フォーシーズンズ丸の内 東京SPA@東京 体験記 OLIVE SPA(オリーブスパ)と東京のホテルスパを比較
こちらフォーシーズンズ丸の内のホテルスパのお楽しみはなんといってもラジウム温泉。昨今のコロナ禍対策も相まって、事前予約による人数制限が行われており、比較的少人数、高確率で貸切状態で温泉を楽しむことができます。
※ヘッダー写真は公式からお借りしました。
ちなみに温泉がついている都内ホテルは東京ステーションホテル、椿山荘、フォーシーズンズ丸の内ですね。
追記:星のや東京(東京駅付近)も温泉ありましたね。なんと星のやは東京にもあるのです。
今回、そんなフォーシーズンズ丸の内 東京SPAに足を運んでみました。
こちらのスパはこんな方におすすめです。
・東京駅付近のホテルスパに行きたい
・貸切状態の温泉を都心で楽しみたい
・よりコロナ対策されたホテルスパへ行きたい
雰囲気
特別豪華ではありませんが、上質ですね。「スモールラグジュアリー」を謳ってるだけあります。コンパクトな空間で、穏やかに過ごせます。
エントランスはとてもこじんまりしてますよね。昔、こちらのレストランに用事があって初めて来た時は2回通り過ぎて予定に遅れそうになりました。隠れ家的です。
エントランスへ入り、エレベーターでスパのフロアへ。ホテルスパはエントランスやエレベーターを通過する時間も気分が上がりますね。
スパ内のラウンジへ。ラウンジはリラクゼーションエリアも兼ねています。シンプルモダンで落ち着いた空間です。
冷たい飲み物とアロマの香りのするおしぼり。良い香りがして、厚手でしっかり拭けて好印象。このご時世、ディスポは感染対策として個人的に好きです。
トリートメントルームは2つのみで少人数ですね。そのおかげかリラクゼーションエリアは椅子が2つでもプライベート空間ですし、ロッカールームは貸切状態。温浴施設も。
温浴施設はマスクを外してる時間が長いのでコロナ対策が気になる人に特に良いかもしれません。
温浴施設
こちらの温浴施設は利用人数制限を設けており、全日事前予約制。
そのため貸切状態、あるいはせいぜい1〜2人でラジウム含有ミネラル温泉やスチームサウナが楽しめます。ラジウム温泉はラドンが含まれており、ラドンを呼吸や皮膚から取り込むことで、体内の細胞が活性化されて、新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が上がるようです。それが疲労回復や筋肉痛に効くようですが、エビデンスレベルは調べてはいないので参考程度に。
こちらもコンパクトな作り。
窓は曇りガラスで景色は見えませんが、7階なので仕方ないかもしれません。
シャワーブースは手前のオーバーヘッドシャワーのが1箇所と、温泉の向かいのハンドシャワーのが1箇所。
スチームサウナは温泉同様、黒い石を基調とした空間。利用する際はタオルを敷くのが正解でしょうか?
都心で楽しめるラジウム温泉に加点です。
アメニティ
スキンケア類はパウチでコロナ対策がされています。COSME PROUDのGOLD GENTLE。クレンジング、化粧水、乳液が渡されました。
パウチだと一見あまり高級感はない包装ですが、クレンジングはB.B(バオバブ)と純金配合。W洗顔不要かや、まつエクOKかは調べたが不明。私はシャンプー後は洗顔料で顔を洗いたいので、洗顔料がないのはちょっと寂しいですね。
とはいえ流石はフォーシーズンズ。贅沢なスキンケアですね。こちらのラインは名前の通りいずれも24金が配合されているようです。
化粧水はゴールド(24金)と琥珀成分の配合。クリームもゴールド配合。
ヘアケアやボディソープはイイスタンダード ダマスクローズ。
薔薇の香りがものすごく良くてトリップしそう。今のシャンプー使い終わったらこちらを使ってみようかしら。
ドライヤーはパナソニック ナノイーEH-NA99-PN。2017年の型でやや古め。
イイスタンダードは好印象なのですが、やはり洗顔料はほしいところ。
ドライヤーについては他のホテルだとレプロナイザー(高確率)やダイソンのところ、5年前の型のパナソニックは比較すると劣りますが、オリスパのKOIZUMIと比較すると上。
意外とリファを見かけないのは何故でしょうか。あとレプロナイザー7D Plusも見たことないですね。
技術
四季ごとに季節をなぞらった期間限定のトリートメントのメニューがあるようです。流石はフォーシーズンズ。
※2022年9月〜11月まではSUI~粋~という夏から冬までの季節の変化を意識したトリートメントメニューがあります。
今回は夏季限定の涼~RYO~ ヒーリングボディトリートメントを90分受けました。
トリートメントルームにてオイルを2種類から1つ選択。
まずはフットバス。バスソルトを溶かしたボウルに足をつけた後、サンダルを履く季節らしく足のスクラブ。前に海外のスパのスクラブの施術で力強過ぎて苦行の域だったことがあるのですが、こちらは攻め込み過ぎない軽やかなタッチです。
施術は背面、背中から始まります。下手というわけでもないし、痛みもないけど、しっくり来るわけでもなくオリスパの一般的なセラピストと同程度。
仰向けに移り、前面の施術はオリスパの一般的なセラピスト以上ではあるもののペントハウス以下。
ヘッドマッサージも下手でもないものの、オリスパの一般的なセラピストと同程度。
オリスパの一般的なセラピストさんと同等またはそれ以上ながら、ペントハウスのセラピストさんには及ばなかったため−1点とさせていただきました。
まったり度
施術後はラウンジでくつろぎます。気が済んだらロッカールームで身支度をします。
少人数な分、ロッカールーム前でセラピストさんを待たせていそうで多少は気を使いますが、まったり髪のセットやメイクをする時間は確保できます。
ホスピタリティ
ラウンジの棚に銀色のボトルがあったことにお気づきでしょうか?お水のボトルのお洒落さや、前述した香りつきおしぼりとかは好きです。
ロッカールーム内にはウォーターサーバーやボトルがなく、温浴施設利用中の水分補給はラウンジのその銀色のボトル(お水)のみとなっております。
ロッカールーム内にウォーターサーバーかボトルがあると思って、ラウンジの水の存在を目視確認せずに、温泉やサウナを利用してから、ロッカールームにはそれらがないことに気がつきました。すごく喉が渇いたのですが横着して身支度整ってからラウンジに向かったところ、ゆっくりしすぎてすでに5分前だったためロッカールームの前で待機していたセラピストさんに、トリートメントルームに案内されました。トリートメントルームにもボトルなどはありません。
オリスパだと、飲み物が常温か冷えたものか確認してくれて、施術中も気にかけてくれるので、オリスパと比べるとホスピタリティは劣る印象です。
フォーシーズンズ大手町でも同様のようですが、ロッカーはいくつもあるのに、他のお客様が来た時はすぐ隣りを案内。他の人が来た場合、着替えも物を置きたい場所も1箇所に集中します。
ロッカールーム周りのもっとこうだったら良いのに、という点はあれど、ここならではの施術中リラックスできるよう意識したディテールもいくつもあります。
フォーシーズンズでは施術前うつ伏せになった直後に、アロマオイルを嗅ぎながらの深呼吸を促してくれて、香りを深く堪能させてくれます。マスクをつけた状態でアロママッサージを受けていると、香りがわかりづらく、アロマの満足度が下がりそうになるので、マスク社会では結構嬉しい。
あと施術終了時、ベルをリンリン振って終了を知らせてくれます。施術中に寝落ちする民も優しい気持ちで目が覚めますね。
また、ほぼ私以外人がいないのもありましたが、施設内の撮影を快く許可してくださってありがとうございました。
ホスピタリティは決して悪くはないですが、オリスパのホスピタリティを私が気に入っており、オリスパを5点として比較しているため、-2点で3点とさせていただきます。
コスパ
今回は90分の施術と、60分の貸切状態の温泉やスチームサウナ満喫で23,500円(一休利用)。
しかも髪をしっかり乾かしたり、身支度の時間もゆっくりできる。
ここでオリスパと比較をしてみる。
オリスパで90分施術を受ける場合18,000円。5,500円で温浴施設や急かされることのないチルタイムを過ごすことを考えると、決して安くはないものの、コスパは悪くないように感じます。
まとめ
評価(10点中)
雰囲気:7点
温浴施設:7点
アメニティ:7点
技術:4点
まったり度:7点
ホスピタリティ:3点
コスパ:6点
トータル:5.9点
※比較のためオリスパを全て5点として評価しております。
ホテルスパだと技術はセラピストによる個人差があったとしても、雰囲気、温浴施設、まったり度の満足度が高いですね。
自分しかいないラジウム温泉を満喫できる環境は最高でした。
ホテルスパを都内で探していて、ついでに一人でもいいからとにかく温泉に行きたい気分の時、東京駅にあるので、移動時間もさほど要さずにサクッと行けておすすめです。