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医師が実践するメンタルケア〜情報過多にあがなう〜
今回のnoteでは自分が実践しているメンタルケアやそれに類するものをご紹介します。
整理整頓
汚い部屋は気分が悪くなるので、部屋を徹底的に整理整頓しています。
どこに何があるかはすべて把握しています。
定期的に確認して、1年くらい使っていないものは、捨てるかメルカリで売るかしています。
一時期は、なんでもメルカリで売ろうとして、メルカリに出品中のものが部屋にたまってしまいました(メルカリ病?)。
いまでは、メルカリで売れにくいもの(回転率が悪いもの)、薄利のもの、大きいものはすぐに捨てます。
SNS断ち
ここではSNSをXとInstagram、TikTokと定義します。
SNSは時間の無駄になりますし、羨ましい気持ち、劣等感を刺激されてしまうことがあるのでやめています。
また、逆に自分の自慢話を披露してしまいたくなる(承認欲求)こともあると思うので、やめています。
いわゆるショート動画は中毒性があり、時間の無駄になりがちです。
ネットニュース断ち(ヤフコメ欄をなぜみてしまうのか)
週刊誌はあまり読まないのに、なぜかヤフーニュースのくだらない話題は目を通してしまっていました。
読みたくなるような見出しを工夫しているんでしょうね。
結局、時間の無駄ですし、そういったニュースはすぐに忘れてしまいます。
時代の流れについていけるように、短時間で見出しだけ目を通すのが賢い使い方でしょう。
ヤフコメ欄は、群集心理を把握するうえでは有用ですが、不平不満のはけ口にされている感もあるので、あまりいいものではありません。
しかし、見てしまうのは、みんなの反応が気になるからでしょうね。
読書
集中しての読書は、メンタルにいいです。
小説でも自己啓発書でもなんでもいいです。
一種のマインドフルネスやフロー状態でもありますし、自分を成長させてくれます。
本は線を引いたり、ノートに書き写しながら読むと楽しいと思います。
メルカリで売りたいから綺麗に読むという人もいますが、「道具は汚せ」という格言もありますし、書き込みをした方が知識が血肉となります。
ジャーナリング
ジャーナリングというのは、落ち着いた環境で、紙かノートに自分の考えを書き出すことです。
ただのtodoリストではなくて、内的な人生哲学を書いていくといいでしょう。
自分が目指していることは何か、今後の人生設計は何か、お金や時間を何に使っていくか、など考えることはいろいろあります。
瞑想
1~2分でもいいので、部屋でやってみるといいですよ。
寝ることや寝る前の時間とは違います。
寝る前にベッドの中で数分しているから大丈夫です、といってるあなたこそ、まずは日中に瞑想をしてみましょう。
スマホをいじりたくなってしまったり、瞑想が耐えられない自分に気が付くと思います。
自身の多動性を落ち着けてくれて、メンタルヘルス、精神疾患、集中力、ストレスに良い影響があると知られています。
案外、馬鹿にできないのが瞑想だと思っています。
パスワードの管理
これは、ライフハックに近いですが、すべての自分のパスワードを紙に書いて保管しています。セキュリティ的にどうなんだと思われる方もいると思いますが、自分の場合は、パスワードがわからなくて困るのが大嫌いなので、まとめています。
スマホのメモに残すのはなんだか危険な気がするので、(一部暗号を使いながら)紙に書いています。
メール広告の排除
現代人は、いろいろなサイトやアプリに登録していて、何が何だか分からなくなっている人も多いです。
デジタルであっても、整理整頓がされていないと、汚い部屋に住んでいるような不快感が私はあります。
まずは、不要なアプリは消し、不要なサイトは退会してしまいます。
そして、利用するサービスのみ登録し、その登録したIDとパスワードは紙に書いて保管しておきます(自分なりに暗号化するのを推奨)。
そして、基本的には連絡がこないようにします。
メールでもLINEでも通知が来ないようにするのが、安らかな生活のポイントになります。
対人関係の整理
「職場から、同じ方向に帰る人がいて、どこで解散するか悩む」という人がいるみたいです。電車まで同じだとさすがに疲れますよね。
そうです。人といるのは疲れるのです。
基本的に、私は、人と付き合うのが得意ではないので(これは性格によると思いますが)、本当に時間を共にしたいと思える人以外は、会わないようにしています。
運動
ランキング、スクワット、腕立て、アブローラーをやっています。
筋トレは、ムキムキになる目的ではなくて、心を整える目的でやっています。
自然浴
登山が趣味です。
自然に触れることや、そこで考えたり振り返ったりすることが好きです。
間違いなく、ストレスは減ります。
承認欲求を手放す(成功、比較、自慢)
今の時代は、自慢したい人が多いですよね。
それに張り合ってしまうと、疲れるし、浅い人間になっていきます。
インスタに食べたものや買ったものの写真を貼り付けて、反応を楽しむ、っていうのが、現代人の虚無感の裏返しなのかもしれません。
私はそういうのが時間の無駄であり、精神によくないと考えています。
日記・振り返り・自分のパターン(習慣)を見つける
私は毎日日記を書いていますし、時々ジャーナリングしています。
そして、それらを時々振り返ります。
すると、自分でもよくわからなかった傾向が見えてくることがあります。
体調やメンタルヘルスのことです。
実際には、怒りや不安が運動不足や睡眠不足から誘発されることが分かっています。
それらの傾向を把握しておくことは、自分の人生を進むうえで参考になるでしょう。
これまでの自分にさようなら(自分を維持するものを捨てる)
本質的には、自分は変わりたくありません。
同じことを習慣化して生きていきます。
そして、習慣化されたことは、労力がいらないので、だんだんと省エネになっていきます。
それが、精神的な老化です。
考え方が硬直していきます。
ひとつのヒントが、新しい技術に対して、興味が湧くか、くだらない・面倒などのネガティブな評価をするかです。
セルフレジは面倒だ、AIなんてよくわからない、zoomが使いこなせない、などがあれば、それは精神的に老化していて、考え方の柔軟性が減り、向上心が欠如しています。
どうすれば、成長できるのかは人によって差がありますが、
好奇心・興味を刺激し続けることが重要です。
知らない駅を散策したり、旅行に行ったり、普段読まないジャンルの本を読んでみたりするのがおすすめです。
錯覚に気づく(社会的に価値のあるものをすきになっていないか)
レビューを参考にランチを決めたり読む本を決める人がいます。
その根底にあるのが、自分はほかの人と同様な感性を持っているという価値観です。
しかし、実際は、各人には個別の要素があり、好みも違います。
なので、こだわりのアイテムを追及したり、自分だけが好むものを探すほうが人生に深みが出てくるのです。
食べログの上から順に食べてみるのも決して悪くはないのですが、無難すぎて、つまらないです。
私がその考えに至ったのは、機械式腕時計がきっかけでした。
ロレックスの定番モデルを苦労して買いましたが、良くも悪くも、巨大なロレックスが出している定番モデルなんです。
高値で売れるし、みんな高い時計だとわかってくれる、そんな思惑がありましたが、しばらくすると、つまらないという気持ちも芽生えました。
ほかには、オーデマピゲの時計を持っていますが、それは生産量が少なく、並行店に行ってもめったに同じモデルはありません。ましてや、街中でつけている人を見たこともありません。
そういった、自分だけのこだわりの逸品を大切にするほうが、私には合っているようです。
決断(選択肢の中から最良のものを選ぶ)力を磨く=やらないものを選びあきらめる力
就職、結婚などは人生の大きな決断です。
決断というのは、選択肢の中から最良のものを選ぶ力ですが、やらないものを選び諦める力でもあります。
それらの決断力は、いままでの小さな決断の反省を踏まえて、磨かれていきます。
人生は、小さな選択の連続です。
お昼ご飯に何を買うか、も立派な選択です。
その結果、どうだったか。
それを分析しながら、将来の大きな局面での決断に備えたいものです。
ちなみに、決断はあまり重要ではなくて、そのあと成功させてしまう突破力が重要という見方もあります。
植物の例ですが、どこに種を植えるかあまり悩む必要はなく、しっかりと日光や水を与えて育てきる力のほうが大切ということです。
テニスのトッププレイヤーだったフェデラーは生涯の通算の勝率は80%で得点率は54%だったという統計があります。
勝率は高いですが、意外に得点率は50%を少し超えるだけなんです。
きっと、セットポイントなどの重要な得点はものにしていて、比較的どうでもいい局面では、点を取ったり取られたりなのでしょう。
集中力が高いのだ、と言われたらそれまでなのですが、
私は違う意見です。
それは、どうでもいい局面で、データを集めていて、ここぞというときに、確実に点が取れる展開にするのではないかという仮説です。
絶対にここに打てば決まる、というのをいくつか頭の中にとっておき、大事な局面で実行しているに違いありません。
その話から、私は、人生というゲームの勝ち方が分かった気がしています。
それは、どうでもいい局面をしっかり分析して、大きな局面に備えるということです。
そのためには、日記やジャーナリングを通して、セルフモニタリングする必要があるでしょう。
今日はここで終わります。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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