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【脱獄宣言】アホみたいに本があってツラいのでブログをはじめることにした【自己紹介】
ごあいさつ
いきなりですが、当ブログは脱獄記録で、本記事は脱獄宣言です
はじめまして、ザムザといいます
ご覧いただき感謝です
このたび【本棚からの逃走】というブログをはじめることにしました
この記事では当ブログの紹介をします
まず、トップの写真をご覧ください
写真を加工してオブラートに包んでみても、ひどいものです
まえに部屋の掃除をしているときに撮影したものなのですが、見事に足の踏み場もないですね
本、本、本です
アホみたいにたくさんあります
写真は筆者の部屋なのですが、他の部屋にも本はあります
数えたことはありませんが、おそらく数千冊はあるでしょう
さながら、活字の監獄です
どうして、なぜ、こうなってしまったのか?
それはかんたんな話で、筆者が出かけては買ってきて、見つけてはポチッてを繰り返してきたからです
それにしても限度があるだろう、と思われるかもしれません
ごもっともです
白状しましょう
好きこのんで買い集めた本は、いまや、筆者の身動きを精神的にも、物理的にも圧迫しつつあります
その沼地の名は……本!
昔の話をしましょう
筆者は大学を文学部の哲学科に在籍していました
高校までの筆者は、どちらかと言えば本が好きな方に分類されるくらいの人種でした
小学校ではJ・K・ローリング《ハリー・ポッター》などのファンタジー小説を読み、中学校では吉川英治《三国志》などの歴史小説を読んでいました
高校では谷川流の《涼宮ハルヒの憂鬱》や西尾維新の《物語》シリーズなどのライトノベルが多かったです
それはそれは毒にも薬にもならないような読者人生を送っていました
ところが、大学で哲学科に入ったことで、転機があったと言いますか、読者人生がズレはじめていってしまったのです(苦笑)
入学後の哲学科のガイダンスのことでした
ひとりの教授が次のようなことを筆者ふくめた新入生らに向けて言ったのを覚えています
きみたちはいやしくも哲学科に入ったのだから、アルバイトなどに熱をあげてはいけません
友人関係、恋人関係、大いに結構です授業に出席しないこともきみたちの自由です
ただし、本は読みなさい
繰り返しになりますが、いやしくも哲学科に身を置くものとして、本との関係は続けなくてはいけません
そうです、筆者は〝真に受けて〟しまったのです(笑)
それから大学の図書館に入り浸るようになりました
図書館で〝借りるだけ〟の読者のままでいられれば良かったのですが、筆者は自分で買うほうにも手を出してしまったのです
本を読んでいれば他の本のことも書かれています
「○○がおもしろい」
「××を読んでいなくてはお話にならない」
なるほど、なるほど
そのように真に受けては新しい本、新しい著者を知り、読みたい本が増えていったのでした
まさに沼地です
本は、読めば読むほど沈んでいく沼でした
大学時代に古本屋巡り、そして200万円に及ぶ書籍代……
本を読みふけるようになって気づいたのはコスパの良さでした
世界的な研究者や貴重な経験をしたひとなどの知識が、Tシャツ一枚分の値段で手に入るんですから!
コスパの良さに気づくと同時に、筆者は、本を新品で買い集めると、その金額もバカにならないということに気づきました
そんなときです
筆者は古本屋のすばらしさに出会ってしまったのです
ネットにもAmazonなどで中古本を安く手に入れることはできます
けれど古本屋にはあってネットショッピングにはないものがあります
自分の足で出掛け、自分の目で探し、自分の手で確かめることの喜び
それこそ、ネット書店がリアル書店に勝てないところでしょう
そのなかでもブックオフが筆者を魅了しました
ブックオフは数百円ほどでひとつの時代を飾った名著が手に入ります
名前くらいは聞いたことのあるようなチョー有名小説も缶コーヒー1本の値段で手に入れられるのです
さらには「どうしてこの本がこんな値段で!」という掘り出し物もあり、宝探しをしているような、ウキウキとした心地にもなれます
筆者の学生時代は、都内やその周辺のブックオフを訪ね歩く生活でした
我ながら笑ってしまうのですが、大学の卒業式の日でさえ、集合時間のまえに駅のそばにあったブックオフに立ち寄っていました
卒業式のときでさえそうでしたから、社会人になっても古本探しの習性は直りませんでした
しかも使える金額も増えたために、買う量も学生時代より増えたほどで、筆者の部屋のスペースはどんどん埋まっていったのです
金額にしておよそ3年間で、書籍代に200万円は費やしたでしょう
我ながらアホです(汗)
それだけあったら他にどんなことができたか。。。
とまあこのようにして、当記事の冒頭に載せた写真のような部屋ができあがったのです
【本棚からの逃走】……またの名を「脱獄記録」!
積みあがっていく未読本の山は、なかなかに圧迫感があります
物理的に居住スペースが狭くなっていくのもマズいですが、精神的にも不自由さを感じてしまうのが厄介です
いまも本が好きでたまに買いますが、一時期のように爆買いすることはなくなりました
とはいえ買い込んだ本はどっさりあります
ヘタに引っ越しすることもできません
本の山は筆者をたのしませてくれますが、同時に、たのしませてくれるというかたちで、筆者の自由を制限する監獄となってもいるのです
さすがに本と心中するつもりはないので、筆者はこの監獄から脱出する仕組みを作らなければならないと考えました
それがこのブログです
当ブログ【本棚からの逃走】は、筆者が、自分自身でつくりあげた活字の監獄から抜け出すための仕組みなのです
筆者が本を読み、読んだ本を記事にして紹介をすることで、本を手放す決心をする
そのような、本を手放すための仕組みなのです
だからこそ、本記事のはじめに書いたように、この「アホみたいに本があってツラいのでブログをはじめることにした」という記事は脱獄宣言であって、【本棚からの逃走】というブログは脱獄記録なのです
結局、このブログは何を書くの?
ようするに、【本棚からの逃走】は書評ブログです
筆者の読んだ本を記事にまとめるのがメインになります
当ブログをはじめた動機は、筆者が買い込んだ本たちを単なる置物のままにしたくはなかったからです
どうにか積みあげてしまった本の山を自分自身に還元したい
筆者のひそかな読書の結果から、どこかの誰かになにかしら伝わるものがあればいい
そのような想いから記事を書いていきます
ほとんどの記事は本の読み手として書く書評記事になります
ときおり、本の買い手として書くことになる日記風の記事を書くかもしれません
以上の点から、当ブログの記事は以下のような関心を持つ読者を想定して書かれることになります
ひとの読んだ・買った本が気になる!
ひとの読書感想文を見てみたい!
または「脱獄記録」と言った手前、
よくわからんこと言っているヤツがいる!
なんて関心を持つひともいるかもしれません(笑)
とはいえ並べてみるとふつうの書評ブログと同じですね(汗)
書評ブログのおもしろさは、書評記事を書くひとの個性によって左右するところがあります
筆者にはどのような個性があるのだろうか……
ここまで書いてきたところから筆者の個性を挙げるとすれば、「哲学科出身で書籍代を3年間で200万円ほど使ったアホ」――あたりになりますかね(苦笑)
となると次のような読者を想定することもできるかもしれません
哲学科出身者がどんな本を読んだり買ったりしてるのか気になる!
本を買うのに3年間で200万円も使っちゃうひとがどんな本の読み方をするのか気になる!
――などなど
本棚を見れば、のしかかるように積みあがっています
はやくどうにかしないと……
ではでは
なにかと不慣れなところもあるかと思いますが、ゆるりと本棚からの逃走をはじめていきましょう
よろしくお願い致します
_了