第二回腎臓内科勉強会スペース(サイアザイド、トルバプタン)
こちらは第二回腎臓内科勉強会スペースの要約とトーク履歴になります。
要約
★サイアザイド
⚪︎サイアザイドの概論
降圧剤として使える利尿薬。使えると少し玄人感が出る。
・機序:遠位尿細管のナトリウムクロール共輸送体を阻害
→ナトリウム再吸収を抑えるため特に塩分感受性の高血圧に効果的
・副作用:高尿酸血症、低Na、低K、高Ca、光線過敏
→Naは下がる人は一気に下がり得るので注意、ループ利尿薬以上にK下がり得ることも注意
注意①降圧効果や利尿効果は容量依存性が無いが副作用は容量依存性にあり、少量で使うことがおすすめ
注意②腎機能が悪いと効きにくいかも
その他①:値段が安く1錠6円程度
→そもそも古い薬は安く、新しい薬は高い
その他②:尿崩症の治療に使う
⚪︎サイアザイドライク系(サイアザイド類似薬)
インダパミド、クロルタリドンが挙げられ、後者は日本では販売中止だが、論文ではよく使われている
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