★極道学園(575)

海上ホテルのレストランでコイケが作ってくれた海鮮丼を食べながら新聞各紙を読んだ。

兵庫知事の件だがメディア各社の狼狽ぶりには思わず失笑せざるを得ない。まさか失職した斎藤知事が復活するとは思っていなかったのだろう。斎藤氏が知事だと都合が悪い役人たち、県内の首長たちが知事の悪い噂をでっちあげ、それを迂闊にもそのまま信じたメディア各社が知事を引きずり下ろした。ところが兵庫県民はちゃんと見ていたのである。ん?なんかヘンだぞ?と。悪いのはどっちだ?と。

俺が小学生の頃、佐藤首相が新聞社の人々と険悪になり、お前ら、出ていけ!と記者会見の部屋から新聞記者を全員退室させた。誰も座っていない記者席の前で佐藤首相はテレビカメラに向かって話をしたのである。権力者とメディアの関係というのは大昔からいろいろあるのだ。

現在大手メディア各社はオールドメディア、マスゴミなどと呼ばれかつての権威を失いつつある。Twitter(X)、YouTubeなどから発信される情報を多くの人々が信じるようになってきたからだ。我々の九十九里新聞も今は安泰だが決して安心できない。

さて、今朝の読売新聞に以下の投書があった。

【70代の親と暮らす40代前半の女性。学生時代の進路選びに失敗して収入がなく、国民年金保険料も未納です。

アルバイトの面接で不採用が続き、認知症の祖母と、知的障害のある妹の介護や世話をしていました。その後、祖母は亡くなり、妹は施設に入りまし
たが仕事はしていません。

父とは金銭トラブルを機に不仲となり、暴言に悩まされています。私は片付けが苦手で、部屋はゴミ屋敷化しています。外出は少なく引きこもり状態です。

一度、父の暴言や自分の今後を相談しようと行政の地域包括支援センターを訪れましたが「緊急性が低い。予約なしで来るなんてバカじゃないか」と笑われ、もう利用したくありません。

高齢の親にいつまでも頼れないので、家を出たくても、スマホを所有しておらず、調べることもできません。どこを頼ればよいですか。(千葉・D子)】

祖母、妹の世話をしたのは立派だ。父との不和は気の毒だがどっちが悪いのか、という点については判断不能である。父が激怒するような言動があったのかもしれない。父は娘のゴミ屋敷を見て非常に不快になっているのかもしれない。

地域包括支援センターの対応は酷いなあ。もっと親身な、優しい対応ができないのだろうか。市民をバカというのは暴言だ。

この相談者の考え方で気になるのは、どこを頼れば良いかと聞いている点だ。スマホがないことを非常に気にしているがスマホなんて、当面はいらない。情報を集める手段はたくさんある。彼女は自助努力が少々足りない感じがする。というより、知能に問題があるような気さえする。

職安に行くなり片っ端からあちこちに履歴書を送るなり、もっと執念深く職探しをしたらどうか。

次々とアルバイトで不採用になるD子は少々気になるが、会いたい、助けたいとは思わなかった。住む家があり金銭援助をしてくれる親がいる。たいへん幸せな境遇だ。今の俺はアフリカ人を助けたい気持ちが強い。

ブルキナファソというアフリカの国からたくさんのアフリカ人を連れてきた。貧困層がたいへん多い国である。彼らを栗駒に連れてきて日本でたくさん稼いでもらい、本国に送金してもらうという単純な流れだが、このやり方で生活が楽になるアフリカ人がたくさんいるはずなので栗駒キャンプの運営は真摯に努力したい。

青葉さんの居酒屋に隣接している組員用の食堂では組員とアフリカ人たちが一緒に食事して交流を深めている。たっぷり食べたアフリカ人たちの体格は日に日に良くなっている。近いうち、一軍の試合に出場できるアフリカ人が出てくるのではないか。

アフリカに軍事政権が数多く出来ている状態は日本で言えば戦国時代のようなものだ。選挙ではなく武力により政権がコロコロ変わる。そのような国に医者だ学校だと言っても一時しのぎになるのではないか。せっかく支援物資を送っても民衆に届かず、政権が掠め取るのだ。強盗が国を支配しているようなものである。

国の未来をしっかり見据えて優れた政治を実行できるトップ、及びそのグループが出てこない限り、アフリカの諸問題は解決しないと思う。

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