Drinking Transformation (DX): お酒の飲み方を変革する
ウイスキーを飲み始めたのが2021年3月.きっかけは学生からのプレゼントだった.それから二年半になる.あるときから加速度的・指数関数的にボトルの数が増えて,今では40瓶くらい自宅の小部屋に置いてある.そのためのラックも買った.開封済みのボトルは半分もないと思うが,とにかく,いっぱい買って,いっぱい飲んできた.
このあたりで飲酒方針を変えようと思う.
Drinking Transformation (DX)だ.
そんな決意をしたきっかけは紛れもなく入院(2023/08/30-09/13)だ.入院することになった経緯は別記事に委ねるが,病室での規則正しい生活,時間も量も栄養も管理された食事,そして検査に次ぐ検査の結果.そういう経験を経て,入院と飲酒は無関係ではあるが,長期的視野に立った飲酒戦略の必要性を感じた.
闇雲にウイスキーを飲んでいる場合ではない.そう思った.
ウイスキーを外で飲む機会はほとんどないため,もっぱら自宅で飲んでいる.あと,極希に(ウイスキーの)師匠宅で.
しかし,ただ飲んでいるだけではない.ウイスキーを嗜むようになってから,いっぱい買って,いっぱい飲んできたが,勉強しまくってウイスキー検定2級に(ギリギリだが)合格もした.知識を身に付けることで,より楽しく飲めるようになった.
お酒の検定試験を受けようなどと思ったのは,紛れもなく(ウイスキーの)師匠の影響だ.実力はその足下にも及ばないが...
では,これから飲み方をどう変革するか?
実は,これまでにもお酒の飲み方というか,飲むお酒の種類を変えたことがある.元々,ビール,日本酒,ワインあたりを(要するに何でも)飲んでいたが,糖分を控えようと思い立ち,主に焼酎を飲むようになった.好き嫌いはあるだろうが,焼酎でよければ,そのコスパは高い.蒸留酒だけにアルコール度数が高いので,それほど量を飲まないためだ.しかも,普通の焼酎(黒霧島とか)なら一升瓶(または1800mL紙パック)を買っても2千円でお釣りがくる.そんなわけで,しばらくは芋焼酎を中心に飲んでいた.正月だけ魔王を飲むなどしつつ.ウイスキーに乗り換えるまでは.
今回の飲酒変革(DX)では,お酒の質を上げて,飲む量と回数を減らす.
引き続きウイスキーを中心に飲むつもりだが,健康のことも考えて,飲むお酒の量と回数を減らす.これまでは,たくさん飲むことを想定して,コストパフォーマンスに優れた数千円から1万円くらいまでのボトルを購入していた.
2〜3千円くらいのウイスキーだと,ジョニーウォーカー・ブラックラベル12年,デュワーズ12年あたりが好みだ.4,5千円くらいになると選択肢は増えて,フルーティなグレンモーレンジィ・オリジナル,スモーキーなアードベックTENなど個性的なウイスキーが色々と楽しめる.そして,5千円から1万円のウイスキーだと,バランタイン17年,マッカラン・シェリーオークカスク/ダブルカスク12年など相当美味しいウイスキーがある.
ウイスキーをある程度知っている人なら気付くと思うが,私はスコッチ派だ.自宅にある40ほどのボトルのうち30はスコッチウイスキーで,残りがジャパニーズウイスキーだ.ジャパニーズには,響 Blender's Choice,響 Master's Select,山崎12年,イチローズモルト・ワインウッドリザーブ,津貫2023edition,余市の色違い3種などが含まれる.
話が逸れたが,これまでは数千円から1万円くらいまでのボトルを購入していた.
今回の飲酒変革(DX)では,シングルモルトやブレンドデッドの各ブランドのフラッグシップ的ボトルを買って,じっくりと味わうことにする.
その代わりに,これまで購入してきた概ね1万円以下クラスのウイスキーを買うのは控えることにする.ただ,フラッグシップ的ウイスキーボトルの価格はスカイロケットなので,上限は決めておかないと破産してしまう.そこで,3万円程度を一応の目処としたい.
この新方針を採用する記念に購入した,第一弾のウイスキーが以下の4つになる.
ブレンディッド スコッチウイスキー
Blended Scotch Whiskyバランタイン 30年
Ballantine’s 30 Years Oldシーバスリーガル 25年
CHIVAS REGAL 25 Years Oldジョニーウォーカー ブルーラベル
JOHNNIE WALKER BLUE LABEL
シングルモルト スコッチウイスキー
Single Malt Scotch Whiskyザ・マッカラン レアカスク
The MACALLAN RARE CASK
もう買ったのかよ!しかも4本も!とは自分でも思う.
これらの中では,「ジョニーウォーカー ブルーラベル」が美味しいウイスキーとしてよく飲まれているのではないだろうか.実売価格も4本の中では際立って安い.とは言っても,ジョニ黒が7本買えるくらいはする.
ブレンディッドが多いのはたまたまで,シングルモルトよりもブレンディッドが好きというわけではない.実際,自宅にあるボトルの多くはシングルモルトだ.それでも,ド定番のウイスキーブランドのフラッグシップ的ボトルを試すとなると,バランタイン,シーバスリーガル,ジョニーウォーカーあたりは外せないだろう.
数ある蒸溜所の中からマッカランを選んだのは,好きだからだ.シェリーオークカスク12年とダブルカスク12年をよく飲むので,その上のクラスを飲んでみたかった.ただ,マッカランの貴重なボトルは,オークションで2億円越えで落札された実績があるくらいで,庶民はもちろん,小金持ちの手にも負えない.その点,レアカスクなら手が届く.
以下,それぞれのボトルについて説明しておく.
バランタイン 30年
Ballantine’s 30 Years Old
シーバスリーガル 25年
CHIVAS REGAL 25 Years Old
ジョニーウォーカー ブルーラベル
JOHNNIE WALKER BLUE LABEL
ザ・マッカラン レアカスク
The MACALLAN RARE CASK
それでは,Drinking Transformation (DX)を実行して,さらにウイスキーを楽しむことにしよう.
© 2023 Manabu KANO.