#101 昨夜のカレー明日のパン(2014)-隠れた名作。百聞は一見に如かず!
NHK紹介文
人気脚本家・木皿泉の同名小説をドラマ化。7年前、25歳で死んだ一樹。遺された嫁・テツコと一緒に暮らす一樹の父・ギフ(義父)。「家族」ではあるが、血のつながらない「他人」という微妙な関係。このふたりの物語を中心に、夫と縁があった不思議な人々とふれあう中で、テツコが悲しみから解放され、再生していく姿を描く。悲しいのに、幸せな気持ちにもなれる--「昨日」より少しさわやかな「明日」を迎えられる感動ドラマ。
奥深さを説明できませぬ
夫と死に別れた嫁と義父の間に根付いた親子関係をじっくりご鑑賞ください。上記の紹介文にあるように、その他にも見どころがたくさんありますが、本来、夫の死と共に解消されるであろう義理の親子関係の根底にある温かさがこのドラマの核です。『富士ファミリー』と同様、木皿泉さん(和泉務と妻鹿年季子の夫婦脚本家)の原作ゆえ、間違いはありません。
味わい深いキャスティング
亡き夫(星野源)への想いを忘れられず、彼の遺骨を持ち歩く嫁・テツコを仲里依紗さんが、義理の娘の自立を願いながら、ふたり暮らしをどことなく楽しんでいる風のギフを鹿賀丈史さんが演じます。このふたりが醸し出す「ゆったり感」が最高なのです。細かなエピソードはありますが、それよりも、家族の食卓等、ありふれたシーンが中心になっているため、ドラマというよりも、ドキュメンタリーの印象の方が強いですね。亡き夫の影と戦いながらテツコとの距離を詰めていく溝端淳平さんにも好感が持てました。
仲里依紗は天才だと思う
「フルーツ宅配便」の本橋えみ(不幸のどん底で這う風俗嬢)、「恋する母たち」のまりちゃん(夫のモラハラから逃げるため不倫に走る妻)、「不適切にもほどがある」のナギサちゃん(主演・アベサダを超える主演)、いずれも異なる味があります。私にとって好感度ナンバーワンの女優さんです。
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