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整形しすぎ / なんでそんな顔になってしまうのか?

海外セレブをはじめ、もともと綺麗だったのに、なぜか整形に失敗しておかしな顔になってしまう方を散見します。何をやったらそんなに変になってしまうのか?パターンごとに解説していきます。


【整形で変な顔になってしまう理由】

▶︎精神的に不安定

まずは、アルコール依存症、ショッピング依存症、セックス依存症、などと似たような、醜形恐怖症がベースにあるような依存症のパターン。

自分を肯定できないような気持ちがベースにあるため、何をやっても、何回やっても満足できないことが多く、結果的に美容整形を繰り返し、顔の原型をとどめないほどに変わってしまいます。

美容整形は、たくさんやればどんどん綺麗になれるようなイメージを提供側は謳いがちですが、美とは繊細なもので、重ねれば重ねるほど美しくなれるような単純なものではありません

この場合は、どんなに美容医療を重ねても改善することはないので、本来、精神科に通うべきです。精神科による治療のほうで改善するケースも多いです。

▶︎膨らませる系の施術ばかりをやりすぎ

美容医療では、理想的な状態と現在の状態を比較し、足りない部分をあらゆる方法で補う、という戦略が基本です。顔は、骨から皮膚の表面まで、たくさんの組織で成り立っているので、それぞれに最適なアプローチは色々あります。アプローチの中には、効果が出るのに時間がかかるものもあれば、すぐに大きな変化を得られるものもあります。短期的には良いけれど、長期的には老化を促進するものもあります

よくあるのは、ヒアルロン酸の入れすぎ。ヒアルロン酸は、特に、骨や筋肉など、深い部分での老化による変化を補う効果があり、即効でとても良く変化が出るので、とても人気で良い施術です。しかし、何もかもヒアルロン酸でどうにかしようとした結果、恐ろしい顔になってしまう人があとを立ちません。背景に、何か施術を受けてもらう=収入になるというクリニックの収益構造もあり、提供側もあまり止めない、というのもあります。(少しフォローすると、依存症タイプの方の場合は、こちらがどんなに頑張って止めようとしても絶対にやりたがるというケースは結構あります)

ヒアルロン酸に限らず、脂肪注入や他の注入剤なども含めた「何かを入れて膨らませる」系の施術は、とにかくやりすぎがちになります。ヒアルロン酸はまだ溶解剤が存在するので、やりすぎに気がついたら溶かして元に戻せるだけマシです。

ヒアルロン酸は素晴らしい施術ですが、それだけでなく、もっと他の施術と組み合わせてバランスよく使っていく必要があります

▶︎顔のパーツの形を変える時に、全体バランスを考えない


整形しすぎた不自然な顔、というのは、基本的には多くの施術をやりすぎてなるケースが多いですが、たった1回の施術でおかしくなってしまうケースもあります

ありがちな例が、「目や鼻などわかりやすいパーツだけを、がっつり整形する」

顔の形とは不思議なもので、頭の大きさや形から輪郭に至るまで、立体的にひとりひとり違く、全体としてうまく配置されているものです。目や鼻のパーツの形ばかりに目が行きやすいですが、お正月のおたふくを思い浮かべてください。


パーツの形は同じでも、どんなバランスで配置するかでまったく違う顔になります。

単純に言うと、いかにも日本人のバランスの顔なのに、いきなり鼻だけギリシャ彫刻のようになったら、かなりおかしいです。

全体のバランスからして、1点だけ全体のイメージから外れてしまったら、その1点の形そのものは綺麗だったとしても、その部分のみが違和感が残り、全体として「おかしな整形顔」になってしまうというわけです。

▶︎体(体型だけでなく内側からのケアも含む)に無頓着で、顔だけに執着


顔のパーツの話ともリンクしますが、体は普通に老化しているのに、顔だけやたら若いというのも良くあるケースです。実際には、若いと言っても肌感まで若々しいわけではなく、どこかビニールのような不自然なツルツル感、というような異常な感じを受けることが多いのも特徴。原因は、外からの外科的なものに頼りすぎて、本来のアンチエイジングに取り組んでいないことです。

【やりすぎて変になってしまわないための防衛策】

▶︎精神状態に気を配る


どんな人でも、精神的にまいってしまう時はあります。そんな時に美容医療に手を出すと、ついつい変にやりすぎてしまうことも。まずは心を癒すことに目を向ける時期です。

▶︎効果がわかりやすいものだけに頼りすぎない


一つ一つの施術メニューの、「原理」「メリット」「デメリット」「短期的な効果」「長期的な効果(もしくは副作用)」を明確に認識しておく必要があります。

▶︎全体のバランスを常に考える


からだ全体、顔全体、すべてのバランスで若さや美しさの印象は決まります。決して一点だけにとらわれて、そこばかりをやりすぎないこと。




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