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臨床医が紹介する日本のスタートアップ技術 (第15回)医者ならではの視点で最適なタイミングでヘルスケアを届ける、フリクシー(後編)
フリクシーの新しいサービス「イシヤク」がもたらす変革前編では、フリクシーが提供している医療機関向け「メルプWEB問診」や、一般ユーザー向け「メルプAI受診相談」を紹介いたしました。後編ではまず、フリクシーの創業者であり代表取締役医師である、吉永 和貴先生との質疑応答をお送りします。 Q1.WEB問診サービス「メルプ」といった患者に沿ったサービスの着想は、何がきっかけだったのでしょうか? 吉永先生:夜間内科クリニックで非常勤として働いていた時に、紙問診にいくつかの課題がある
臨床医が紹介する日本のスタートアップ技術 (第14回)医者ならではの視点で最適なタイミングでヘルスケアを届ける、フリクシー(前編)
「メルプWEB問診」と「メルプAI受診相談」が解決する医療現場の課題今回の、臨床医が紹介する日本のスタートアップ技術(第14回)は、フリクシー社が提供している医療機関向け「メルプWEB問診」や一般ユーザー向け「メルプAI受診相談」についてご紹介します。 皆さんはフリクシーという企業名よりもメルプの方が良く耳にするのではないでしょうか。メルプWEB問診はこれまで1000以上の医療機関で導入されている、すべての電子カルテに連携できるWEB問診システムです。 現在は電子カルテシ
臨床医が紹介する日本のスタートアップ技術(第13回)手術室のデジタル化による最善の手術をどこでも享受できる世界を創る、OPExPARK(後編)
opeXparkによるさらなる飛躍と今後の課題さて、OPExPARKの事業にはもう一つopeXpark(オペパーク)という手術教育サービスがあります。これは、医師に手術プロセスの共有を可能にする手技デジタル教科書プラットフォームです。 これまで手術のノウハウは現場で学ぶ以外に手段がありませんでした。しかしopeXparkを用いることで、手術に必要な戦略・ノウハウ・機器情報をデジタル教科書として利用でき、全世界どこからでも手術の追体験をすることが可能になります。これにより指導
臨床医が紹介する日本のスタートアップ技術 (第12回)手術室のデジタル化による最善の手術をどこでも享受できる世界を創る、OPExPARK (前編)
OPeLiNKがきっかけで進化したサービス私は内科医なので手術室にはめったにはいるチャンスはありませんが、外科系医師にとって手術というのは一番大切な場となるのではないでしょうか。外科医の同期がいるのでわかりますが、若手のころに暇さえあれば手術に関する医学書を読み、手術日の前日にはファミレスにこもって次の日の手術の予習をしていました。解剖学的な知識がとても大切で、それを立体的に理解していないと手術は難しいですよね。さまざまな手術を見て、助手を行い、また執刀を経験していきながら、