医学部入学前 知っておきたかったこと
皆さんこんにちは
始める前に簡単に自己紹介させて頂きます。
私は2024年現在、医学部6年生です。浪人を経て医学部に入学し、幸運なことにストレートに進級し卒業が確定しました。在学中にUSMLE(米国の医師国家試験)に合格し、将来は外国でも臨床ができれば良いなと考えております。質問などあれば是非メッセージをお待ちしております。
今回の記事では
医学部入学前に知っておきたかった事
について書いていきたいと思います。
6年間の間、色々な経験をしてきたので、この回ではそれに触れつつ皆さんに後悔のない学生生活を送って欲しいと思います。
・部活は入った方が良い
私は一応運動部に属しているのですが、途中から違う競技をしたくなり部活を途中で辞めてしまいました。後輩がたくさん出来る前に辞めてしまったため、顔見知りの後輩は指で数えられる程度です。
なぜ先輩や後輩との関係が大事か
→試験についての情報をもらえるから。また勉強方法や対策についても教えてもらえる。医学の世界はとても狭いので、将来的に先輩だから、後輩だからコンサルしやすい、お願いしやすいなどがあるそうですよ!(まだ自分は学生なのでここまではわからない)
・医学部の試験を生き抜くためには大切なことは1つ!
”みんなと同じことをする”
これ本当です。今そこで頷いてくれた方、ありがとうございます。
気合いを入れすぎてどんなに深く勉強しても試験に通らないと進級できません。よくある間違いですが、みんなと足並みをそろえるのは本当に生き抜く上では大切です。
・履歴書に書けそうなことは積極的に取り組もう!
5年生の後半から、将来の就職先(マッチングと呼んでいます)選びをすると思います。この時にしまった、と思うんです。自分は履歴書に書けるアピールポイントがない!
しかし、この段階で焦ってしまっても遅いです。今から取れる資格もないし、経験などは時間をかけて構築するもの。
ですから、皆さんには1年生のうちから、履歴書に書けそうなことはなんとなくで良いからやっておくべきです!
具体例:USMLEに受かる、研究をする、地域ボランティア、海外一人旅、部活、課外活動、などなど
何でも良いと思います!
・お金について勉強する
正直、医者はマネーリテラシーが低い人が多いです。
”俺お金には興味ないから、給料とか気にしてないよ”これ言う医学生は意外に多いです。でもここで読んでいる人には間違って解釈しないで欲しい。
お金があって損することはないし、お金について色々考えることは決して悪ではない。むしろ、私は大切なことだと思います。
私自身も決してリテラシーが高いとは言えませんが全体的にお金の知識がとても低いように感じます。それは元々裕福は人が医学部に行く傾向があるからかもしれません。
FPのような資格を取得する必要性はないかもしれませんが、これに関しては授業はないですし自ら勉強する必要があります。
なぜこれを強調するか
→医師は退職金がないから!!
これが一般的な企業勤務の人との違いです。
私も入学前は全く知りませんでしたが、病院勤務(開業していない人)の医者はサラリーマンと同じです!
ただ場所が病院という少し特殊な環境にいるだけです。1企業の社員と同じです。一般的に勤務医のお給料は歩合制ではなく、基本的に固定給に時間外手当がつく形です。時間外手当も病院ごとに決まっています。
退職してもお金はもらえないので、毎月のお給料をどうにかして増やしていくべきなのです!(株や暗号資産、積立nisaなどなど)
・医学部はガラパゴス
医学部の勉強が始まると、どうしても医学生同士で固まります。これは日々の勉強の大変さから必然だと思います。しかしそうなると外部との関わりが減少し、関心も医学だけになりがちです。没頭することは悪いことではないですが、広い視野が欲しいのであれば外部との交流は大事です。私はこれが全くできませんでした。
・自分の限界を知ること
試験を毎週受けないといけない大学もあるかもしれません。正直、どんなにモチベーションが高くても、もう限界と思うことがあるかもしれません。
そういう時はburn outする前に、勇気を持って休んで下さい。遊んで下さい。6年間は長い道のりです。うまく息抜きができないと絶対に挫折します。
・低学年のうちはたくさん遊んでおけ
遊ぶことを悪とする人がいるかもしれない。とんでもない。遊ぶ楽しさがあるから辛い時でも頑張れるのだと思います。遊びすぎで本末転倒は良くないですが、出来ることはできる時にが鉄則です。
高学年になると、実習や試験があり時間そのものがうまく取れなくなりがちです。ですから、先輩がよくいう今のうちに遊んでおけは嘘ではないです。本当です。
・運転免許は低学年のうちにとっておけ
これも時間がなくなってくるので早いうちに取るべきです。
稀に国家試験が終わってからとる人もいますが、個人的には勿体なすぎると思いますね。自由に使える最後の時間ですよ!!その時ぐらい大きく遊びたいではありませんか。
・悩んだら経験値のある人に相談する
私も1年生のとき(めっちゃモチベーションが高い時)、よくメンターの先生に相談に乗ってもらっていました。漠然とした悩みでも良い。人に話すことで見えることがあるし、分からないことは自分一人で考えても意味がないです
・時間だけは人類平等
医学部に入ると、とても、とても頭の良い人がいます。上には上がいるなと感じますね。写真記憶ができる人も意外とたくさんいますよ。周りに言わないだけ、あるいはそれが当たり前だと思っているだけです。
効率が良い人は本当に時間の使い方が上手いです。そういう人を真似すると案外自分も効率がよくなって色々うまくいくことも増えるかもしれません。
とりあえずこのぐらいですかね。
追加があれば書き足していきたいと思います。
強調したい事は6年間はすぐに終わります。是非、工夫して医学部生活を楽しんで下さい!!