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【政治・宗教・野球の話】

こんにちは、Dr.K(ドクターコージ)です。

某SNSの一部の方々が発信されている中に、「政治・宗教・野球の話題を自主規制するのは言論の自由に反する」と言う様なことがありました。

おそらく伝言ゲーム的に伝わった結果、「一般人すべてがこの話題を口にしたり文字にしてはならない」と言う様な極論として理解されたのかと思いますが、一般人同士がその様な話題で議論をすることまで否定したものではありません。

「政治・宗教・野球の話題はするな」と言うことを見聞きしたことのある人は多いと思いますが、この起源まで調べた人はなかなかいないでしょう。
改めて調べてみると、2022年10月に国立国会図書館に問い合わせをした方への回答がありました。

これによれば、明治時代に西洋の礼法として紹介された「他人を訪問し会話する際のマナー」が大元の様です。

そして昭和42(1967)年に出された大宅壮一氏の書籍にて、「アンチ・ジャイアンツのお客さんに、ジャイアンツを褒めたりしたら大変」として、野球の話も慎むべき、と言う感じになったものが、営業担当者への教育の中で、見込み顧客と口論になり嫌われたりしない様に、「政治宗教野球の話題は避けるべし」と言う業界ルールが出来た様ですね。

ですから、「見知らぬ見込み顧客の思想や嗜好と異なることを言って嫌われない様にする為のビジネスマナー」としての意味合いです。
躾や教育の中で同様のことが言われることもありますが、あくまで「見知らぬ人と不要な軋轢を産まない為のモラル」としてであり、
すべての一般人が話題にしてはいけない、と言う独裁国家の言論統制の様なことではありません。

そして「野球」と言うのも、野球に限らず好き嫌いが分かれる様な趣味嗜好全般、と考えた方が良いと思います。

この様な社交上のマナーが、炎上上等の匿名SNSで批判されてるのは当たり前と言えば当たり前ですが、批判する前になぜその様なことが言われているのか、を少し調べてみると良いのに、と思います。
まぁそもそもそう言う方は匿名SNSで、偏向している極端な内容や、攻撃的な内容は、発信しないんでしょうけどね。

自分の覚え書きの様な記事になりましたが、もし上記のSNSのとある方と同じ様な誤解をされてる方の参考になれば、と思い書いてみました。

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