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あゆみのアパートメントオーナーGrowth Story中級編『数字はウソをつかない』ドラゴンの事務所『横濱空室対策秘密基地』01
ドラゴンの事務所『横濱空室対策秘密基地』01
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横浜駅から地下鉄で数駅にドラゴンの事務所はあった。
ビンテージなビルの2階にあるコワーキングスペースの一角が
ドラゴンの事務所だ。
ドラゴンはいつもここで
仕事の原稿を書いたり
オンラインで空室対策の相談を受けたり
時には空室対策のセミナーを発信している。
そして、最近では健康のために週2回
八王子や、調布・葉山に出かけ農業をやっているという。
なぜか最近のドラゴンのマイブームは無農薬野菜を作ることらしい。
横濱空室対策秘密基地の扉を開けるとドラゴンがいて
このコワーキングで一番大きなテーブルに私を案内してくれた。
私はタイガーおじさんから預かってきた書類をドラゴンに渡した。
その中身はタイガーが自分でやったという確定申告のここ10年分くらいだった。
「うんうん、書類はこのくらいでもう大丈夫だ
それで、あゆみの目標設定は考えたかい?」
「はい、わからないなりにですが病院に何回か行き
タイガーとよく話し合ってまとめてみました
ご指導いただければ幸いです」
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私はカバンの中から、目標設定の書類を出してドラゴンに渡した。
しばらくドラゴンはその書類をずっと見ながら
一つひとつを理解しようとしているのか
コワーキングの中では時計の秒針の音しかしなかった。
私にはすごく長い時間に感じたが、多分3分くらいだったのだろうか?
やっとドラゴンが話し始めた。
「あゆみ、よくまとまってるね
このように紙に書くと潜在意識が顕在化するんだよ
少し頭の中はすっきりしたかい」
「なんか頭の中はすっきりしたんですが
それと同時にこれからやらなきゃいけないことが
こんなたくさんあると思って、ちょっと不安な気持ちになりました」
「大丈夫だよ、一つ一つしっかり潰していけば
まずはタイガーと話したというこの土地の活用法の出口について共有しようか」
これからドラゴンがいろいろ聞いてくれて
一緒に答えを導いてくれるのだと思うと
なぜかやることはいっぱいあるのだが、安心感が出てきた。
根拠のない自信は
私には昔からソウル電波受信機能とともに備わっているのだ笑
笑顔同封石川龍明(横濱Dragon)
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