【プリマ八王子プロジェクト半農半コンサルを考える】02
~地鎮祭を行ない工事の完成と安全を祈った~
さて、『プリマ八王子プロジェクト完成までのダイアリー』の続きを書くことにしよう。
アパートメント計画地の上に建てられている既存の建物や駐車場であれば
アスファルトを剥がし
解体し終わらせ整地をした段階で地鎮祭を行うことになる。
僕たちプリマの地鎮祭は建物に精通している
猿田彦大神さまにお願いすることが多い。
【地鎮祭とは】
土地の神様に使用の許しを得て、末永く無事に過ごせるよう祈るお祭りだ。
次に使う子孫後進が同じようにしあわせな家を建てられるよう、土地は大事に使う必要がある。
そのため、土地の神様に感謝の心を捧げる地鎮祭を行う。
【地鎮祭のタイミングはいつやればいいのか?】
地鎮祭は、工事が始まる前に行なう。直近でなくとも構わない。
お祭り後から着工まで、しばらく期間があく場合は
約1年以内に着工する。
【なぜ地鎮祭は猿田彦なの?】
猿田彦大神は、みちびきみちひらきの大神だけでなく、土地・建築の大神でもあるためだ。
伊勢神宮の土地は、猿田彦一族が代々治めていた。その地を神宮に献上し、神宮建立の際、最中央に建てられ神聖視される「心御柱(しんのみはしら)」という神様が宿る柱を建築していた。そのため、古来より土地・建築の大神と言われる。
「伊勢の神宮の皇大神宮・豊受大神宮両正殿床下中央に、正殿とは建築上全く無関係に立てられている柱のこと。延暦二十三年(八〇四)撰の『皇太神宮儀式帳』にその名がみられるが、古来きわめて神聖視され、忌柱・天御柱・天御量柱などとも称され、もしその顛倒など異状のあった場合には、上奏し仮殿遷宮をしてそれを改めることとされて来たのであり、現在でも秘中の秘とされている。
参考文献:国学院大学日本文化研究所編『神道要語集』祭祀篇一/鎌田純一「伊勢神宮心御柱の一考察」(『神道宗教』六)
さて、次の工程は建物を支える基礎工事のことを話そうと思う。
つづく