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#87 フラジャイル(2016)-手術台に立たず、判断を武器に命を救う唯一無二の医療ドラマ
フジテレビ紹介文
命を救うためなら、誰であろうと降伏させてやる!長瀬智也が13年ぶりのフジテレビ系ドラマ主演で偏屈イケメン天才医師に挑む!
なんじゃそれ(笑)
TVer 紹介文
主人公の岸京一郎(きし・けいいちろう)は「強烈な変人だが、極めて優秀」と周囲が評する偏屈イケメン天才病理医。病理医とは基本的に患者に会わず、患者の組織や細胞を顕微鏡で分析し、病気の原因を明らかにすることで、正しい診断を下し、適切な治療方法を判断する医者だ。 岸は常にスーツ姿で全く医者然とせず、口が非常に悪いため、度々他の医者たちと衝突する。一見、人格破綻者のようにも見えるが、何より優先するべきは患者の命という信念を持つ。ひとたび自分の診断が他の医者と対立しようものなら、完膚なきまでに論破し相手を打ちのめすのも、自分の診断は絶対であるという、データと論理に裏打ちされた自信と、患者の命を救いたいという思いの表れである。白衣は着ずに手術も治療もせず、偏屈で毒舌で周囲と対立しながらも、絶対に命を救う、そんな岸の活躍を描く、これまでにない全く新しい医療エンターテインメント、それが『フラジャイル』だ。
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「これまでにない全く新しい医療エンターテインメント」
医療ドラマと言えば、超絶凄腕をもってして、手術台で命の危機にさらされた患者を救う外科医にフォーカスが当たるのですが、このドラマの主人公は病理医であり、ずっと顕微鏡とにらめっこしながら、他の医者が見落とした病気の原因を解明し、正しい治療法を『判断』し、プライドの高い医師たちを断罪するという展開が中心です。まるで、自らは手を下さない「水戸黄門」のような不思議な存在でした。
圧倒的な存在感
ドラマ内で声を荒げるシーンはほとんどなく、常に低音で囁く長瀬智也さんを軸にドラマが展開します。上記の画像が中心メンバーですが、ドラマの核として長瀬さんとかかわっているのは、野村周平さんくらいだと思います。それくらい、「動きのない長瀬さんの存在感」は圧巻でした。
長瀬智也に耳元でささやかれたいセリフベスト3(笑)
ドラマの評判が良すぎて、ファン投票が行われ、長瀬智也さんと武井咲さんの前で発表されたたようです。以下がその3つです。
第3位 あんた、バカなのか?
第2位 共犯になってやるよ。
第1位 僕の言葉は絶対だ。
1位のセリフは毎回、終盤、水戸黄門の印籠のように使われていました。正確には「おまえが医者である限り、僕の言葉は絶対だ」ですね。これを低音で言われると、男の私でもメロメロです。手術台に立たず、顕微鏡を武器に、判断だけで戦う病理医・長瀬智也の魅力が溢れ出た名作でした。