#67 リピート 運命を変える10カ月(2018)-めっちゃ面白いタイムスリップもの
U-NEXT紹介文
図書館司書の篠崎鮎美は、商社マンの久瀬一樹と運命的な出会いを果たし交際していた。ある日、鮎美の携帯に「1時間後に地震が起きる」との奇妙な電話が入る。風間と名乗る男は、10カ月前へ遡ることができる時間旅行「リピート」に鮎美をゲストとして誘う。
ありふれたタイムスリップもののはずなのに…
トンネルをワゴンで猛スピードで突き抜けるとそこは過去。この展開の繰り返しがドラマの軸になっているので、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」や「知ってるワイフ」と同じなんですよね。既視感だらけの展開なのになぜか引きこまれてしまいました。
あくの強いキャラぞろい
消したい過去を持つ人々が謎の男・風間(六角精児)の導きに従って、自らの歴史を変えるために何度も過去に戻るという、既視感の強い展開です。自己肯定感が弱く本音で話せない図書館司書(貫地谷しおり)、カメラマンの夢を絶たれてキャバクラで働くボーイ(本郷奏多)、わけありのカフェオーナー(ガレッジセール・ゴリ)、ボーイを金で束縛する自己中の令嬢(島崎遥香)、謎解きのキーパーソン(安達祐実)など、エピソードたっぷりで個性の強いキャラが揃っていました。
それでも惹かれた理由を思い出せない…
のですよ。記憶に残っているのは、リピート仲間のドロドロ感、後半の一転二転三転四転、裏切ったり裏切られたりの展開、粘着質の島崎遥香、切ない余韻といったところでしょうか。ただ面白かった、その一点です。この断続的なタイムスリップものは日テレ深夜枠の伝統に息づいているようで、2024年1月に始まった「めぐる未来」にも受け継がれいます。制作スタッフは違うようですが、こちらもハラハラドキドキの連続です。ぜひご視聴を!
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