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シミに対してできること

こんにちは、美容皮膚科の松元です。
あっっっっという間に年が開けちゃいました。
インスタでもお知らせしましたが、年が明けて勤務日が増えました。そして2/5にはあいちビューティークリニック開院で楽しみです!

引き続きブログはぼちぼち続けていきます🙌
今回からお悩み別解説を始めていきます💁‍♀️
第一弾はシミです!レーザーの話ではなく、今回シミに対する治療全般をざっくりとお話ししていきます。
シミ=レーザーとは限らず、色々な方法がありますのでぜひ読んでみてくださいね☺️

なぜシミができるのか

まずはここから、シミのできる仕組みです。
紫外線や摩擦などの刺激によってメラノサイトという細胞が活性化し、メラニンという茶色の色素を産生します。
通常であればターンオーバーで垢として排出されるはずがターンオーバーの乱れなどによってメラニンが表皮内に沈着します。
それを体の外から見るとシミと認識します。
それではシミにはどんなアプローチ方法があるのか?

メラニンを追い出す治療

まずはオーソドックスに。
既にできてしまったシミに対しては、沈着したメラニンを追い出す治療をしましょう。
例えばQスイッチレーザーピコレーザールメッカ、アキュライトなどのIPL(フォトフェイシャル)の光治療が有名です。
茶色の色素だけに反応し破壊していきます。
ほかにもターンオーバーを促進することで色素を追い出す、トレチノインという薬による治療があります。

シミ治療をやめるとまたシミが出てくる理由

🙍‍♀️「一時期頑張ってレーザーやってたけど、通わなくなったらまた出てきたんだよね〜」

こちらよく聞く話ですが、残念ですが当然のことなんです。
なぜならレーザーは結果に対する治療であり原因に対する治療ではありません。
それでは原因は何か?
話は戻りますが原因はメラノサイトにあります。

メラノサイトを抑制する治療

メラノサイトが表皮内にいる限りメラニンは産生され続けます。
メラノサイトを抑制することでこれから出てくるシミを抑えることができます。
メラノサイトの抑制にはハイドロキノンシスペラが有効です。
また間接的にビタミンCやトラネキサム酸などが配合された市販の美白化粧品もメラノサイトを抑制しています。
これが原因に対する治療です。

これらの美白成分はメソナJエレクトロポレーションなどの導入系の治療で直接お肌に浸透させることができます。
私はよく美容院のトリートメントに例えますが、定期的にケアをすることで効果を発揮します。

さて、これまでの話をまとめた図がこちら。

ちなみに、結果に対する治療トレチノインと原因に対する治療ハイドロキノンを組み合わせた治療がゼオスキンなどのセラピューティックプログラムになります。
ターンオーバーを促進して得られる効果は美白だけではなく毛穴や肌質の改善もあるので、人気の治療です☝️

今回はシミ治療の全体像をお話しました。
シミにはレーザー!と思われがちで、間違いではないのですが、アプローチ方法は色々とあります。
診察してシミの種類や大きさ、数などに応じて治療方針を決定していきます。
シミにお悩みの方はカウンセリングにお越しくださいね。
そして今日からできるシミ治療は紫外線ケアですよ🙋‍♀️予防しましょうねっ

おしまい

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