トイレで新聞、昭和のおやじスタイル【学びの種まき#1】
こんにちは、くんぱす先生です。
医師として働きながら、2児を育てています。
私なりに日々試行錯誤し、家庭での学びを大切に過ごしています。
でも、共働きで平日は時間との闘い、、
長男は私立小学校に通っているので朝が早い。
睡眠をなにより優先しているので夜もとにかく早く寝ています。
そんな時間の限られた中でも、子どもに合った興味感心を引き出す『学びの種』をまいていきたいという思いで様々な工夫をしています。
今日はそのうちの一つ、【新聞】についてお話します。
長男が小学1年生になると同時に【小学生新聞】を購読し始めました。
かれこれ丸2年、継続することができています。
新聞をとることを検討したのはもっと前からだったのですが、突如小学校受験に挑む決意をしたため、受験が終わってから購読する流れにしました。
きっと購読されているご家庭もいらっしゃると思いますが、机の端で誰にも開いてもらえずに古紙行きになってやいませんか?
今回は、ただ購読するだけでなくちゃんと子どもに読んでもらえるようにした工夫についても触れます。
ーなぜ小学生から新聞に触れさせようと思ったか。
元々、社会への関心は早くから持つべきと考えていました。
さらに、我が家はほとんどテレビを見ません。
見る時間もそんなにないということに加え、長男は過集中タイプでTVに没頭してしまうため、次の行動に移るのがすごく大変なタイプでした。
CMも一生懸命見てしまうので集中が途切れる区切りもつけにくく、徐々にTVをつけない生活となりました。
私も小学生の頃小学生新聞を購読していたこともあり、社会の話題を得るのに新聞という媒体がいいのではないかと考えていたんです。
そんなとき、この本に背中を押され、購読に踏み切りました。
一つ懸念していたのは、『本当に子どもは読んでくれるのだろうか。』ということです。
せっかく購読しても、当の本人が読んでくれなければ意味がない、、
長男は本の虫タイプではないし、何か工夫をしないとすぐに読まなくなることが予想できました。
最初は読み聞かせをしようか、など頭をひねらせました。
ーどの時間を使うか。
冒頭でお話したように平日はまぁ時間がありません。
でも習慣化したかったので、週末だけにすると習慣にはならないし、、
寝る前の読み聞かせ時間は絵本など読みたいものが他にあるし、、
そこで思いついたのがトイレ時間です。
毎日絶対に行く場所。
そして、子どもの目に入るように興味のありそうな記事を切って壁に貼ることにしました。
はじめは本当に興味のありそうな記事をすこしだけ貼ることで圧迫感のないようにしました。
2年経過した今はこんな感じです。↓
ずっとマスキングテープで毎回貼っていたのですが、テープがもったいないなーと思い、最近改良したバージョンです。
なんとマグネットで掲示できるようになっています!SDGs
ー長男の変化
何もないトイレという空間にこのような工夫をしたことで、否が応でも目に入ってくるようで、用を足して出てくると開口一番、
「ねえ、知ってる?」
と新聞に載っている話題をドヤ顔で話してくれるようになりました。
「へー!そうなんだ、物知りだね~」
と返すことでもっと知りたい!と探求心に火をつけることができています。
ー面倒くさい。
切り貼りなんて面倒!と思ったそこのあなた。
そうなんです、切り貼りという地道な作業を継続するためにこそ親の習慣化が必要です。
私は毎日切り貼りをする時間を朝のルーティーンに組み込んでいます。
仕事前にコーヒーを飲みながらやっています。
正味3分程度で終わります。
面倒かもしれないんですが、毎日記事が変わることで子どもからの嬉しいフィードバックも親の切り貼りモチベアップになりますし、記事が変わっていないと指摘され、子どもも楽しみにしてくれているんだなと感じることができて今まで2年間続けてこれました。
―思わぬ副次効果
夫が楽しみにしていることです(笑)
大人も勉強になることがたくさん載っています。
やはりデジタル新聞よりも紙面での新聞は自分で記事を選ぶバイアスがかからないため、思わぬ出会いが発生します。
知らなかったことに大人もたくさん出会えるんです。
次男(4歳)は大きな見出しでひらがなやカタカナを読む機会になったり、きれいな図鑑的イラストも多いので図鑑に触れるような機会になっています。
というわけで、
おそらく小学生の間はずっと継続する予定です。
中学生になったら大人の新聞をそれこそ昭和のおやじスタイルで広げて読んでくれるようになるのかな、、
読んでいただきありがとうございました。
このマガジンでは明日から使える『学びの種まき』の我が家流工夫をメインに投稿していきますのでまた読みに来てくださいね!