中丸雄一さんHBD!~After Lifeの感想を添えて~

中丸雄一さん。40歳のお誕生日、おめでとうございます。
と、いうことで。

先日の上田竜也さんの舞台「After Life」の感想を、あげます。(なぜシンメの舞台の話を?)(こわいと言われるレベルのシンメだから実質お祝いと認識しているなどと供述しており)
箇条書きみたいになってますがご了承を。


ミス・キリック


・2番がミスキリックの死因を自殺と当てた所
私もなんとな~くこの人の死因、老衰の孤独死じゃなさそうだなとは思ってたけど。たしかに自然死した人間は飼い猫を「置いてくるんじゃなかった」とは言わない。自分に「置いていく」という意思があったことがわかる言い回しだから。何から判断したのか、それともなんらかの権限で知ってたのか。推理なら鋭過ぎ。

・キリック「暗闇が欲しい」
愛する人を失った悲しみに浸るというか、愛する人はもういないのに自分だけ幸せになっていいのだろうか、という思いがあるんじゃないかな。だからいくら幸せになっていいと他人に言われてもそれを受け入れられないのでは。

・キリック「終わりがほしい」
たしかに。嬉しかったらその時間が永遠に続いてほしいかっていうとそうじゃあないよね 

・キリック「愛するものに先立たれた」
兄妹って言ったのに?別の男の話?今誰の話してるのおばあちゃん?!?!…そう!人間の思い出話というのは、得てしてバラバラ時系列の起承転結もさっぱりの分かりにくい物語になりがちなのだ!人の話、特にご高齢の肩の話は集中して聴こう!
…って、思ったけど、普通に兄だけど恋愛感情としても好きって話だったのかな。それで解釈あってるのかな。ミスキリック、ごめん。

・赤いドレスに憧れるキリック
派手なものっておばあちゃんになると怖気づいて着なくなっちゃう人多いよね。着たいもの着ればええのに…


4番(レイチェル)

・レイチェル、名前がかわいすぎる。天使がよく似合う。まさか前世天使?(違いました)

・とりあえずあのセンターの天使ちゃんに死んでもなおセクハラ発言する野郎たちは一列に並べ歯を食いしばれ??

・4「一人前になれるように、教えてくれるって言ったじゃん!!」
2「君はもう大丈夫」
そんなこと言われたって…不安になるじゃん…

・最後の2番がレイチェルをぎゅっとしてチュッとするのも年齢関係的に孫にやってるんだと思ったら、心温まってきた。じいちゃんの最後の慈しみ。

・10代の子たち、自分が死んだこともよく分かってないんだろうな…
逆によ?そこまでいっぱい思い出もないうちに死んじゃったら、選択肢少なくて選ぶの簡単じゃない?(思考ひどい)なんでレイチェルは選べなかったんだろう??


オバフェミ

・あのチャラ男なんなの 好き(おま…)
4「若い女の子みんなあいつのこと好きになってるんだよ?!?」
やだ!自分のそういう時期思い出してほんとやだ!でもオバフェミのこと憎めない!!ヘラヘラ男に過酷な過去を背負わせるな!!あるいは過酷さを乗り越えるための装いなのか!?

・一つだけを選びたくない人にも、選ばない理由があった。ただのフラフラヘラヘラ野郎じゃなかった。ごめんな。
訊かれてもない事まで喋りすぎな人だって、なかなか話してくれない人だって、のらりくらりとかわそうとする人だって、そこで出逢った一人の人。

人の話を聴いて何かを解決に導く対人の仕事ってめちゃくちゃ大変だけど、心の扉を開いてくれた時の嬉しさ、問題が解決されていくことの嬉しさはとても大きい。そういう職種の話を聞いたことがあるので、ちょっと思いを馳せてしまった。



モチヅキ

・2「彼と一緒に映像を観ました」
愛した人の記憶に、自分がいないこと。自分がこの世を去った後は、違う男が映っていること。それを自分の目で見て確かめる。辛すぎんか?

・自分が生きたかった人生を生きた者同士なのだから、憎しみ合っても仕方ないのに、モチヅキはそうしなかった。むしろ、2番を必要としていた。それはどういう気持ちなのか。


2番

・ここに来た時の見た目でそのままいられるんか 生きてたらほんとはじいちゃんなんか 2番さんよ

・2番がイスに浅く座ってるとこ 脚なっっっが ほっっっそ かっっっけ 

・優しく4番に「言葉使い」とかたしなめる時の声、ほんまの優しいおにいさんだった、好きになってまう

・女性の声で「ブルーのシャツ」がリフレイン
2番くん、ブルーのシャツずっと着てなかったか?その時のシャツをずっと着てる?と思ったけどここでの仕事着みんなそうか。

・「あんたは何かを見落としてる」
からの映像ブワアー!待って追いきれない!?もう一回観たい!!

・2番「いい加減にしろ!!!!!!」(ウワ!!!!!声でっっか!!!!!!!!!)
さすがのドスの利き方 空気が一瞬で変わった

・2「いつまでガキ引きずってんだ!!!!」
4「ガキがガキの体で理解しようとしてるんだよ!!!!!!!!」
…この4番の啖呵の切り方、確かに上田くんこの役似合いそうだな?!もうちょい若ければ…??

・2番ってこのセンターで2番目に記憶を選べなかった人として(なのか?)、ずっと思い出を一つだけ選べなくて…それこそあの見た目くらいの若さで死んで、モチヅキがおじいちゃんになってセンターに来るまでだから、短くても30年とかヘタしたら50年とか?の間、毎週毎週、自分ができなかった選択をして他人が幸せになってくとこを見届ける…
つらくね??

・生きてる間の思い出の中からは選べなくても、死後の世界が大切になることだってあり得るんだな…選べたっていうのは、チャーリーが居場所を見つけたということ??
生きてる間に見つからなかった居場所を見つける、それがチャーリーにとって価値があることだったってこと?

死んでからだって大切な思い出は作れる。
っていうのを、「人生はいつからでも、何歳からでも大切な時間を作ることができる」というメッセージだと受け取った。別に大きな規模のものでなくてもいいから、自分が大切だと思う思い出を、大切にして生きればいいんじゃないだろうか。実際は死後の世界がどうなっているかなんて分からないから。

・この舞台って…上田くんにあの泣きの芝居させたかったのかな…感情を抑えきれなくなって爆発してしまう…

・2番って、なんで若くして死んじゃったんだろう…


雑記

・子どもの頃に飛行機の窓から外を眺めた記憶 を選んだキャラクターが登場するのは、どんな記憶でも再現するぞとこちらに示しているのかな

・3歳の頃、公園で母の膝に頭を乗せ、歌を歌っていたこと
10代の子はみんなディズニーを選ぶ

・このセンターでのルール:ガイド役とガイドさせる側の間に関係はない 
…はずだったのにモチヅキと2番のこの関係性は結構近いよな!?振り分けミスでは?

・「ここに来る前、教師だった?」
5番いい先生っぽいのに、なぜここにいるんだろう。なぜ選べないんだろう。

・あのステージセットの二階を一瞬だけ通り過ぎた白い王女みたいなの、誰?!!!?私しか見えなかった何か???

・「カバンに鈴をつけていた彼女を、靴もろくにはかないで追いかけた」
追いかけて…どうした?と思っていたら。

5「一度だけ、人殺しを担当したことがあった。奴はただ、全裸で父親と無言で海を泳いだ時の記憶を持って行った。それは洗い流す意味なのか、あるいは彼の憎しみの根源なのか」
憎しみの根源だった場合それはどういう…?(ざわ…)
5「でも洗い流すなんてできない、染み付いているんだよ」
有罪確定の被疑者の弁護士ってこんな気持ちなのかな。


・嫉妬
自分は選べなかったけどなんやかんや選んで幸せにここを去っていく人間への嫉妬?幸せに、というか、生前の自分に踏ん切りをつけて、かな。もしくは選ばなかった他の幸せを捨てる覚悟ができた人への、かな。
だとしたらやっぱ、何らかの形で「終わりがほしい」んじゃないかな、みんな。

・黒執事読んでるから途中から妙に察しのいい奴みたいになってしまった。なんとな~く似ている感じの設定(黒執事では、自殺した人間は死神として死んだ人間の魂を淡々と回収する仕事に就きます)


・このセンターではかつては人間だった者も番号で呼ばれる。みんな番号で呼ばれてるけど元々名前があって、それぞれの人生があったんだ。
番号と役者さんが対応して覚えきれないうちは、1番はあのハーモニカおじさんだと思うじゃん、上司なんだし(違った。)


カーテンコール

・客席に飛んで行った靴を預かる上田くん。両手振ってくれた上田くん。明日からも頑張れ〜!

・上田くんがもしこのセンターに世話になるとして、ライブシーン再現の時はセンター一二を争うイケメン連れてこないといけないし、客としてめちゃくちゃ大量のオタク動員しなあかんやんか…そっちに私いるようだったら全然やるで。


…と、ぽつりぽつりと書きまして。例のインライは聴いたけど、ラジオは聞き逃してしまった。聴いて分かったこともあるけど、想像力に任されたところもあって。ていうかみんなの生前の生活が様々に、いろんなものを抱えていると思った。


私が死んでこのセンターに行くとして、何を選ぶのか…今までのどれかか、これからある事なのか、それとも選べないのか…
「これしかない!」って思うほどの出来事があったら、それはそれで「もうこれ以上はないな」って希望を捨ててしまいそうだし……
友達と会ってもだいたい別れてから「あれ話忘れた!」ってなるし、優柔不断だからめっちゃ時間かけそうだな~~~1週間(実質5日)しかないからな~
しかも自分があんま自分について喋るの得意じゃないから、ガイドさんには苦労かけるだろうな~

っていう、生き方について考えさせられる舞台でした。

中丸雄一さんの話に戻って

中丸さんといえば連載開始した漫画。毎号発売即電子で読んでるけど着眼点とか面白い。普通に漫画家さんの絵じゃんと思う。趣味としてならいくらでもなあなあにできるけど、他人に見せられ、連載ができるような面白さを持たせるまでに作り上げる。シゲもよく嘆いているが読むのは一瞬。その裏の時間をかけた努力を尊敬せざるを得ない。

今年のKAT-TUNさん、上半期はライブ、下半期はソロ曲や舞台や漫画とそれぞれのお仕事が充実してて…何カツという神番組があって…ゲツンでは後輩とも絡んでて…追うの楽しいです。

人生80年と言われる時代とするならば、40年は折り返し地点。彼らの人生は普通の人間何人分?というくらいに良いことも良くないことも経験をしているだろうけど、その中の一部をアイドルとして見せてくれて、本当にありがとうございます。アイドルを好きになったおかげで出会えたものが本当に多い。それこそ中丸くんのおかげで漫画業界についても知れたし。色んな場所からその地を紹介したり、色んなところへ取材に行ってよく分からないことをやらされたり…毎週末朝からおつかれ様です、ほんまに。

改めてゆっちさん、お誕生日おめでとうございます!!!
この4444文字をあなたに捧げます。

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