2021年3月4日は私の大好きな歴史上の人物【エイブラハム・リンカーン】の大統領就任満160年!なぜ今注目されるのか?
民主主義の父と呼ばれ、「人民の、人民による、人民のための政治」との演説で知られるアメリカの第16代大統領エイブラハム・リンカーン。
今日3月4日は、彼の大統領就任満160年に当たります。
そんな彼の人生は、苦労の連続でした。
・少年時代は農作業を手伝い、学校教育を受けたのは1年にも満たず、母とは9歳の時に死別しています。
・青年時代には婚約者を病気で失い、事業の失敗で多額の借金を抱え込みました。
・壮年期には上院議員選挙で2度も落選し、最愛の息子を病気で亡くしています。
誰がみても不幸な人生だと思ってしまいます。
しかし、リンカーンは決して歩みを止めませんでした。
不遇の中でも必死に勉強し
英文法・数学・法律などを独学で習得していきました。
苦闘の連続が、彼の不屈の精神を醸成したのです。
まさに「艱難(かんなん)に勝る教育なし」を体現した人生でした。
民衆の中で育ち、彼らの悲哀を知るリンカーンは、アメリカ建国時に掲げられた
”全ての人は平等である”という理念を深く愛し、”法の下の平等”を追い求めていました。
だからこそ、不平等を強いる奴隷制の撤廃に心血を注ぎ、南北戦争下、分裂の危機にあった国家を1つにまとめることに命がけで取り組みました。
彼の理念はおよそ1世紀半の時を経て、分断に揺れる近年のアメリカ社会や世界各国の人々にとって、ますます千金の輝きを放っています。
偉業を成し遂げた原動力の一つは、彼の言論の力にありました。演説に臨んでは、明確な事実を羅列して理路整然と論を展開。分かりやすい言葉や例えを用いて、人々を感動させました。
そして、悪意ある誤った主張に対しては舌鋒鋭く反撃しました。
何より、彼は民衆から愛されていた。人種や立場を問わず、誰にでも胸襟を開き、対話を通じて心を通わせた。かの文豪・トルストイも「全世界を包み込む人道主義者だった」とリンカーンを讃えています。
彼が見据えていたのは、目先の課題の解決だけではなかったのです。
「われわれは連邦を救うだけにとどまらない」「あとに続く数百万人の幸福な自由人と世界中の人々は立ち上がり、末代までもわれわれを称賛するだろう」
と、遠い未来に及ぶ人類の利益をも実現しようとしていました。
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