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音楽ジャンルからのアルバム検索はこちらから👇 AAaron Dilloway – Modern Jester (2012) Aaron Sachs – Quintette (1955) ABBA – Arrival (1976) Aces, The – The Aces And Their Guests (1975) Aerosmith – Get Your Wings (1974) Air ‎– Le Voyage Dans La Lune (2012) Al Cohn

    • The James Cotton Band – 100% Cotton (1974)

       James Cottonの『100% Cotton』がいかに変わった作品だったかを知るなら、Otis Spannの『The Blues Never Die!』や『Chicago / The Blues / Today!』の第2集と聴き比べてみることだ。これらはいずれもデビュー以前のCottonが60年代の半ばに参加した重要なアルバムで、『100% Cotton』ではその中に収録されている「One More Mile To Go」や「Rocket 88」といったなじみ深いトラ

      • The Box Tops – The Letter / Neon Rainbow (1967)

         The Box Topsの特に有名なヒット曲「The Letter」は、当時がサイケデリック全盛の時代だったことを考えるといくぶんアシッド色は薄い。だが本作を通して聴いて、彼らのみずみずしい感覚やR&Bの素晴らしいカバーに触れてみれば、彼らが守備範囲の広いサイケ・ソウル・バンドだったことに気づくだろう。ついでに「The Letter」の持つ意外な先進性にもだ。  The Box Topsの魅力はAlex Chiltonのパワフルな歌声で、彼は「A Whiter Shade

        • Soul Dog – Movin' On (1976)

           ナッシュヴィルのスタジオで、Soul DogことCarl Marshallによって録音されたこの素晴らしいリリースは、真の意味で1976年におけるブラック・ミュージックの核を示す一枚である。このレコードには、DJをとりこにする重厚で腰の入ったディスコ・ファンク、シカゴ系の緩やかなグルーヴに加えて、ヒップホップ黎明期らしいラップ・ナンバーが収録されている。  ハイウェイの爽快感に満ちた「Soul Truckin'」や、アルバムのタイトル・トラックの面も持つ「Soul Dog」

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          Al Martino – I Love You Because (1963)

           1950年代の後半のあいだ、アメリカにAl Martinoの居場所はなかった。彼を囲い込もうとしたマフィアの手を逃れるために英国へ移住したあと、現地で発表したレコードはいずれも米国内では鳴かず飛ばずであった。ようやく折り合いがつきアメリカで活動ができるようになった頃には、時代は変わり、Martinoはマフィアの代わりにロックンロールという強力なライバルに立ち向かわねばならなくなっていた。  再起を図ったアルバム『The Exciting Voice』には、イタリアにルーツを

          Al Martino – I Love You Because (1963)

          Darryl Way's Wolf – Canis Lupus (1973)

           傑作と名高いアルバム『Phantasmagoria』の後、Curved Airの中心人物だったDarryl Wayはグループを脱退し、John Etheridgeらとともに新バンドWolfを結成した。King CrimsonのIan McDonaldをプロデューサーに迎えた『Canis Lupus』(タイトルはオオカミの学名を示すラテン語である。)は、古今の音楽要素を統合し、緊張感と優雅さを巧みに使い分けた知的なアンサンブルが聴きものになっている。それぞれトラックが持つ性格

          Darryl Way's Wolf – Canis Lupus (1973)

          High Tide – Sea Shanties (1969)

           Curved Airをはじめ、1960年代終わりの英国からはヴァイオリンをフィーチャーしたバンドが多くデビューしたが、High Tideはその中でも最も硬派で複雑なジャムを信条とした存在である。中心となったのはブリティッシュ・ビートの土壌で育ったギタリストTony Hillで、ベーシストSimon HouseらとともにHigh Tideを結成する。ほどなくしてHouseにクラシックの素養とヴァイオリンの才能が備わっていると知ったHillは、ベースの座をPeter Pavli

          High Tide – Sea Shanties (1969)

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          The Blue Effect – New Synthesis (1971)

           1970年代チェコのジャズ・ロック・シーンでは、かのJazz Qに並ぶといっても過言ではないThe Blue Effect (Modrý Efekt)が、ビッグ・バンドを迎えて録音した野心作。ギタリストRadim Hladíkを中心に結成されたThe Blue Effectは、前身はサイケ・ガレージを標榜するグループだったこともあり、本作におけるバンド・アンサンブルはかつてないほど70年代初期風のハード・ロックに接近したものに仕上がっている。だが、アルバム『New Synt

          The Blue Effect – New Synthesis (1971)

          Sonny Stitt & Zoot Sims – Inter-Action (1966)

           本作の制作のきっかけはまったく偶然の産物だった。シカゴの有名クラブ〈プラグド・ニッケル〉にZoot Simsが出演するおりに、欧州のツアーから凱旋していたSonny Stittが、クラブのオーナーであるMichael Pierpaoliのはからいで急遽ジョイントするかたちで出演が決まったのである。本作は、二大プレイヤーの共演で話題となった〈プラグド・ニッケル〉のステージの後夜祭として録音されたアルバムで、ともにLester Youngをルーツに持つ二人ならではの、親密な雰囲

          Sonny Stitt & Zoot Sims – Inter-Action (1966)

          Carpenters – Carpenters (1971)

           二作目にあたる前年の『Close To You』の成功を受けてか、セルフ・タイトルとなった本作ではCarpentersの持ち味がより強力なかたちで表現されている。初期Carpentersの強みはもっぱら、兄Richard Carpenterの巧みなアレンジと妹Karenの表現力豊かな歌声からなるカバー・ソングの数々で、曲によっては二人のオリジナルと勘違いしそうになるほどだ。  だが、本作で特に有名なナンバーである「Rainy Days And Mondays」は既存の曲では

          Carpenters – Carpenters (1971)

          Pete Dello And Friends – Into Your Ears (1971)

           1960年代初頭からソングライターとして活躍し、ミュージシャンとしてはHoneybus時代の68年に「I Can't Let Maggie Go」を大ヒットさせたPete Dello。彼はソロ名義ではLPを本作の1枚しか発表しなかったが、童謡にも似たあたたか味のあるそのサウンドは語り草で、英国ポップ・ロックの歴史にしっかりと刻みこまれている。  注目のトラックはHoneybus時代の名曲「Do I Still Figure In Your Life」のリメイクだ。これはJo

          Pete Dello And Friends – Into Your Ears (1971)

          The Australian Jazz Quintet – Three Penny Opera (1958)

           アルバム『Free Style』と対をなすようにして発表された『Three Penny Opera』は、Kurt Weill作曲の『三文オペラ』をジャズにアレンジした冒険的な一枚で、両LPに共通しているのはいずれも編曲家としてTeddy Charlesが多大な貢献をもたらしていることである。The Australian Jazz Quintetはベツレヘム・レーベルに数多く作品を残してきただけに、意欲作も多い。中でもこのアルバムは20世紀を代表する古典への挑戦であると同時に

          The Australian Jazz Quintet – Three Penny Opera (1958)

          Babe Ruth – First Base (1972)

           イギリス本国では無視され、海を越えたカナダでは熱烈に受け入れられたBabe Ruthの『First Base』は、ジャズからクラシック、果てはEnnio Morriconeのマカロニ・ウエスタンに至る様々な要素を吸収して生まれた傑作だ。ロンドンの王立音楽アカデミーで古典の作法を学んだAlan Shacklockは、パワフルな女性ボーカリストJenny Haan、ベースのDave Hewittらとともに自身のバンドShacklockを結成した。バンド名はやがてアメリカ野球の大

          Babe Ruth – First Base (1972)

          Alice In Chains – Dirt (1992)

           元々はメタルの土壌から出現したAlice In Chainsは、SlayerやMegadethといったスラッシュの先鋭たちに続く存在として活動を重ねていた。そんな彼らが今ではグランジ・ムーヴメントの先駆と目されているのだから、歴史とは分からないものだ。その理由は単にバンドがシアトルの出身というのもあったが、最も大きいのは1992年のグランジの記念碑的映画『シングルス』に参加し、知名度を大いに上げたことだ。映画の勢いを得た本作は、その陰鬱な内容とは裏腹に現在までに500万枚を

          Alice In Chains – Dirt (1992)

          松尾和子 – ラプソディー (1975)

           松尾和子とフランク永井のデュエットが名曲「東京ナイト・クラブ」をヒットさせたことや、フォーク界のヒーロー泉谷しげるが西岡たかしとコラボして、名盤『ともだち始め』が生まれたことは、ある種自然の成りゆきといえる出来事だ。しかし、離れたシーンに存在していた松尾と泉谷がタッグを組んだ『ラプソディー』は、並ならぬ情熱がたぐり寄せた奇跡の結晶といっても過言ではない。  本作では、松尾のラブコールに応えた泉谷が全トラックの提供とプロデュースを行っている。彼女に〈私の人生を唄った〉とまで断

          松尾和子 – ラプソディー (1975)