自己紹介と、このnoteの目的について
自己紹介
はじめまして。
僕は地方の内科医として働いているDr.Wと言います。
僕はこれまで、
北海道〜沖縄まで様々な地方の市中基幹病院(大学などではない大きな病院)
での勤務経験を経て、
大学の医局に所属し、研鑽を摘んだのち再び地方の市中病院に移ったものの、
現在フリーランスの内科医として働いている
妻と子供を2人持つアラフォーの普通のおじさんです(笑)
このnoteでは主に
・患者さん、一般の方にむけた有益だと思われる情報や裏話の発信
・研修医や同年代の医師にむけた働き方、キャリアの提案やアドバイス
をしたくて始めました。
その理由をここに書いておきます。
一人身の時の僕は、目の前の患者さんに世界レベルの医療を提供することを目指して外来診療、入院診療や臨床研究(マウスを使って試験管を振るなどではなく、患者さんのデータを使用してよりよい医療を提供するために行う研究)や研修医の教育なども10数年間、頑張っていましたが、
結婚、子供、家族のことなど
様々なイベントとの調整が必要になり、その結果、現在の働き方になりました。
その中で、
様々なバックグラウンド、職業の方と巡り合う機会に恵まれ、
いままで医療の狭い世界のみで生きてきた僕の中では
”当たり前”だったものが、実はそうでなかったんだ!
と気付かされる場面にいくつも出会いました。
そのおかげで、
うちは医療系の家系でもなんでもないので、
実家に帰った時、仕事の話になると
僕の両親との話はいつも噛み合わず、
”なんでわかんないかなー”といつも感じていたのですが、
ここにきてその理由がようやくわかりました。
その理由はシンプルで、
「今まで無意識に積み上がってきた知識や見識のギャップが
医師と患者の間では、あまりにも大きい」
ということです。
そしてこのギャップを埋めるには
インターネットや書籍で差を埋める
しかないのですが、
残念ながらあまりにもその情報は不足していることに
気がついたのです。
確かに表面上の情報
(〇〇病のこわーい話や体験談、治療方法など)
はネットに溢れていますし、
ご高明な先生のありがたいお話(市民向け講演会)や
開業の先生が書いた書籍(結構かたよった話も多いですが)
などもたくさんあります。
いっぽうで
ふだん病院にかかる時に気にした方が良いちょっとしたことや、
診療と関係ないけど大事な前提のお話
など
本当はとても大事な事には
すぐにアクセスできないなと思ったんです。
それからというもの、僕の診療スタイルは大きく変化しました。
言葉で説明するのは難しいのですが、
「学校の先生」から「物知りの近所のおじさん」になったくらいの変化
ですかね(^^;)
そうすると、患者さんの声がよく聞こえるようになり、
様々な質問をされるようになりました。
よっぽど以前は話しにくい雰囲気だったんでしょうね(汗)
何度も何度も同じ事を聞かれ続けるため、
そうだ!それなら記事にしてしまって
質問される量を減らそう!
というのがこのnoteの目的の一つです(ウソです笑)
このnoteの情報を通じて一般の方にも
・病気との上手な付き合い方
・病院、医師のうまい使い方
を考えていただければうれしいなと思っています。
もうひとつの目的は、
けっこうレアなキャリアを歩んできた自分の体験や知識が
研修医の方や、同年代でキャリアについて悩んでいる方の
助力になればいいなと思っているので、
そういった方向けへの発信もしていきたいと思います。
最後に
かなり踏み込んだ内容も書いてしまうことが予想されるので
不毛な誹謗中傷を避ける目的から、一部は有料にさせていただく予定です。
(大部分の医師が踏み込んだ発信しない理由は、おそらくここにあります)
無料の記事で興味を持たれた方は、みていただけると嬉しいです。
なお、更新頻度は気分次第なので不定期の予定です。
長文お読みいただいてありがとうございました。
それでは、また。