BMJ Christmas
毎年クリスマス時期に、イギリスの医学雑誌 BMJ(British Medical Journal)でユニークな論文が何本か発表されます。
個人的に好きなChristmas BMJは、
Effectiveness of hospital clowns for symptom management in paediatrics: systematic review of randomised and non-randomised controlled trials
https://www.bmj.com/content/371/bmj.m4290
「ホスピタルクラウンは、入院した小児および青年の急性・慢性障害の精神的健康を改善するのに役立つ可能性がある」というRCTのシステマティックレビューです。
映画「パッチ・アダムス」が、科学的に証明されて、嬉しく思った論文でした。
親が同席していてもいなくても、ホスピタル・クラウンと一緒にいた子供や青年は、さまざまな医療処置中の不安が有意に少なく、心理的適応も改善されたと報告している(P<0.05)。
慢性疾患を評価した3つの研究では、ストレス、疲労、痛み、苦痛が有意に減少し、ホスピタル・クラウンの介入に好ましい結果が示された。
専門科別の〇〇論文は、特集されやすいです
・職種・専門科別のタイピング速度・不快さランキング
Digital disparities among healthcare workers in typing speed between generations, genders, and medical specialties: cross sectional study https://www.bmj.com/content/379/bmj-2022-072784
タイピング速度が最も速かったのは内科で、次いで泌尿器科、神経内科の順でした。
最もタイピングが遅かったのは微生物学、皮膚科学、放射線学/核医学の順ですが、最も満足度の高い(VAS)タイピングを行う診療科も、微生物学、病理学、放射線医学/核医学でした。
専門科別のスピード違反ランキング
The need for speed: observational study of physician driving behaviors
https://www.bmj.com/content/367/bmj.l6354
スピード違反の割合が高い科は、精神科(その次が内科)
高級車に乗っており、スピード違反の割合が高い科は、循環器科でした
専門科別のゴルファーランキング
Golf habits among physicians and surgeons: observational cohort study
https://www.bmj.com/content/363/bmj.k4859
ゴルファーの割合が最も高いのは、整形外科と泌尿器科
成績が最も高いのは胸部外科、血管外科、整形外科で、低いのは内分泌科、皮膚科、腫瘍内科でした
あくまで研究で言われていることです!