子どもが目を細めて物を見ている・・・
こんにちは!
いつもご覧いただきありがとうございます。
今回はヨーロッパや日本各地で活躍している古田大祐氏と共同研究して一定の効果が出ている視力の回復(仮性近視)について書きたいと思います。
仮性近視とは?
先程紹介した、古田大祐氏が分かりやすくまとめているので、こちらをご覧ください↓↓↓
そもそも何故このような研究を始めたかというと、以前執筆した【姿勢と学力】にも繋がってくるのですが、視力が悪くなると物を見るときに必ず顔と物の距離が近づきます。そうなれば前傾姿勢になり、姿勢って悪くなりますよね?これって仮に施術で姿勢を治してもすぐに悪くなってしまうんじゃないかというところでこの研究がスタートしました。
仮性近視から近視
古田氏のnoteにもありましたが、仮性近視を放っておくと近視に移行していきます。私の考えでは現在眼鏡をかけている方の半数ほどが子どもの頃に仮性近視からスタートし、近視に至っていると思っています。
実際に施術した7歳〜13歳の子どものほとんどが片眼の視力が低下していました。でも大人の視力低下って両眼に起こることが多いですよね。
片眼が見えづらくなる仮性近視(片眼)→
見えづらいため、反対側をよく使う→反対側も見えづらくなる
流れとしてはこのようになると考えています。
なので仮性近視の起きやすい子どもの頃から治療しておくことが大切です。ただ子どもって視力が悪くなっているか自分自身では分かりません。そのため、子どもが物を眼を細めて見ているのをが一つのサインとして確認しておくことが大切です。
仮性近視のチェック方法
視力検査で視力低下があったとしてもそれが本当に近視なのか?仮性近視なのか?というときに2つを分けるチェック方法があります。
それは側頭動脈の拍動を確認することです。
この青い丸印で囲った赤い血管の部分になります。これってピンポイントで触るのって難しいですよね?
このように耳の後ろに親指を回して残りの指を軽く側頭部に当てます。そうすると正常であれば人差し指〜中指、薬指の第一関節付近で拍動を感じ取ることができます。これが感じ取れない場合は正しく当てれてない(強すぎる)か仮性近視の可能性があるかもしれません。
もし自分の子どもが最近眼を細めて物を見ている、学校の視力検査で引っかかったという場合は一度チェックしてもいいかもしれませんね。
仮性近視にならないための日常生活の注意点
①ブルーライト
多いのが子どものスマートフォンやタブレットの使用頻度・時間の増加です。やはりブルーライトの影響で視力低下を招くことが多いです。眼の影響を考えるとやはり使用を制限するのも大切かもしれませんね。
②歯の影響
先程、拍動をチェックした側頭部分は側頭筋といって食べ物を噛む筋肉があります。もし虫歯で片側が噛めずに偏った使い方をしているとよく噛んでいる側の側頭筋が硬くなり、その影響により視力低下を招くかもしれません。その場合はまず歯の治療から行う方がいいでしょうね。
③姿勢の影響
最初にも話した通り、眼が悪いと姿勢に影響してきます。でも逆に考えると姿勢が悪いから眼が悪くなることも考えられます。姿勢が悪く前傾姿勢で勉強をしていると後頭部の部分に負担がかかり、目にも影響してきます。そのため、手順として先に姿勢を整えることも大切です。
まとめ
以上のように仮性近視は施術で改善することがあります。
仮性近視での視力低下は筋肉(毛様体筋)が上手く使えなくなって起こる症状です。なんでもそうですが早め早めの対処がのちに大きな成果を生みます。もし子どもが眼を細めて物を見ている場合は早めに適切な処置をした方がいいでしょうね。
*上記で紹介した拍動のチェックは実際に研究で行った一部分になります。その他様々な評価をした上で施術を行いました。ただ一つのチェック方法としては簡便なので紹介させて頂いたので、拍動があるなしだけが仮性近視のチェックではないのでご理解ください。