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LASIK vs ICL 【医師である自分が9つの観点から分析】

私は両眼ともにS-4.00Dくらいの近視です。

医師である自分がLASIKやICLを真剣に検討した際にまとめたことを披露したいと思います。

ICLやLASIKを実際にやろうと思ったときに、実施している医療機関(眼科クリニック)に聞く人も多いと思います。しかし、そこで得られる情報はポジショントークが含まれます。

「売りたいレンズがある」とか、「消耗品の関係でこっちを案内したい」とか、「業者がくれたサンプルを使いたい」とか、「このメーカーのレンズを使うと、宿泊付き講演会参加の権利が得られる」とか、いろいろありえます。

簡単に言えば、居酒屋のオススメ料理がおいしいというわけではなくて、「仕入れ値が安かった」とか「売れ残り」をオススメ料理と偽っていることがある、というのに似ています。

したがって、今の時代は、情報が錯綜しており、情報のように見えて単なる広告であることも珍しくありません。また、先述の通り、クリニックの医師の話は基本的にポジショントークです。

私は本noteを購入していただくことで収入を得られるというのがインセンティブなので、LASIKとICLのどちらかに誘導するメリットがありません。この点が、この有料noteの強みです。

知人の眼科医にインタビューして分かりやすく表を作ったり、日本眼科学会の資料や屈折矯正手術のガイドライン(第8版)を読み込んで作りました。

  • LASIK後とICL後での見え方の比較

  • LASIK後の近視戻り(リバウンド)

  • それぞれの合併症の違い

  • ドライアイのなりやすさの違い

  • 屈折矯正手術の世界的なトレンドと日本の現状

についても言及しています。


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