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親友のパートナーが親友になった


小学生の時からの親友が3年前に
友人の紹介で
他県の人とお付き合いを始めた。
お互いが失恋した時に
「2人共幸せになる権利がある。
2人でせーので新しい恋愛ができたらいいな。」
なんて語り合っていたのにも関わらず
先にパートナーを作りやがった。
そういう奴だとは知っていたが
全く薄情なやつだ。
まぁその後すぐ
僕にもパートナーができたんだけどね。

その親友のパートナーが
その年の春終わりごろに
仕事の都合でこちらに引っ越してくることとなった。
しかも住むところが僕らの家からも
すぐ近くだと分かった時には
大笑いしたものだ。

何度か電話で話したりしていたこともあり
「それなら車で引越しの手伝いする?」
と提案し
片道500km親友と2人で運転し
迎えに行くこととなった。

それからというもの
一緒に遊んだり、飲みに行ったりを繰り返す中で
どんどん仲良くなっていった。
去年なんかは親友が忙しかったこともあり、
1年間で1番遊んだ相手になるほど仲良くなり
関係性は
“親友のパートナー”
から
“親友”
と呼べるほどまで仲良くなった。

互いのパートナーの愚痴を言い合ったし
友人がこちらに遊びに来るとなると
紹介をしてくれたりもした。
その子も含めてBBQをしたんだけど
あの時は大変だったな。笑
2人を巡り合わせた友人と4人で遊ぶことも多く
4人で旅行に行ったりもした。
大雨で予定が狂ったが
とても楽しかったのを覚えている。
僕がパートナーとお別れした時は
心配して何度も話を聞いてくれた。
服のセンスがピカイチだったので
一緒に服を見に行ったことも何度もある。
今まで着たこともない服を
「これ絶対似合うよ!」
と言ってくれて
新しい服装にもチャレンジできた。
誕生日にはお互いプレゼントを送り合ったりもした。
お互いの深いところを話す関係性にもなり
喧嘩をしたこともあった。
自分にはない考え方を持っていて
そういう考え方もあるのかと
たくさん勉強もさせてもらった。

たった3年間だったが
本当に心の底から
“親友”
と呼べる存在となった。

そんな親友が明後日
東京に引っ越すこととなった。

文章だけではどちらがどちらか分かりにくいため
元々の親友を“親友”
親友のパートナーを“新友”と表現させてもらう。
表現の違いだけで深い意味はない。

親友が今年の4月から
仕事の関係で東京に引っ越すこととなった。
その引っ越しも手伝ったがそれはまたの機会に書くとする。
その親友と同棲するため
新友は東京に引っ越すのだ。

なんともめでたいことだ。
心の底から上手くいってほしいし
なんならこのまま結婚だってしてほしい。
そう願ってはいる。

が、
親友と新友
2人共近くから居なくなるのはやはり
寂しい。

今日は新友と2人で晩御飯を食べに行った。
相も変わらず、いつも通り
たわいもない話をした。
最近見たTikTokの話だったり
本当にたわいもない話だ。

その後は新友の家で
最後の片付けを少しした。
ほとんど終わっていたため
「これあげるよー」
みたいな感じで残ったものや
僕がそこに置いていたものを受け取った。


そして
ほぼほぼ空っぽになった部屋を見て

僕は少し泣きそうになっていた。

色んな思い出が詰まった場所だったからだ。


親友は家がこっちにあるので
定期的に帰ってくるだろう。
(ていうか帰ってこい。)
だからそっちはいい。
だが新友はこちらが地元というわけではないため
いつ帰ってくるかは正直わからない。
それが正直に寂しい。

向こうに行っても2人仲良く
健康に過ごしてほしい。

またあの馬鹿の愚痴とかなら
いくらでも聞くから。

たまにはこっちに遊びに来てね。
俺もそっちに行った時は声かけるから。

こんなに仲良くしてくれ
本当にありがとう。

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