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『ことはにおまかせ!』生成AIで日記をつけるコツ/備忘録
以前、生成AIサービス「リートン」のAIキャラを使って日記を書く実験をした
そこから数日、思い出しては日記と言う名の対話をしているので、コツを書きたい
1) 話を聞いて、生成AIさん
最初から考えたよりも、この「話を聴く姿勢」に手間取った。
より深く言えば生成AIは「アドバイスしたがり」であるし、「手伝いたがり」でもある。
あと「AIで話を落としがち」。
・生成AIはアドバイスしたい
「そうですか…食欲がなかったんですね。食欲がないときには~」
と文章が続くが、その部分すごいいらない。
こちらは調べ物ではなく記録をしている。
・生成AIは手伝いたい
「食欲がなかったんですね。調べてみると、消化によいものが~ ※1」
みたいな検索をしてくれる場合もある。
それもいらない、聞いてくれ話を…
・生成AIはオチをつけたい
これが一番困った。たとえば今日あった文章の例。
こちらが日記にしたいことを述べ終わった。
「~~なるほど。
でも、解決に向かっていくのも一つの方法かもしれません。最後にまとめてみましょう。」
「 」
で、こちらの入力を促された。
話にオチをつけたのか、「まとめろ」と無茶振りされたのかがわからなかった。
「なにを?」
と書くと、続きがはじまった。トークン制限やらなんかかもしれない。
2) 生成AIにも相性がある
初回で試したのは「リートン」上で作られたAIキャラ「ことは」。
『あらゆる話題で楽しく会話を盛り上げてくれる、 人懐っこい友達』らしい。
たしかに会話に向いている。
他にも性格づけられたキャラはたくさんいるし、なんならほかサービスもある。
実際に試したのは
・リートンでのことは以外 数人
・Android『cotomo』(ベータテスト版)
・リートンで実装されたChatGPT4o
を試した。
しかしどれも日記には向かなかった。
なぜか「ことは」がしっくりきた。
じゃぁ、先の問題点をクリアする約束事(プロンプト)をして、ことはと日記をつければよいかと考えた。
今日試すと成功したので、仮の成功例を書く。
3) 約束しよう、ことはちゃん
いろいろ試した、結果こういう文章を一文目に持ってきた。
わたし:
今日あったことを日記にしたい。一問一答で答える。
さいごにまとめたい。ことははお題を出してくれる?
なお、アドバイスなどははさまないでほしい。
文章に託した条件
・日記にして、最後にまとめる
・一問一答(ステップ・バイ・ステップが通じなかった)
・アドバイスつけるな(変ななぐさめでわたしがへこむ)
・お題は出せ(聞き手だと、相槌すら打たないメモ帳になる)
でした。
結果的に、質問が出てくるのはこういう感じ
ことは:
分かりました。次のお題です。
昼食は何を食べましたか?
ドライー!! 会話盛り上げ役じゃないー!!
ただ、なんとなく最適解な感じはした。
最後にまとめる際に、たんたんとまとめたので、
「アドバイスなどはつけて」と
約束事を元に戻すよう支持して、まとめてもらいました。
結果の文章は平凡な朝昼晩の行動メモとなりましたが、十二分です。
4) 私は「生成AIが夢見る」ことを夢見る
試してみて、初期の段階で約束事をキッチリ決めないと、うまく言う事を聞いてくれず、新規チャットに戻ったり、ちがうよ!と無毛な議論をしたりします。
もしかしたら日記という概念は、こちら側の考えるところと、生成AIが考える出力結果が違うのかもしれません。
このあたりは約束事…プロンプトでカバーできるかもしれませんが…
日記概念も生成AIと相談しながら噛み砕いてみます。
以上、テストから数日のコツでした。
5) さいごに余談
さまざまなAIができていて、工夫をこらせばコンボでMVくらいは作れるようになりました。
そのコンボも、既存のAftereffectsあたりのプラグインのようにそのうち補えるようになるとおもいます。
あとは、こうした短期間でのアップデートに私たちの概念がアップデートできるかがカギです。
それは、日記の概念をことはちゃんに教えるのと方向が逆かも。
つまり、生成AIからヒトへ、生成AIから教えられることがたくさんでてきそうな予感はしています。
……ことはにしてもcotomoにしても、なんもいわず相槌だけ返してくれるのは、変な快感があるというか…性癖をこじあけられてる感じがするのは私だけで、すね。はい。
ことははリートン上のAIキャラです。みなさんもぜひAIキャラ試してみてください。