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#108 グッドドクター(2018)-疲弊しきった心身を癒す特効薬ドラマ

TVer 紹介文

『グッド・ドクター』は山﨑賢人演じる、自閉症スペクトラム障がいでコミュニケーション能力に障がいを抱える一方、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年・新堂湊が主人公。 幼い頃から小児外科医になることが夢だった湊が、ある日、レジデントとして小児外科の世界に飛び込むことに。周りの偏見や反発にさらされながらも、同じ小児外科の、上野樹里演じる瀬戸夏美や藤木直人演じる高山誠司らとともに、子どもたちの命のために闘い、子どもたちの心に寄り添い、そして子どもたちとともに成長していく姿を、あふれるほど情感豊かに描いていきます。 同時に、すべての子どもを大人にしたい、という純粋な湊は、病院の慣例や都合と衝突し、さまざまなトラブルや問題を起こしてしまいます。そんな時に発せられる主人公や周囲の言動は「本当に良い医者とは?」ひいては「人としてどう生きるべきか?」という命題を、視聴者の胸へ深々と突き刺していきます。

山崎賢人は天才だと思う

優しさで溢れた自閉症スペクトラム(現在は自閉スペクトラム症)を演じれるのは山崎賢人さんと高橋一生さんくらいではないでしょうか?このドラマではサヴァン症候群という特性を生かして、難病を患った患者やその家族の心を癒す演出が見事でした。

上野樹里は天才だと思う

このドラマでは、上野樹里さんあっての山崎賢人さんという感じでした。湊の個性を認めつつ、失敗を繰り返しながら、ともに成長していく姿が魅力的でした。時折見せる、思いつめた表情がリアルでした。表情で魅せる役者さんだと思います。

想定外のツボふたり

このふたりも良かったですね。立場はそれぞれ違いますが、入院している子どもたちやその家族にとって、なくてはならない存在でした。ドジで間抜けな看護師(浜野健太)とコンプレックス持ちの課長(戸次重幸)。このふたりに何度癒されたか。

3話と4話でボロ泣き

3話では、病院をたらいまわしにされた少女を救えず告訴されそうになった瀬戸先生(上野樹里)が湊の思いやりを通して家族と和解するシーンでボロ泣きしました。4話では、大好きなお父さんに心配かけまいとして継母の虐待に耐える症状のいたいけな姿にボロ泣きしました。5話の倫太郎を励ますための「365日の紙飛行機」も良かったですね。結局、すべての回において、こどもたちの純粋な姿に救われたように思います。

このドラマのすべてが凝縮された『ツ』

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