お正月の思い出
年が明けました。
明けましておめでとうございます。
この年末年始はコロナのため、初めて実家に帰らず東京の自宅で一人で過ごしています。
これまでの32年間の人生で一人で年越しをしたのは初めてで、逆にいかにこれまでの人生が恵まれていたのかということをコロナで実感することとなりました。
ありがたいことです。
つい先ほどポストを見に行くと年賀状はまだ届いておらず、この10年以上年賀状はほとんど書いていなかったのにちょっと残念な気持ちになりました。
年末年始といえば、小さい頃は母方の実家がお寺なので毎年除夜の鐘を手伝いに行くのが何より楽しみでした。
31日の夕方にお寺入りし、紅白を見ながらテンションを上げ、紅白が終わる23時半から除夜の鐘開始。
小さかった僕やいとこは鐘をついた参加者にみかんを渡すという仕事をしていました。
母や叔母は甘酒をカセットコンロで温めて参加者に紙コップでふるまっていたので、僕たちは「甘酒焼いてるよー」と呼び込みをしていました。
2時ぐらいまで除夜の鐘イベントは続き、そのあと大人に混じって打ち上げ。
ずっ外にいるのに(しかもお寺は山の上)寒さもそれほど感じず、驚異的な元気さで走り回っていました。
4時ごろまで起きているという、普段ならありえない夜更かしが公然と認められていたことが嬉しく、またなぜかこの日だけは眠くならなかったのです。
こんな訳で、僕の中では「大晦日=最強になれる日」、というイメージでした。
(今も少しこのイメージは残っています)
いつかまた、あの除夜の鐘に参加したい。
近所の人たちが寄り集まって、さまざまな願いをこめて、煩悩を払うために鐘をついてほしい。そしてみかんをあげたい。
お正月から一人でいるため、思い出に浸ってみました。
今後もnote書いていきます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。