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死にたくなったら

遮断器の音が不安になるのは不協和音のせいらしい

どんな人間関係もいずれ終わっていく
それがありきたりな別れであろうと死別であろうと

どうして僕らは別れた痛みを誰かに求めるのだろう
どうして僕らは春がまた来ると勘違いするのだろうか

頭ではわかっているつもり
そんな自分自身に吐き気がする

ほんとうは分からない、分かりたくもないのに
どこかいい子でいようとする自分が嫌いで嫌いになれなくて

そして絶望にふと気づく、もう変われないという事実に

明日も絶望を背負いながら繕う笑顔は綻んだまま
気づいた時には何がしたいか分からなくなる

でも僕は伝えたい、もし君が一人で生きているのなら
それは素晴らしいことだと

別に友達や恋人がいなくたって君は死なない
というかそいつらは僕らが余裕があるときにつるんで楽しむくらいでちょうどいいんだ

どうせ僕らは誰かの埋め合わせなんだから

だから死にたくなったら寝てればいいし
やる気でないならやらなきゃいい

どうせ長い人生だ、誰かに頼るのはやめようぜ
それでも一緒にいたいやつはホンモノなんだからさ

不協和音はときに気持ちがいい

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