マンダリンオリエンタル東京@三越前 体験記 OLIVE SPA(オリーブスパ)と東京のホテルスパを比較
三越前の駅近に佇むマンダリンオリエンタル東京。夜景が楽しめるホテルスパは他にあれど、こちらはサウナの中から高層の景色が楽しめる。
(公式から写真お借りしてます。)
こんな方におすすめ
・夜景が楽しめるサウナを体験したい
・英国御用達やアロマセラピーアソシエイツが好き
・技術の高いスパに行きたい
雰囲気
三越前駅を出てすぐにマンダリンオリエンタルがあります。エントランスは初見だとわかりづらいですが、車の入り口の左端の歩道を道なりに進むとあります。
エレベーターに38階にまず上がります。
ロビーの突き当たりに白いカーテンのような壁がありますね。その裏にスパに繋がるエレベーターがあります。
37階に下りればスパに到着です。
まずはロビーでレモングラスとハイビスカスのハーブティーを飲みながらカウンセリングシートを記入。
身体のどの部位を重点的にマッサージされたいか図に記入するのは、ありそうでなかったありがたい項目。
ストレスが身体的か精神的か感情的かなども選びます。
ファンズ オブ M.O.というマンダリンオリエンタルの会員(会費無料)になるとヘッドマッサージか、手のマッサージかアイマッサージを無料オプションで追加できます。
その会員になると無料Wi-Fiや、宿泊時にウェルカムアメニティや色々な特典があるようです。
私は登録してみました。
記入が終わったら、スパエリアの案内をしてくれます。
リラクゼーションルーム、温浴施設、トリートメントルームの扉があり、温浴施設を丁寧に案内してくれます。
大体スパレセプション到着から案内が終わるまで20分程度だったので、温浴施設をしっかり楽しみたい人はそれを加味した時間の到着をおすすめします。
ちなみにロッカーの中。
バスローブの下に履くショーツが布素材のホテルスパは初めて見ました。
温浴施設の雰囲気としては噂通り、大浴場とサウナの景色は圧巻ですが全体として意外とコンパクト。
夜景の方が綺麗だと思います。女性側は東京スカイツリー方面を見渡せます。
雰囲気は良いと思います。
温浴施設
大きな窓で景色が楽しめることに定評があるサウナを楽しみにきました。
ロッカールームは小さく、貸切状態〜他の利用者が1人いる程度。ロッカールームと洗面所のコンパクトさはフォーシーズンズ丸の内に近いものを感じます。
男性の方は洗面所にも大きな窓があり景色が楽しめる仕様になっているとの情報を得ています。
シャワールームは手前に2つ、奥に2つ。シャワーブースや大浴場はプリンスギャラリーに近い雰囲気はあります。
大浴場は写真の通り絶景です。私が訪れたのはちょうど日の入り〜夜にかけてだったので、色々な空の色を楽しめましたが、やはり夜景が1番綺麗ですね。
大浴場は手前が肩の深さまであるプールのような深めのジェットバス。壁際にある段差に腰をかけてゆっくり景色を楽しむことも出来ます。
浴槽がガラス張りになってて、中が透けて見えるのはモンドリアンソウル梨泰院の脚が長く見えるプールのようですね。
深さがあって泳げるし、歩き回ったり、座ったり色々な楽しみ方ができるので、温浴施設の中で1番楽しんだかもしれません。
奥のジェットバスは寝転がって足元のジェットを楽しめる仕様です。結構勢いが強いです。
そしてお待ちかねのドライサウナ。
なんてったって壁一面がガラス張りで景色を楽しめます。
ミストサウナはアメジストが飾られ、アロマが漂ってそれはそれで良いです。リッツカールトンのミストサウナに似ていますね。
こちらは水風呂はないため、クーリングをしたい時のアイスフォウンテンが用意されています。水シャワーでも、氷でもどちらを使っても良いと思いますが、サウナ初心者の私としては氷を鷲掴んで体を冷やす方が好きでした。
また洗面所にちゃんと浄水器があり、水分補給をいつでもできます。ペットボトルではなくコップなのは珍しいですね。
絶景サウナが推しポイントなら水風呂があった方が良いのでは?と思い、満点ではない。しかし中々満足度の高い温浴施設です。
アメニティ
シャンプーコンディショナーは英国王室御用達の老舗ブランド、アロマセラピーアソシエイツ🇬🇧
ボディソープはカンテサンス、マンダリンオリエンタルのオリジナルブランドでしょうか?
シャワーブースには上記3点しかなく、スキンケアは!?と焦りますがご安心を。洗面所に書いてある通り、スパレセプションに電話をするとアロマセラピーアソシエイツのスキンケアを持ってきてくれます。
ドライヤーとコットン類は洗面所の鏡の前にある木箱の中に入っています。
ドライヤーはパナソニック ナノイー。
技術
今回、シグネチャー ボディトリートメント 60分を受けました。
まずは施術開始時間5分前にリラクゼーションルームでセラピストと待ち合わせ。
部屋に案内いただき、改めて軽くカウンセリング。
アロマオイルを選んでいきます。
こちらで使われたボディオイルはマンダリン オリエンタルと英国のアロマセラピーアソシエイツ社が共同開発した陰陽五行説に基づくもの。
木 アウェイクン(刺激)
ネロリ、ラベンダー、グレープフルーツ、マンダリン
筋肉の緊張をほぐし、血行を促進して精神活動を刺激します。
火 ブルーム(活力)
ローズ、イランイラン、パチョリ、ゼラニウム、カモミール
血行を良くし、心臓の働きを助け、ホルモンのバランスを整えて精神を鎮めます。
土 フラリッシュ(デトックス)
コリアンダー、レモン、カルダモン、レモングラス
胃腸の消化活動を活性化します。
金 リリース(免疫向上)
ユーカリ、フランキンセンス、セージ、パイン
肺の機能を高め、免疫システムを活性化し、精神を解放します。
水 リフレクト(バランス回復)
黒コショウ、ジャスミン、ジンジャー、ゼラニウム、ジュニパーベリー
腎臓の働きを助け、心身のバランスを整えて「インナー ストレングス」(心の強さ)を与えます。
医師としては東洋医学はエビデンスはノーコメントですが、どれも良い香りで迷いますね。マッサージではこのボディオイルが用いられています。
ちなみにこれはアロマセラピーアソシエイツとの共同のオリジナル商品のため、スパレセプションのショップで唯一購入できるようです。
バス&シャワーオイルはただのアロマセラピーアソシエイツのとおそらく使い方は同じだと思いますが、バスタブに入れてゆっくり香りを楽しみつつ身体を保湿するもよし、体に塗ってシャワーで洗い流すも良し、という使い方で、香りと保湿とバスタイム自体を楽しめるのが推しポイントですね。
さて、オイルの話はここまでにして、施術面に話は戻ります。
バスローブを脱いで、台に横たわり、部屋の温度とベッドの温度、音楽の大きさがちょうど良いかを聞いてくれます。
まずはタオルの上から軽く上背部から足底にかけてほぐします。
その後、タオルをずらして背部→上肢→下肢をほぐしていきます。
力加減はちょうどよくて技術はかなり高めです。施術途中の声掛けも嬉しいですね。
仰向けになった後、お腹にホットストーンを固定してくれて、首の後ろも暖かい何かを置いてくれて、施術が続きます。
本当にマッサージが上手で、副交感神経優位にリラックスしまくりです。
最後にファンズ オブ M.O.でチョイスしたマッサージをしてくれて、ベルの優しい音色で施術終了を知らせてくれます。
施術後はお部屋でアフターティーとして、マンダリンオリエンタルオリジナルブレンドのライチのフレーバーティーを頂けます。
まったり度
リラクゼーションルームではビーツや紫キャベツなど18種類の野菜や果物の入った紫色の野菜ジュースとミックスナッツが頂けました。
施術前にセラピストと待ち合わせするリラクゼーションルームでベッドサイドにジュースとナッツが置いてあるので楽しみ、施術後はロッカールームに案内され、少人数なのもあって、リラクゼーションルームを使って良いものかやや悩ましいところはありました。
しかしドアの前で待ち構えているわけでもないので、好きなだけ寛いでいいとは思います。
前述のナッツとジュース以外、フードやハーブティーが飲み放題食べ放題というわけではないので、小腹が空きやすい人には物足りなくなる場合もあるかもしれません。
ホスピタリティ
レセプションでの案内は早く、お願いごとをした時やそうじゃない時も柔軟な対応や心遣い頂き、ホテルスパの中でもトップレベルのホスピタリティを感じました。
コスパ
リッツカールトン同様、滞在時間は3時間〜3時間半で、ホスピタリティ、温浴施設、技術いずれも満足度が高い。
しかしオリスパと比較するとやはり割高。
ペントハウスで同じ施術時間とだらごろ感なら6万円超えなのを思うと、ペントハウスよりはコスパは良いですが。
まとめ
評価(10点中)
雰囲気:7点
温浴施設:8点
アメニティ:8点
技術:9点
まったり度:7点
ホスピタリティ:10点
コスパ:4点
トータル:7.6点
※比較のためオリスパを全て5点として評価しております。
夜景に惹かれて訪れましたが、私の心を更に強く惹きつけたのは技術力とホスピタリティでした。
割高ですが、37階からの絶景サウナはあまりないと思いますし、一度体験してみることをおすすめします。