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アガベ植え替え。鉢の大きさに悩む。

初心者の自分がアガベを4月から集め出して5ヶ月、、アガベ・チノチタではブラックアンドブルー、ホワイトアイス、レッドキャットウィーズル、姫巌竜(子株)、白鯨(子株)、南アフリカダイヤモンド(子株)とホリダ、、合計7つにもなってしまった。いつの間に?

さて、ここまで揃うと鉢をどうしようってことになる。アガベは冬は家に入れることも考えるとそれなりの見栄えが欲しいとか思ってしまうんだが、、今は陶器に入れているのはブラックアンドブルー、ホワイトアイスで、そのほかは排水性の良いプレステラや3Dプリント鉢というプラスチックの鉢だ。

最初に買ったのは入門編のホリダ。家に持ち帰った時、葉先が折れているのに気づいて相当なショックを受けたのだが、今ではそんなことはものともせず凶器のようにまっすぐ尖って伸びている。プレステラの縦長鉢に入れてずっとそのままだ。

刺さると痛いホリダ

次に購入したブラックアンドブルーはすでにそれなりの大きさだったのだが、最近またちょっと大きくなったみたい。

左が今年4月 右が今年9月


購入した時はとにかくかっこいい鉢に入れたくて、よく考えもせずに陶器のトゲポットという鉢に入れて愛でていたのだが、この鉢、陶器とはいえ表面にメタリックのような加工をしていて、おまけに底穴も普通の植木鉢の大きさなので、乾燥気味に育てたいアガベにはどうも不向きな気がしてきた。
この夏に水やりから1週間経ってもまだ湿ってるってどうなの?
空気の通りや水捌けが少しでもよくなるようにとDAISOで買った三角錐のような立体鉢底ネットを入れているのにこれではちょっとなあ。。

ホワイトアイスは信楽焼でこれはまあ底穴も大きかったし、素材自体も排水性のある陶器のように思えたが、なんだか最近開きっぱなしで徒長してないか??
実は陶器は釉薬が塗ってあると排水性は落ちるらしい。素焼きじゃないとってこと。

信楽焼でも釉薬が塗ってあると排水性は落ちる、代わりに大きな底穴


他のアガベが排水性の良いプラ鉢に入れていると、水やりのタイミングもズレるし、ここはひとつ、冬が来る前にプラスチック鉢に(あくまで格好良さを追求したいので3Dプリンタ鉢にした)植え替えてしまおうではないか、ちゅうことで。

それにしても暑い。9月なのに35℃ってとうとう日本も四季がなくなり亜熱帯のような夏を1年の半分過ごすことになるのかも。アガベと一緒に生き残れるだろうか?


通常アガベや塊根植物の植え替えは「鉢増し」と言って1号くらい大きめの鉢に植え替えるとよく聞く。アガベの鉢の大きさの目安は、鉢の口径が株の直径より一回りは大きく、株の葉先が鉢縁内にぎりぎり収まるか、少しはみ出す程度のものを選ぶといいらしい。
株の直径てなに?どこを測るの?という疑問を残したまま。。。

ところで鉢は縦長がいいの?それとも浅鉢?? アガベの画像を検索すると両方あってなかなか迷う。個人的には縦長って安定性が悪く、倒れる確率が高いので避けたいのだが(それでホリダを何回か倒した)、アガベは本当は縦長が良いらしい。理由は根を縦に伸ばす傾向が強いとか。根を深く伸ばすと、成長しやすくなる。

アガベの鉢を調べていて分かったのは、そもそもアガベはどういう育て方をしたいかで鉢の大きさを決めるということ。

形を崩したくない時、徒長させたくない時は、敢えて小さめの鉢に入れるらしい。水は枯らし気味にして成長を遅らせることができる。

子株は水を切らさないように少し大きめの鉢にすると保水性が良くなるので根回りが良くなり成長を促す。

今うちにいる姫巌竜や南アフリカダイヤモンドはまだ小さいのでその大きさに合わせてプレスレラ90、105と使い分けている。
これらよりもう少し大きい白鯨の子株は、もう早く鑑賞したくて(笑)かっこいいGreen5の3Dプリント鉢に植えてしまった。これは鉢の側面がザルのように隙間があるアガベ塊根用の優れものである。

さて、そんなかんだで決行したブラックアンドブルー植え替えについて。
鉢は口径は同じだが高さと胴回りは少し小さいAdv-Factoryの3Dプリント鉢にした。これは鉢底の穴が大きくしかも側面の下がメッシュになっているまさにアガベ塊根用。ここのスタッフさんは親切でサイズを微調整してくれたりする。
この鉢は既製サイズだけど、縦長でもなく浅鉢でもない。もともとのトゲポットが樽型だったのも土が乾きにくい要因だったと思うので、少しくびれた形がいい。

小さい鉢に植え替えるというのは珍しいかもしれないが、もともとの鉢が容量が大きかったし、ブラックアンドブルー自体ももうこれ以上大きくしたくなかったから。目標はコンパクトに丸く、ね。

底穴は大きく下部がメッシュの3Dプリント鉢

さてまだ暑いこの季節の植え替えで注意する点は

  1. 夕方の涼しい時間帯に行う

  2. 土が乾燥している時に、根をあまりほぐさず、傷つけないように移行する

  3. 植え替え後、日陰に置き、数日間水やりを控える

  4. 水をあげる時は少量からにする

トゲポットからアガベを出そうとして驚いたのは、思ったより根鉢状態。え〜植えた時はシュルって下に生えてた根が5ヶ月でこれ? そんなわけで根をほぐさず傷つけないようにはできなかった。ブチブチ切れちゃったので消毒したハサミでかなりカットしました、はい。
新しい鉢にもその方が入りやすそうだったから。

この根をさらにカットした

これが良かったかどうか、不安で仕方ない。
根はそのまま移行するはずだったのに。命綱の根を切ってしまってごめんよ、でもこの後まだ1ヶ月は暑いとは言わなくてもあったかいよね?とアガベに話しかけて気を落ち着かせる。

下の側面がメッシュの3Dプリント鉢

本当はアガベ植え替えの最適な季節は春、暖かくなってからである。もう少し待てなかったのかというのはあるが、冬に初めて家の中に入れて管理するのに、今の鉢ではしづらいかと。。。
乾いた時と水をあげた時の重さを覚えておくとよくいうが、鉢自体が重くてようわからん、というのもあったし。

なんとか無事にまた根付いて元気になってくれますように!しばらく明るい日陰に置いて様子を見ようっと。



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