片頭痛って何？

今回は片頭痛の概要についてお話します。
少し難しい話題もありますが、最後まで御覧ください。

片頭痛は日本人の8.4%に罹患しているといわれ、女性は男性の約3倍いると言われています。
非常に個人差が大きく、頭痛のない人にはなかなか共感・理解が得られない側面もあり、非常に生活の質（QOL）を損ねることもあります。

片頭痛の特徴を下記に述べてます。
ざっくり言うと「布団にくるまっていたいようなつらい頭痛」と言えます。
典型的には頭の片側に痛みが出る頭痛ですが、両側に出ていても片頭痛のことはあります。
3割程度に前兆（閃輝暗点と言われるキラキラ・ギザギザした光が視界に現れるなど）を認めます。

片頭痛の機序については以前のコラムでも述べてます。
3つの説があり、三叉神経血管説が有力視されています。
片頭痛の新しい薬：CGRP関連抗体製剤って何？｜Dr. タワマン (note.com)

そのうちの三叉神経血管説は少々複雑で、ここに近年治療薬として注目されているCGRPが登場します。

片頭痛の治療には急性期治療薬と予防薬がありました。
以下に特徴をまとめてます。
発作回数・重症度を抑えるにはこの予防が大事となってます。

以下に片頭痛治療薬に対する私見を述べてます。
それぞれの使い方に関しては別稿で述べたいと思います。

最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。