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IVRyのValueで語るデータ分析
はじめに
IVRyのVP of Dataの大曽根です。好きなギタリストはエリック・ゲイル、好きな食べ物は肉うどんです。本noteではSaaS+AIの会社であるIVRyのデータ活用においてIVRyのValueをどう発揮しているかを語りたいと思います。加えてチームのバックグラウンドとキャリアイメージを紹介できればと思います。
少しでもIVRyでのデータ分析のイメージが広がれば幸いです! 今後もnoteでデータの活用事例を紹介していければと思います。大曽根の入社エントリはnoteを参考に。
SaaS+AIのIVRyって?
IVRyは、電話コミュニケーションに特化した「対話型音声AI SaaS IVRy(アイブリー)」を提供しています。各店舗や事業所がWebの管理画面から簡単に通話フローを設定することで、電話対応の自動化や業務処理の効率化を実現します。これにより、電話業務の負担を軽減しつつ、顧客対応の質も向上させ、日本全国のビジネス現場を強力にサポートしています。
もともとのSaaSでの課題解決に加え、昨今急速な勢いで発展するAIとの相性が非常に良く、「SaaS+AI」の会社として成長しています。詳細は下記の奥西の投稿を参照お願いします。
Valueで語るIVRyのデータ分析
突然ですがIVRyではアナリティクスエンジニアの求人をオープンしました!データ系の職種は新しいこともあり、会社によって名称や業務内容がまちまちだったりします。
そこで実際の業務をValueに当てはめて説明していこうと思います!IVRyでは「Grab and Grit」「Beyond the Wall」「Keep on Groovin’」の3つのValueを掲げています。アナリティクスエンジニアの業務内容のいくつかをValueに照らし合わせて話していこうと思います。
Grab and Grit機会を掴んで、やり遂げよう
一人ひとりがオーナーシップを持ち、自ら機会を掴みにいき、
やり遂げることによって、顧客価値を最大化します。
思考よりも試行を重視し、振り返り/軌道修正することによって、非連続な成長をし続けます。
業務内容としては「事業戦略および経営戦略を策定や意思決定を支援するためのデータマートの設計・構築」にGrab and Gritが必要です。新規事業の立ち上げやサービス拡張、投資判断など、経営戦略をリアルタイムに支えるためのデータマートを整備しています。
会計データ・顧客契約データ・利用状況データなどを統合し、プロジェクトオーナー・事業責任者・経営層が素早くリスクを把握できるようにする業務です。特に数値の定義が部署毎で異なると意思決定のための議論が空中戦になりがちなため、全員が同一の数値を把握できるようにデータを整備する必要があります。
また、SaaSの場合多くは月払いになります。月の着地を確定してからの行動ではPDCAが遅くなるため予測が重要です。予測がより正確になるような改善をしていく必要があります。
その際にオーナーシップを発揮してデータの品質を担保し、データエンジニアやアナリストだけでなく、各チームの担当者が“自分たちの成果”に直結するものとしてデータに責任を持つ必要があります。
Beyond the Wall想像を超え、あらゆる壁を超えよう
組織/役割の壁、常識の壁、そして、心の壁を超え、コトに向かって最短/最速で実行します。
誰よりも早く新しい価値を社会に届けるために、あらゆる困難な壁を超えて、挑戦し続けます。
アナリティクスエンジニアの業務内容における「マーケティング、セールス、CSチームなどのステークホルダーと連携し、各プロダクトでのデータ活用施策を推進」がBeyond the Wallにあたります。
組織横断のデータ連携・活用
SaaS+AIの電話サービスという事業特性上、マーケティング、セールス、カスタマーサクセス(CS)などの各チームで、多岐にわたるデータ活用のニーズがあります。
マーケティングチーム:ユーザー獲得施策の分析、チャネル毎のROI、Webサイト(LP)のCVR(コンバージョン率)モニタリング
セールスチーム:リード管理、商談プロセスの可視化と分析
これらのデータを連携させ、部門を超えたインサイトを得るのが、私たちの目指す姿です。そのためにはそれぞれのチームが「何を目標にしているか」「どういう業務フローなのか」を知る必要があります。そのためには目の前のデータ分析に閉じずに自ら情報を取りに行く必要があります。
従来の組織構造や役割分担だけに捉われるのではなく、プロジェクトごとにベストなメンバーを集めてコラボレーションを行います。
短期間で成果を出すためのプロジェクトの組成
部門をまたいだKPI設計や指標の見直し
IVRyではプロジェクト制・サークル制を敷いているため柔軟にその時に重要な課題にあたれるようになっております。
Keep on Groovin'多様を受け入れ、協奏し続けよう
私達は、多様な個性・情報を受け入れ/尊重し合い、協奏/共創しながら、
より良い自分たちへとアップデートし続けます。
たとえ困難な状況が訪れても、互いを信頼し、サポートし合うことで、モメンタムを生み出し続けます。
業務内容としては「BIツールによるダッシュボードの企画・立案および開発、利用ルール浸透や権限整備、データドリブンな組織文化の醸成に向け、社内啓蒙や教育」においてKeep on Groovinが重要になります。ここはまだまだこれからデータ組織としても力を入れていきたい部分です。
データ分析においては、BIツールやダッシュボード、通知をうまく活用し、組織全体が絶えず学習し、コラボレーションを続けることがポイントです。具体的には下記になります。
データマートで集約された情報を社内の誰もがリアルタイムに閲覧できるよう、BIツールを使ったダッシュボードを設計・整備
他チームがダッシュボードを作成する際にもできるだけサポート
加えて、ダッシュボードが増えれば増えるほど、「どのデータが正確なのか」、「どのタイミングで見るべきなのか」といった問題が発生しがちです。今後は
ガイドライン整備:データの参照方法や更新頻度、レポートの命名規則など
権限管理:機密情報や顧客データに対するアクセス制御の明確化
などにも取り組んでいきたいと思います。
チームトポロジー的に言うとイネイブリングチームとしてIVRy全体のデータ分析力を高めていきたいと思っています。
データ分析を支えるチーム
バックグラウンド
エンジニアやデータアナリストなどいろいろなバックグラウンドのメンバーがIVRyのデータを支えています。上記のValueであるKeep on Groovinにあるようにそれぞれの「多様な個性・情報を受け入れ/尊重し合い」IVRyとしてのデータ分析組織をこれからも作りあげていきたいと思っています。
キャリア
データ分析系の職種は世間的にも新しい職種で、キャリアに悩まれている方も多いかとは思います(私もそうです)。IVRyではプロジェクトもサークルも四半期ごとに入れ替わるためいろいろな職種にチャレンジすることもできます。
![](https://assets.st-note.com/img/1738549161-fNHUBD4uk2q51e3TIK8iG0yY.png?width=1200)
2025年にはデータアナリストやデータサイエンティスト出身者が立ち上げたサービスのリリースも増えておりプロダクト作りをする事例もあります。
また、IVRyではCTO、EMなどのマネジメント職からIC(Individual Contributor)になっている方もいてマネジメント、専門職含めいろいろなキャリアにチャレンジすることや専門性深掘りすることも可能です。
おわりに
IVRyでは続々と新しいプロダクトが誕生するコンパウンドスタートアップであり、また広いセグメントに事業にも展開しています。そのため、セグメントごと、プロダクトごとに指標を考える必要があります。それぞれの指標はアップセルを作るために複雑に絡み合ってきます!より複雑性のあるデータモデルを構築し、スムーズに意思決定する必要があります。 また、データを活用した事業展開も考えておりより強固なデータ基盤を必要としています。興味ある方はぜひ下記の求人をみてください。
IVRyという会社は事業の目指すところの非常にスケールが大きいです。電話というインターフェースとデータの可能性を広げるべく、これからもプロダクトと共に成長していきたいと思います。私と一緒に、未来のIVRyを創っていく仲間もぜひ募集しています!
今後も発信を強化していきたいと思いますのでよろしくお願いします。