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chat GPTのプロンプトエンジニアリングとは

こんにちは、Dr.K(ドクターコージ)です。

本日は、健康や予防医療の仕事に活かせたら良いと思い学んでいる、生成AIであるchat GPTのプロンプトエンジニアリングについて、全く知らない方を対象にご紹介したいと思います。

この記事が生成AIに興味ある人の参考になれば幸いです。記事の作成には、見出し画像をDALL-Eで作成した以外、生成AIは使用していません。

【プロンプトエンジニアリングは難しく無い】

英語のプログラミング言語みたいなプロンプトを紹介したりやり取りしてる人達もいますが、よほど繊細な精度上げを競うとか、より洗練されたプロンプトの書き方を海外のエンジニアと競い合いたい芸術家肌の人は別にして、日本語でも十分にプロンプトエンジニアリングは行えます。

実際に自分が学んでいる講座では、基本的に日本語で記述していきますし、何なら音声入力で誤認識してもそのまま処理させたりもして、意外と大丈夫なことも確認しています。

【実はプロンプトの工夫は人への指示と同じ】

そして七里真一さんが提唱する「8+1の公式」と言う大プロンプトエンジニアリングの原則がありますが、実はこれ、生成AI用だと考えるから難しく感じちゃうんですよね。

物凄く幅広い汎用的な知識はあるけど、今からやって欲しい事について未経験の人に対して、どの様な指示を出せば、やって欲しい様にやって貰えるのか、と言うことと、ほとんど同じ事なんです。

まず前提条件として、
「誰が依頼」し、「誰が制作」し、「何を目的」にして、「何を資料」にして、「出来上がりの評価基準」はどんな感じで、「明確化すべき要件」はどんな感じなのか。
と言うところを、それぞれの項目を埋めて明示します。

伝えたい相手の特徴を列挙し、それらをもとに、どの様な文調でどの様な形式で何に注意して書けば良いのか、と言う実行すべきことを書きます。

完璧じゃなくても、そう言う伝え方を意識するだけで、chat GPTの出力回答のレベルは飛躍的に上がります。もし不十分な回答の場合には、「どこが駄目だったのか」「どの様に修正して欲しいのか」を明示した上で書き直す様に追加で指示を2-3回繰り返すと、かなり良くなります。

コレを全く知らない人達は、漠然とした質問や情報を投げかけるだけなので、希望とは違う回答に不満を言っていたりします。

指示に加えて、テンプレートとなる様な実例を見せた方が、人に支持する時も分かりやすいですよね。chat GPTも同じで、サンプル例を示して、「この例に沿って書いて」と指示するだけでも、かなり精度が高くなります。

例えばですが、「反応率の良い広告分を書いて」と言う適当な指示ではなく、
「自分は健康指導をしている医師で、ヘルスコーチングのクライアントを募集する広告を書こうとしています。あなたは優秀なコピーライターです。日々不調に悩んでいる40歳代以降の男女が、興味をひかれる様な広告文を、煽り過ぎず、分かりやすく親しみやすい文章で、1000字以内で作成してください。次の例文を参考にして下さい。」とする様なことです。

本格的に精度を高めるには、もう少し工夫が必要になりますが、プロンプトエンジニアリングがどう言うことをするスキルなのか、を理解するにはコレで十分だと思いますし、一般の人が生成AIを使う際にはコレくらいの工夫で十分です。

【ハルシネーションに要注意】

そしてとても大切なことがあります。GPT(文章生成事前学習型トランスフォーマー)技術を使った生成AI全般に言える事なのですが、出力される文章は極めて自然なのですが、どんなに正確な情報を大量に読み込ませても、事実とは無関係な情報を勝手に作り上げてしまう「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれる現象が、かなりの確率で起きてしまうことです。コレについては根本的な解決策は未だに見つかっていません。

特に算数や数学の問題を解かせた時に、当たり前の様に間違えることは有名ですが、文章の回答でも起きてしまうので、生成AIにはハルシネーションがある、と言う前提で、出て来た文章の内容を知識のある人が確認しないといけません。

プロンプトエンジニアリングを学んでいる人は多いですが、情報の正確性が肝となる分野では、既に知識を持っている人と組んで確認を行わないと、成果物の内容が信頼できないと言うことです。

とは言え、要望に沿った自然な文章生成をしてくれる、と言う意味では素晴らしいですし、他のAI技術と組み合わせることで、出来ることもかなり広がるのは事実です。

そのうち生成AIの出力を、別の形のAIなどのプログラムが事実確認を行える様になるなどのハルシネーション対策が出来れば良いですが、まだ先になりそうです。

【生成AIの基本を知っておくには、プロンプトエンジニアリングを学ぶのは最良の方法】

今後生成AIは広く使われる様になりますが、以上のことを頭の片隅に置いておくだけで、振り回され過ぎずに済む様になります。

生成AIに興味がある人は、ぜひ七里信一さんの無料セミナーに参加してみて下さい。より本格的な学びたい場合は有料講座に参加するのもアリですが、講座内で教えていることが無料セミナーでもほぼ全て紹介されていますので、参加するだけでもお得です。

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