#117 リッチマン、プアウーマン(2011)-キュンキュンさせすぎ💛
TVer 長すぎる紹介文
小栗旬演じる主人公の日向徹はリッチとはいえ、およそ欠陥だらけと思われる性分。そんな徹と出会い、やがて引かれていくのは石原さとみ演じる、澤木千尋。千尋は徹に、これまで出会った人たちは誰も持ち合わせることのなかった純粋さと、それゆえの孤独を感じ取り、やがて引かれるようになる。2人はたびたびの衝突を繰り返しながらも、お互いを知り成長していくことに。また、徹と強い絆で結ばれている、共同経営者・朝比奈恒介役を井浦新が、恒介の妹で、千尋の恋のライバルとなる燿子役に相武紗季が出演。この2人が徹と千尋の関係に多大な影響を与えていく。 世界的な不景気&経済難が続く中、フェイスブックを立ち上げたマーク・ザッカーバーグのように、アパートの一室や、自宅のガレージで始めた会社が10年足らずで年間100億円以上の利益を生む会社に成長してとんでもない富を手にする、夢のような人生を歩む人々も一部に存在する。それは、海外だけでなく日本でも、ネットゲームやアプリケーションソフト、ネット通販など、いわゆるIT関連企業を立ち上げてわずか数年で富と名声を手にした成功者は1人や2人ではない。その一方で、日本では、大学卒業後就職率が2011年に史上最低を記録。2012年に改善をみせているが、それでもまだ働きたくても働けない、意中の企業に就職したくてもかなわない人々がいるのが現状だ。このドラマは、そんなリアルな現実の中でのシンデレラストーリーに挑戦する。人間的に欠落した部分が多分にあるが、偶然と運で、フォーブスにも掲載されるビリオネアになっていたIT企業社長・日向徹(小栗旬)。将来困らないようにと、勉強や資格取得を励んできたにも関わらず、就職先がいまだ見つからない東大生・澤木千尋(石原さとみ)。生活スタイルも異なれば、価値観もまるで異なる2人の恋は、果たして成立するのか?
小栗旬×井浦新×石原さとみ
この3人が組んだらハズレはないでしょう。記憶障害に苦しみながらもITベンチャーを成功させる若手起業家・日向に小栗旬。その日向を支えながらも、才能の違いに苦しみ、日向を裏切る相棒・朝比奈に井浦新。偶然、彼らの企業に採用されたことから日向に強く惹かれていく才女・千尋(本当は真琴)に石原さとみ。この3人のコンビネーション、最強でした。日向と真琴のつかず離れずの関係にイライラした記憶が鮮明に残っています。
まさにITバブルの成り上がり物語
ホリエモン、前沢友作、三木谷浩二などの起業家が活躍する時代性を背景としていました。上の画像は、日向と朝比奈が起業したときの記念写真。このドラマでは、何度も壁に想いをつづるシーンが出てきます。この画像に書いてあるNext Innovationは二人が起こした企業名です。いかにも、ITベンチャーぽい命名ですね。センスが優れていると思います。
いちばんときめいたシーン
第8話、日向が朝比奈に裏切られ、真琴が朝比奈の誘いを振り切り、しがらみを振り払うかのようにテナントビルを見つめた後、オートバイに乗って疾走します。日向と真琴の関係が一挙に縮まるシーンで、このドラマのハイライトとも言えます。
ラストを飾るのはmiwa「ヒカリへ」
メリハリの利いた展開の最後に流れる楽曲、決まっていました。キャスティング、脚本、演出、音楽のすべてがベストミックスされた名作でした。