DrAndo

1963年生まれの歯科医師。専門は歯周病です。都内で開業して20年以上経ちました。普段、感じたこと、患者さんやスタッフに話していること、などを記録に残そうと思います。映画🎬、音楽🎸、文房具✏️、読書📚 好んでます。

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1963年生まれの歯科医師。専門は歯周病です。都内で開業して20年以上経ちました。普段、感じたこと、患者さんやスタッフに話していること、などを記録に残そうと思います。映画🎬、音楽🎸、文房具✏️、読書📚 好んでます。

最近の記事

西洋医学 VS 東洋医学

 3週間ほど前、ジムでベンチプレスをしました。可動域とフォームを意識してバーのみ(おそらく20kg)で丁寧にやってたつもりでしたが、やってしまいました。  右手首が翌日から違和感が出てきてしまったのです。湿布をして、安静にすれば良くなると思っていたのですが、歯の治療って、意外に右の手首を使っていることにびっくり。  安静にできるのは、診療がない時だけです。根の治療や、手術があると、確実に悪化するのがわかる感じ。  重い腰を上げ、3週間ほどして整形外科を受診しました。簡単

    • 問診票について

      病院に行くと必ず書かされるのが、問診票です。 診療申込書と言うこともあります。 ここに書くことは、医師が処置を行う上で、最低限必要な情報を書いていただきます。 氏名、年齢(生年月日)、性別、主訴、既往歴、全身疾患、アレルギーの有無など。 病院によってフォーマットはまちまちですが、大体こんな感じです。 処置の流れとしては、受付で問診票を記入。 診療室でスタッフ(看護師や歯科衛生士)問診票を見ながら、主訴の確認。 院長に報告。(初めから医師が対応することもありますが。) 「初

      • 歯だけ見てたら、分からない

        学校教育において、歯科大学で教えることは、悪いところ探しと、その治し方 どこに虫歯があるか?どの部位が歯周病か?どのくらい悪いのか? その原因は歯ブラシができていないから,頑張って歯を磨いて下さい。治すときは、こんな方法があります。 こんな感じです。 間違いではないけれど、本当にそれで良いのですか? 肝心なものを見ていないんじゃないですか? 口全体のバランスを見ないといけないですね。ある1本の歯を残すことは、大切ですが、全体を見て、どの歯が一番大切なのか、どの歯が抜けたら

        • 僕の理念

          医師は、自分が行いたい処置をしてはいけません。 患者さんが何を望んでいるか、まず理解しましょう。 しかし、患者さんの望みを全て叶えるのが 良い医師とは限りません。 何が患者さんにとって最善かを考えて処置をします。 その結果が正しかったかどうかは、 数年後の目の前の患者さんが教えてくれます。 これが安藤歯科の診療ポリシー。僕の理念です。

          「患者さん」って、「病人」ですか?

          患者=患っている人。「患う」とは、病気で苦しむことを言います。 つまり、患者さんは、病気で苦しんでいる人たちのことを指すようです。 では、「患者さん」は、「病人」なのでしょうか? 病人=何らかの健康上の問題のため、医師や歯科医師、専門の医療関係者の診断、治療、助言を受け、医療サービスの対価を払う立場にある人(Wikipedia) つまり、病人は、医療従事者との関係が成り立ってはじめて、病人から患者さんになるということなんですね。 我が家には寝たきりの病人がいる。 とは

          「患者さん」って、「病人」ですか?

          タイミング 必要なものは,全て最高のタイミングでやってきます。 大切なのは,それを見逃さないことです。

          タイミング 必要なものは,全て最高のタイミングでやってきます。 大切なのは,それを見逃さないことです。

          夜が明けない朝はない

          夜が明けない朝はない

          思考、アイディアを広げるのは、何でも書ける大きめのノートが良いです。大前研一さんは,A3の紙を使うらしいけれど,ちょいと大きいかなぁ、私には。アイディアをまとめるのは,手帳。何でも1冊で済めば、管理は楽かもしれないけれど、思考の整理には、私は向かない。

          思考、アイディアを広げるのは、何でも書ける大きめのノートが良いです。大前研一さんは,A3の紙を使うらしいけれど,ちょいと大きいかなぁ、私には。アイディアをまとめるのは,手帳。何でも1冊で済めば、管理は楽かもしれないけれど、思考の整理には、私は向かない。

          決断するということ

          生きていると、様々な場面で決断を迫られることがたくさんあります。 どの大学に行くか,どの仕事に就くか、結婚するか、機内食で肉にするか,魚にするか? どちらも捨てがたいけれども、選べるのは一つだけ。 皆さんは、どうやって決めているんでしょう? 他人に委ねる訳にはいきませんね。 他人に決定権を譲ると、あとで思うようなことにならないと、その人の責任、ってことになりかねません。 決断するということは,他のものを諦めることなんですね。 そして、その時の決断で本当に良かったのでし

          決断するということ

          あなたのゴールはどこですか?

          最近、山登りを始めようと思い、山の専門店に登山靴を買いに行きました。登山靴と一言で言っても、すごくたくさんあり、どれを買ったら良いのか迷ってしまいます。店員さんといろいろ相談して、お気に入りの登山靴を買うことができました。その時店員さんに 「目指すのはどの山ですか?そこに登るのでしたら、この登山靴が良いですね。」 とアドバイスをいただけたのです。 40代後半の女性が、お姉さんの紹介で当院にいらっしゃいました。お口の中を拝見すると、あらま、40代女性?歯が無い、1本、2本

          あなたのゴールはどこですか?

          病気って、治さなきゃいけないんですか?

          ー常識を考え直すー 早期発見、早期治療。現代の医学の常識ですね。定期的に健康診断、人間ドックに行き、悪いところを早く見つけ、手遅れになる前に、治す。 発見が遅れて、命を落とすことは避けたいですからね。 私たち歯科医師は、学生時代から患者さんの悪いところ探しの練習をしてきます。 そもそも、医学はそういうものですから。正常像と異常像の違いは何か、鑑別診断は何か、この病気の特徴的な症状は何か、と散々教わります。 口の中を見て、レントゲンや検査結果を見て、あなたのここが悪い、

          病気って、治さなきゃいけないんですか?

          いつまで歯を磨いてるんだ?

          かつて、高校の友人宅に泊まりに行った時、寝る前に歯ブラシをしていました。その時、友人から言われた言葉です。 「お前、いつまで歯を磨いているんだ?」 確か15分くらいは歯ブラシしていたでしょう。 歯ブラシの習慣はいつからあるのか? ググって見ると(今、使うの?)、なんと紀元前5000年前からだそうです。 僕が想像するに、当時は歯科医院に定期的に行って、チェックアップと歯のクリーニングなんかしてませんから、相当歯は汚いでしょう。 口臭なんか、想像もしたくありません。 そり

          いつまで歯を磨いてるんだ?

          僕が、小さな歯科医院を開いている理由

          巷には、歯科医院があふれています。コンビニより多いとよく比較されています(比較している意味がよくわかりませんが)。まぁ、それだけ多くの歯院があるわけです。歯科医院数69,000軒、コンビニ58,000軒。 こんなにたくさん歯科医院があったら、患者さんは、どこの歯科医院に行って良いのわかりません。 この病院は、きれいだ、最新設備が整っている、評判が良いからいつも混んでいる、雑誌に出ていたから上手だと思う、というような判断基準でしょうか。誰々さんの紹介、が安心な気もしますが、先

          僕が、小さな歯科医院を開いている理由