問診票について
病院に行くと必ず書かされるのが、問診票です。
診療申込書と言うこともあります。
ここに書くことは、医師が処置を行う上で、最低限必要な情報を書いていただきます。
氏名、年齢(生年月日)、性別、主訴、既往歴、全身疾患、アレルギーの有無など。
病院によってフォーマットはまちまちですが、大体こんな感じです。
処置の流れとしては、受付で問診票を記入。
診療室でスタッフ(看護師や歯科衛生士)問診票を見ながら、主訴の確認。
院長に報告。(初めから医師が対応することもありますが。)
「初診の○○さん、右上の詰め物が取れていらっしゃいました。取れたものはないそうです。痛みはないと言うことなので、再作成の準備をしておきました。」
さすが、中堅の衛生士さん、仕事がテキパキしています。
でも、これでは、私の知りたいことの10分の1くらいの情報しか得られないんですね。
私が知りたいのは、歯がどうなっているのかも知りたいけど、その患者さんってどんな方なのかを知りたいんです。
詰め物はいつ取れたのか?
例えば3ヶ月前に取れたのなら、これまでどうして歯医者に行かなかったのか?
何で取れたのか?
いつその歯を治したのか?
食いしばりとか、歯軋りとかするタイプなのか?
仕事はストレスが多いのか?
体格は?
他の歯はどう言う状況か?
どうして欲しいと思っているのか?
姿勢は?足や腰が悪くないか?
家庭環境は?
仕事は何か?
運動をしているのか?
食べ物の嗜好品は?
他の歯はどの様な状況か?
知りたいことはたくさんあるのです。
つまり、悪い歯だけ見ていても、何もわからず、まずどんな方なのか?そして口腔内はどういう状況か?
全部見ないと、1本の歯の診断はできないんですね。
私が聞きたいのは、一言で言うと、
「それで、その方はどんな方ですか?」
病を診ずして人を観よ
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