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#81 地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子(2016)-オシャレ番長と校閲のギャップが堪えられないお仕事ドラマ

TVer 紹介文

おしゃれ大好き!スーパーポジティブ!河野悦子(こうのえつこ)。夢のファッション誌編集者を目指し、出版社に入社。なのに、配属されたのは超地味~な校閲部。しかし、地味な仕事でも真っ向勝負!!小説の些細な点が気になって舞台となる北海道に直行!週刊誌が追う事件の真実を確かめに現場に潜入取材!時には、矛盾点を作家に訴え内容を大幅に変更させる!校閲の仕事を超えて大暴れ!あれ?この仕事、地味にスゴイ???今日も、ド派手ファッションという戦闘服に身を包み、校閲の仕事に立ち向かう!仕事って本気でやれば、超・おもしろい!これは、夢を叶えた人にも、まだ叶えていない人にもエールを送るお仕事ドラマです。

 「石原さとみ✖菅田将暉」によるラブコメではないのだ!

HP画像だけを見るとラブコメではないかと疑ってしまうが、実はそうではない。ファッションセンスが凄すぎる主人公・河野悦子(石原さとみ)が、一見、地味に捉えられがちな「校閲」の仕事を通して、作家のプライドを守ったり、作家の背中を推したり、校閲部の重要性を示したり、編集部との人間関係を調整したりする、れっきとした『お仕事ドラマ』なのだ。

2016年は女性の社会進出を描いたドラマが盛りだくさん

このドラマを含め、2016年は「逃げるが恥だが役に立つ」や「重版出来」など、女性の社会進出を描いたドラマが多かったように思います。上記の作品は両方とも、野木亜希子さんの脚本ゆえに「社会性」が強いのですが、校閲ガールは、おしゃれでコミカルでエンタメ性の強いドラマでした。

石原さとみの個性を生かせるドラマは貴重

アクが強く、存在感の際立つ女優さんですので、「石原さとみのためのドラマ」になってしまうことが多いのですが、「校閲ガール」「アンナチュラル」「失恋ショコラティエ」「リッチマン・プアウーマン」では彼女の個性が上手く中和されているように思います。このドラマでは、おしゃれ番長が地味な仕事に意義を見出して、必死に頑張る姿が素敵でした。菅田将暉さん抜きでも、十分成立したのではないかと思うほどです。


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