僕がクリニック開業しない理由 1
前回までは、
開業医という選択のメリット・デメリット
の中でも
メリットについて6つ挙げて
自分なりの意見を
書いてみました。
今回は引き続き、開業するデメリットについて
詳細を書いていきたいと思います。
僕がクリニック開業しない理由
理由1 自分や家族との時間を十分にとれない(可能性が高い)
開業医の子供も医者になっているケースは多く、
みなさんの同僚にもたくさんいると思います。
僕はただいま
子育て世代真っ只中でもあるため、
その生い立ちや生育環境に興味があり
いろいろ仲の良い友達に聞くことがあるのですが、
「幼少期に父親と一緒にご飯を食べたり、
遊びに行った記憶があまりない」
「両親とも開業していたから、
炊事や洗濯は家政婦さんがしていた。
お袋の味というか、家政婦さんの好きな味とかはある」
という話は結構耳にします(T^T)
僕は実家は医療とは全く関係ないので
その生育環境に驚きましたが、
まぁ僕も会社員の父と遊んだり、
一緒にご飯を食べたり、
旅行にいったりという記憶は
あまりないので、
さほど変わらないかもしれません😅
ただ僕は
自分の子供とは
父と僕のような
希薄な関係にはなりたくない
と強く思っています。
なので、
子供と体験や食事だけでなく
時間を共有する時間は、一定欲しい。
加えて、
自分の人生を楽しみきりたい!
という思いも強いので、
家族のための時間
仕事時間
以外にも
自分の時間
がどうしても欲しかったのです。
(ワガママなんです💦)
ロバート・キヨサキの
「金持ち父さん、貧乏父さん」に
書いてるように
自営業(Self employee)である
開業医という職種は、
100働けば、100になる
けれども、
50しか働かなければ、50にしかならない
訳ですから、
有給休暇なんてものはありません。
自分の時間(=命)をお金に換金している
という構造は
会社員と変わりなく、
単に換金率がよい
とも言い換えられます。
しかも、開業医の肌感としては
医師としての業務以外にも
5倍くらいの事務作業を
一手に引き受けなければならない
とかいう話をよく耳にします。
また診療していない間にも
人事関係やトラブル処理
にとられる時間と手間も
かかってくるでしょう。
開業医以上に"自分の時間"は削られる
のは覚悟した方がよさそうです。
まぁ"自分の時間"だけなら
しょうがないと割り切れるかもしれませんが
もしも
"家族との時間"まで削られる事態になった場合には
僕の目指すライフスタイルとは
大きくかけ離れてしまいます。
もちろん、
自分のやりたい医療が実現できる
社会貢献を体感できる
などの付加価値もあると思いますが、
逆にそれがないとやっていくのは大変でしょう。
まだまだ続きます。
それでは、また。