東京ヤクルトスワローズドラフト指名予想2024〈09.23〉
はじめに
本稿では東京ヤクルトスワローズの2024年ドラフト指名について考えてみたいと思います。
※私は中日ファンなので、それ以外の球団についてはあまり追えておらず、的外れなことも書いていると思いますが、ぜひ色々とご指摘ご指導ご鞭撻いただければと思います。
※以下、申し訳ございませんが、選手の敬称を省略している箇所がございます。
ドラフトの狙い：打ち勝つ野球を目指して
投手力不足がよく言われるヤクルトですが、ここ2年の低迷はオフェンス面に原因があるのではないかと考えてます。確かに投高打低環境を考えると投手成績は厳しいものがありますが、リーグ優勝をした2021-2と比べた時に攻撃力の突出度が下がってきていることの方が影響が大きいのではないでしょうか。
2023-4の戦いを見て思うのは、塩見選手の離脱がかなり大きいのではないかというところです。長打力もある1番打者がいてこそ、村上選手やサンタナ選手、オスナ選手といった中軸が機能するのではないか、と思います。もちろん、塩見選手も来年は戻ってくるでしょうし、フルシーズンで活躍するかもしれませんが、オフェンス面の上積みを狙うのであればセンター、ライト、キャッチャーあたりに打てる選手を獲得するのがいいのではないでしょうか。
投手陣は先発の補強が急務ですが、先発即戦力タイプをドラフトで直接獲得しようすると上位を割く必要があること、また、先発即戦力タイプのドラフト上位候補はアマチュア時代の負荷の影響からかケガのリスクも高いことを考えると、リリーフである程度の成績を残している小澤選手や清水選手などを先発に回し、その穴はドラフト下位で大社独立のパワーピッチャーを獲得して埋められれば理想かな、と考えます。
というわけで、１〜２位では長打力があって足も使える野手を、できれば外野手で指名しつつ、３位以降ではリリーフ強化のための大社独立出身のパワーピッチャーを獲っていく、という形を狙っていきたいところですが、実際には入札以降、どのような選手が残っているかで変わってきますので、これを踏まえて、実際の指名について考えていきたいと思います。
入札
本命：西川 史礁（青山学院大）
対抗：渡部 聖弥（大阪商業大）
大穴：金丸 夢斗（関西大）
センターやライトを守れる足や肩がありつつ、長打力もある大卒外野手の2人が狙いです。神宮球場がホームであることを考えるとこれはもうどちらにどちらにいってもいいと思います。東都大学野球出身の西川選手の方が少し有利かな、ということで本命としました。大穴は金丸選手。大穴と言ってもヤクルトのこれまでの指名傾向を考えるとくじ引き覚悟で金丸選手に入札することは十分に考えられますし、正直なところ実際には今年も大学No.1投手入札なのではないかなぁ、と思わなくもないです。
再入札
渡部 聖弥（大阪商業大）→麦谷 祐介（富士大）→篠木 健太郎（法政大）→伊原 陵人（NTT西日本）
西川選手はおそらく広島や西武など打撃力に課題のあるチームの指名が被ると思いますので、クジ引き後のことも考える必要があります。渡部選手が入札されていなければ狙いに行きたいところですが、そうなると再度抽選になる確率も高いでしょう。また、長打力のある外野手狙いは西川選手、渡部選手、麦谷選手までかな、と思います。ここで高校生野手に切り替えるのもなくはないですが、高津監督続投ということは、やはりもう一度優勝を狙いにいく気持ちの表れだと思うので、将来の戦力より来年どう戦うかに重点が置かれると考えます。なので、麦谷選手までを獲れなかった場合、出力が高く、最悪でもリリーフ起用なら一軍で活躍できそうな篠木投手か、即戦力の先発補強として伊原投手あたりに切り替えるのではないでしょうか。
2位
吉田 聖弥（西濃運輸）・佐藤 柳之介（富士大）・柳館 憲吾（國學院大）・吉納 翼（早稲田大）
1位でうまく野手指名ができていると、ウェーバー順もあって選択の幅が広がりそうですが、ここで高校生に目移りしてしまうのは避けたいところ。やはり、このあたりまではあくまでも来年どんな形であれ一軍で出られる選手を指名する方針を貫きたい。
とはいえ、今年の大社野手候補で1位の12人外となると悩ましいところ。3位が遅いこともあり、切り替えて投手にいくのもいいでしょう。そうなるとまだ上位ということもあり、再入札であげた2投手に加えて、吉田投手や佐藤投手あたりで先発の補強を狙う感じになるでしょうか。
1位で野手が獲れていない場合、なかなか厳しい指名になりそうです。村上選手の動向が不透明なこともあり、三塁も可能性のある柳館選手、あるいはあくまでも外野手狙いで吉納選手もありかもしれません。とにかく、残っている中で良い野手を選ぶことが重要になりそうです。なるべく1位で野手を抑えたいですね。
3位〜
（また更新予定）