り付ける中、
去年からリサーチしていた
トンボスポットへ行ってきました。
まずは、自転車で近所の田んぼ周辺。
おぉ~!
”シオカラトンボ”に”ノシメトンボ”がいるいる。
「おっ、あれギンヤンマじゃん!!!」
どんだけ目がいいのか、上の子が見つけます。
”陽を浴びてキラキラ光る翅、
緑とみず色の組み合わせ”
自然の色は、美しすぎる!
自然の神秘だわ☆彡
しかし遥か5~10m先を行ったり来たり。
田んぼの稲スレスレでパトロールしていて、
網がまったく届かないどころか、
他人の土地だし稲もあって入って行けません。
仕方なく、舗装された農道で
じっと観察して待ちます。
それにしても速すぎて、
凝視してるのに、たまに視界から消えます。
”時速70km/h以上”だと本で調べていましたが、
実際は、本当にすさまじい速さ。
そのまま観察していると、変化に気付く。
縄張りに寄ってくる別のトンボを追い払う時、
パトロールのルーティンを崩すようです。
それでも、近くに来る確率は僅か!
待つこと20分、トンボを追い払った
”ギンヤンマ”が、上の子のすぐ近くに!!!
「いけっ!」オヤジが叫ぶ。
上の子が新しい網を、トンボの後ろから
ウリャー!っと振りぬきました!
「っしゃぁーーー!!」上の子叫ぶ!
二年連続、ギンヤンマをGet!!(すごいよ)
ふわりと網にやさしく包まれております(*^-^*)
「見て、この色!宝石☆じゃん!
うわぁ、翅(はね)しっかりして硬いなぁー」
(ギンヤンマ。実際にはもっとピカピカしています)
いや~~~、満足満足。
大物を捕ったので、さぁ帰ろう!
・・・としたのですが、
1人ややこしい人が。
下の子が悔しがって、
網を振り回しながら泣いてます。
悔しいことは悪くないし、
難しいけど…
(捕った人を称えて、
みんなで喜べるようになろうよ。)
となだめました。
でも、
もうこの世の終わりのような大泣き(ノД`)・゜・。
これは騒音レベルなので(苦笑)
しゃーない、延長戦突入。。。
とりあえず場所を変えて、すぐそばの
ため池に自転車をとめます。
おっ、なんかいるぞ。
なんだあの見慣れないシルエットは?
あれはまさか・・・
何度かのスイング失敗の後、
下の子が振りやすい所にとまった!奇跡!
「いけっ!」オヤジまたも叫ぶ。
あまり鋭くないスイングでしたが、
後ろから行ったのと、やや下り斜面が奏功して
短い丈の草むらへ、やさしく網が着地できました。
ということで、下の子も大モノGet!!
もう本当にありがとう神様。。。
神様っているんですね(´;ω;`)ウゥゥ
Getしたのは、なんと”ウチワヤンマ”です。
”タイワンウチワヤンマ”かもしれない。
40年以上生きてきて、初めて見ました。
親も、押し殺しつつの密かな興奮!\(◎o◎)/
それに、帰れるのがうれしい…
疲労困憊ッス。(;・∀・)
予定時間2時間を、余裕で1時間オーバー。
炎天下の中、帽子に水筒はあったけど、ギリギリでした。
いつか倒れますわ・・・何か対策考えねば。
それにしても、
しっぽの所にウチワがあるのが見えますか?👇
何か可愛くて(*´ω`*)ホッコリ
(ウチワヤンマは、放しても
しばらく自転車にいました。)
帰り道。
夏の暑い中、サイクリングはしんどいと思ってましたが、
ウチは近くに川があったりする田舎なので、
川沿いや木陰を走ると、涼しさを感じられて
暑いのは暑いけど、意外に気持ちよかったりします。
それに、何か目的とか嬉しいことがあると、
その往復も楽しい道になったりするので、
虫捕り、魚釣りや植物観察、
木のいっぱい生えてる神社に行くとか
アイスクリームを買いに行ったりもいいですね。
コロナで難しいかもですが、
美術館や図書館に行くもいいかなと思います。
この日は、素晴らしい出会いと大満足の結果で、
〔いつか、この夏休みの思い出が
大人になった時の助けになるといいな〕
と、親の勝手な未来を夢見つつ、
”楽しい帰り道”だったのでした。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
山や林ではないので、今年の目標のオニヤンマは、
見かけもしなかったので、
別の日に車で、山の公園にも行ってきました!
その話も書くと長くなってしまうので、また次回にします!
目標のオニヤンマに出会えたのか?
次回もぜひお読みください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
良かったら、スキやフォローをよろしくお願いします(*^-^*)
___________
《文中に登場した本の紹介》
【ぜんぶわかる!トンボ】
トンボのみの本です。(全69ページ)
オールカラーで、トンボの種類や生態だけでなく、
オニヤンマのふ化から産卵、ヤゴの成長など、
オニヤンマの一生について写真と解説で
詳しく載っています。
その他、複眼や翅のひみつ、
トンボにまつわるエピソードや、
ヤゴの飼い方など満載で、
こども達の好奇心を満たしてくれています。