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#85 受験のシンデレラ(2016)-視聴率最低女王からの逆転を運命づけた出世作

NHK紹介文

カリスマ予備校講師の座を追われ、“人生の希望を失った男”五十嵐透。 “夢を見ることを忘れた女子高生”遠藤真紀。この2人が出会い、真紀を難関・東大に合格させるという無謀な挑戦が始まる。 五十嵐はわずか1年で、合格させることができるのか!人生のどん底にいる主人公たちが伝えるのは、「人生は変えられる。未来への道は、自分で切り開くんだ」というシンプルで力強いメッセージ。誰もが自分の可能性に気づき、生きる勇気と希望がわいてくる!青春受験ドラマ。

NHK版『ビリギャル』

映画『ビリギャル』は「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」ですね。主人公が有村架純さん、先生役が伊藤淳史さんでした。対するNHK版は主人公の遠藤真紀を川口春奈さんが、東大合格に導くカリスマ講師・五十嵐を小泉孝太郎さんが演じます。「生きる勇気と希望が湧いてくる青春受験ドラマ」という説明にウソ偽りはないのですが、このふたりのコントラストが面白いのですよ。

視聴率最低女王の返上

2013年の主演ドラマ『夫のカノジョ』が低視聴率にあえぎ、途中で打ち切られるという屈辱に加え、「視聴率最低女王」の称号まで与えられてしまった川口春奈さんですが、「受験のシンデレラ」では一転、喜怒哀楽むきだしの女子高生を演じます。眼力の強さはもちろんのこと、ひたむきに受験勉強に取り組む姿に勇気を与えられた視聴者は多いと思います。私見ですが、このドラマでの存在感の際立ちが、『麒麟が来る』(沢尻エリカさんの代役)でのブレイクに繋がり、『silent』『ハヤブサ消防団』に繋がったのではないかと思うのです。NHKスタッフの目利きに乾杯🍻

一方、シリアスでストイックな小泉孝太郎は…

病魔と闘いつつ、真紀(川口春奈)に厳しく指導する厳格なカリスマ講師・小泉孝太郎さんは、数多くのドラマで、柔和、あるいは、優柔不断な役柄を演じられており、そのイメージが強かったのですが、このドラマのように、笑いの要素が一切なく、シリアスかつストイックな役柄を演じられると、もはやもはや実の弟である小泉進次郎さんにしか見えませんでした(笑)。

小泉進次郎ではなく孝太郎

逆だと思うけどなぁ

下記はWikipediaの人物紹介です。

この順序は正確なのだろうか?

いちど視聴してみてください。印象では、主人公は川口春奈さんです。それくらい存在感が際立っていました!

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