【書道家・久保田吟水氏】
10月の三連休は、ある素敵な方のご紹介で
書道ワークショップに参加してきました。
ご紹介いただいてから、日程のタイミングが合うまで数ヶ月が経ち
ずっと楽しみにしていた当日。
いざ、今回の会場である谷中のレトロタウンへ。
気持ちの良い気候の秋の午後、日暮里駅の谷中口方面に降り立ち、
グーグルマップに導かれるままに、谷中霊園のメインロードを抜けて目的地に到着。
会場では既に生徒さん達が筆を持ち、お稽古がスタートしていました。
奥から書道家の久保田吟水さんがお見えになり、初めましてのご挨拶も早々に、早速私も席に着いて基本の筆の持ち方や墨の付け方などのレクチャーを
受けながら、
さて、何を書いたら良いのだろう? 先生曰く、心に浮かんだ言葉をいくつか書いてみてはいかがですか、と。
抹茶関連の講座の時に使う、掛軸的な雰囲気を出す書を自分で書いてみたいと思っていた為、
『一期一会』 『和敬清寂』
と、いきなりハードルの高い四文字熟語を練習し出す初心者。
周りの生徒さん達は、展覧会に出展する作品の練習をしている、
何やらハイレベルな方々&とてもお上手・・・(汗)
小学校の6年間習字教室に通っていたので、
小学生スタイルの文字で、何枚か書いてみる。
難しい・・・けれど、楽しい(自分の世界に突入)
程良いタイミングで、先生が現れて書き方を手直しして下さり、
いきなり四文字ではなく、「和敬」と二文字にしてみては?
など、的確なアドバイスに従い、どんどん書いていきます。
「疲れた人は一度休んで下さい。この後の和紙に書く清書用に備えましょう」と。
練習の後は、『一枚の和紙に一度だけ清書をする』
これが今日のお稽古のファイナルゴール。
結局、この日私が選んだのは『一期一会』
先生が色々と調整して下さった見本を真似ながら、何枚か練習を重ね
「準備が出来た人は教えて下さい、清書用の和紙をお渡しします。」
緊張する〜💦(和紙2枚下さい←心の声)
練習用の半紙とは異なる触り心地の和紙。
深呼吸をして姿勢を正し、筆をとりました。
一
期
一
会
練習の時に、何度も練習したパートを意識し過ぎて
思わぬ筆さばきをしてしまう。(泣)バカバカ
ワークショップを終えてみて。
一番初めに書いた一期一会と、
清書した一期一会が、全く違うものになっているのを
ビフォーアフターで見比べながら、
何というマインドフルネスな時間だったのだろう
と、思い通りには書けなかったものの、愛着を持って自分の文字を見つめているところに、
「上手な字、よりも ’いい字’ を書けるよう目指して下さいね。」
と、先生が優しい笑顔で仰っていたのが心に残りました。
いい字か。うん、いい字を書けるようになりたい。
その為には自分が日々良い状態(ウェルビーイング)で、
いる必要があり、基本は常にそこにある。
と、改めて考える機会を与えていただいたワークショップでした。
久保田吟水氏のワークショップは、色々な場所で開催されています。
素晴らしい書道家として、そしてお人柄もとても素敵な方です。
興味がある方は是非参加してみて下さいね。
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禄ROU(るう)のブログに訪れて下さった方も、一期一会✨
この記事を読んでいただき、ありがとうございました。
今日もウェルビーイングな一日をお過ごしください♪🍀
禄ROU(るう)